ＭＹ研究所

一度　疑問に思ってしまうと
調べずにはおられません。

というわけで
ショパンの恋人（ジョルジュ・サンドという女性）が
飼っていた犬は何だったか、調査開始。

…とはいうものの
どこを調べたらわかるのでしょうね、こんな事。

今はインターネットで検索すれば
ある程度の情報は集まりますが
やはりそれも限度があります。

犬の名前はわかるものの
（当時　マルキ　ディブ　など４匹くらい飼われていたらしい）
それは図書館へ行ってショパンの書簡を見てもわかりますし。

仕方がない、では　せめて
この中のどれか
というくらいに　しぼれるだけしぼってみましょう。

品種改良によって生まれた犬種については
ショパンの生きている時代にまだいない事がわかれば
対象外とできます。

というわけで　まず図書館へ行き
動物・飼育関係のコーナーで調査。

生徒さんが挙げた「チワワ」は
種類としては古いもののメキシコ原産で、
アメリカに広がったのが1800年代後半らしいため
ショパンの時代にヨーロッパでペットとされていた可能性は低く
これは無し。

同様に　
シベリアン・ハスキー（よく知られるようになったのは20世紀頭）
ミニチュア・シュナウザー（19世紀末誕生）
ボストン・テリア（1880年代）
シーズー（ヨーロッパに渡ったのは1930年）
コリー（牧羊犬としては古くからいたが、
　　　　ペットとして飼われはじめた記録は1860年代くらいから）
ドーベルマン　（19世紀末。まあ、イメージ的にも無しだと思います）
ボルゾイ　（犬種としては1800年くらいから。
　　　　　　ロシアでは貴族のみに飼うことを許されていたらしく
　　　　　　一般的に飼えない犬種だったと思われます）

と、消去法で　これらは×という事に。