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カテゴリ:レッスン風景
毎年『発表会』で誰かが必ず弾く定番曲として ベートーヴェン作曲「エリーゼのために」がありますが 今年はたまたまなのか この曲を弾く人が『同じ部で2人』出まして 同じ部で同じ曲って、ちょっと複雑かもなあ などと思いつつ、舞台袖で聴いていたのです。 ミレ♯ミレ♯ミシレドラ~で始まるこの曲 出だしの有名な部分は、わりとすぐ弾けても 右手の動きが速い中間の長調部分 左手の連打の上に右手の重奏が出てくる部分 テーマに戻るつなぎとなる右手アルペジオの動き こちらでつまずく生徒さんは 多いです。 こういう部分がある事を知らずに弾き始めて 初めて「この曲、こんな難しい部分もあったの?」 と気付き後悔する生徒さんもいらっしゃるかと。 発表会でこれを弾いた生徒さんも、 それぞれ、『がんばって弾いています』という感じで 大変ほほえましかったのですが どうも ひっかかったのは 【ミの連続オクターブ等からテーマへ戻るくだり】 一人目 『ミミミレ♯ミレ♯ミレ♯ミレ♯ミシレドラ~』 ??聞き違い? いや、何度聴いても「ミレ♯」が一個多い。 続いて二人目 『ミミミレ♯ミレ♯ミシレドラ~』 …こちらは一個少ない… かつて うちのクラスでこれを弾いた生徒さんの1人が このミレ♯ミレ♯の数をなかなか正確につかめなかったもので シミレ♯ミ~のところから 会いたい 会いたい シミレ♯ ミ シミレ♯ ミ 会いたい でも まだ 会えないエリーゼ~ シミレ♯ ミ レ♯ミ レ♯ミ レ♯ミレ♯ミ シレドラ~ と、歌詞をくっ付けて覚えてもらったものでした。 拍子感を持って弾いていれば、「ここでテーマに入らねば!」と 正しい入り場所がわかるはずなので 拍子感って大事だなあと実感させられる曲です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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