ＭＹ研究所

学生さんは夏休みまっただ中、
生徒さん達も　ほどよく　ゆるゆるしてきています。

まあ、ただでさえ暑い大阪です。
気温が高い上に湿度も高く
そして風が無いという
集中力をこれでもかと削いでくれる気候ですから

冷房の効いた教室に来ると
集中力が一気に上がって
レッスンは　わりと良い感じに進むのですが
翌週までの間にまたゆるんでしまう、という状態。

お盆休み明けが少々恐ろしいです。



ところで
曲には題名が付いたものがあり
そのタイトルに季節感が有る場合がありますね。

チャイコフスキーの「四季」というピアノ作品は
その名の通り、１月に一曲ずつ作曲されておりまして
１２ヶ月分、１２曲がセットになった曲集です。

１月が「炉端で」、２月が「謝肉祭」
５月はそのまま「五月の夜」ですし
８月は「とり入れ」１０月は「秋の歌」
１１月で「トロイカ」となり
１２月はまさに「クリスマス」です。

もっとも、この曲集は　結構難しいため
「１ヶ月に一曲」ペースで進める生徒さんは
そうそういらっしゃいませんので
発表会あるいはコンクールの時に
この中の１曲を弾いてみましょうか、という使い方が多いです。

すると、この中の曲に取り組み始めて
暗譜で仕上げるところまで
だいたい３～４ヶ月と考えますと
時期的に合わないタイトルが出てきます。

舞台に上がるのが１０月くらいならば
「五月の夜」は　どうにもしっくり来ない。
舞台が１月ですと
「クリスマス」はかなりずれた感じがしてしまいます。
良い曲なのになー、と思っても
プログラムに載った時の事を考えると
浮いた感じがするのはまずいかなあ、と思うのです。

（こういうのを全く気にせず
　11月に「五月」の曲で参加させる先生もいらっしゃいますが）

で
秋～冬に舞台に上がる生徒さんに
寒い時期へ向かうから、と
1月「炉端で」を弾いていただいていますが
現在　大阪は　これでもかという猛暑の中。

これはこれで　季節感が…
最終的に、仕上がる時期にはぴったりなはずなのですが

ごめんねー
冬をイメージして弾いてねー
とレッスンしております。