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カテゴリ:レッスン風景
生徒さんと音楽をつくりあげていく過程で いつも気をつけているのは 『その生徒さんが自分の音に納得すること』 p(ピアノ)と書いてあるから弱く弾くとか f(フォルテ)と書いてあるから強く弾くではなく そこをpで弾くことで音楽がどう感じられるのか どういうpで弾けば、しっくりくるか その瞬間の音が『ちょうど良い』かどうかを 自分の耳で判断していってほしい。 同じ記号でも、その場面によっては表現が変わります。 例えば、sf(スフォルツァンド)は だいたい『周囲より少し浮き上がる程度』に 目立てばよいのですが 生徒さんにとっては f(フォルテ)の仲間に見えてしまうらしく あまり音を聴かずに 「とりあえず、このぐらい強くしたら目立つよね」と やたらめったら強く弾かれてしまいます。(涙) 先日も、あまりに 『考えないで音を出す』生徒さんがいらしたので あのね、結婚式の二次会パーティーで 『花嫁さんは主役だから、 ちょっとだけ周りより華やかな衣装を着てきてね』 と言われたからといって 小林幸子さんの紅白衣装(というか舞台装置) で行ったら、引かれるでしょう。 と 懇々とさとしましたが 後で たとえ結婚式でも披露宴でもやっぱり引かれるであろう と気付きました。 しまった、例えが極端だった。 生徒さんは納得していたけれども。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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