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カテゴリ:レッスン風景
レッスンで使っているテキストの1つ
『ピアノスタディ』 NEWピアノスタディ として改訂されてだいぶ経ちますが つくづく 使いやすくなったなあと思います。 この3巻に進んで間もないIくん ロシア民謡の『コロブチカ』を弾いています。 ニ短調導入ということで 調号のシ♭に注意する事 主要三和音(1度 4度 属7)を確認して始めましたが ニ短調、というのは 基本のポジションが レミファソラ の5音になるので ハ長調のポジション(ドレミファソ)に慣れている生徒さんにとっては 「いつものポジションと1音ずれている」 という状況が どうにも難しいらしいのですね。 ゆえに 音符が読めていても ミを見ると 3の指が反応してファの音を、 ファを見ると 右手は4の指が反応してしまいソの音を弾いてしまう という事が起こります。 その前に弾いている音から 上がるか下がるか、 となりの音か、ひとつ飛ばしの音か、考えてみてごらん と アドバイスすると 原因に気付くようですが Iくん、わかっていても 慣れからなかなか脱却できず 気の短いIくん とうとう怒って 「コロブチカだから 指が転ぶんや!」 いや、このタイトル ロシア語だから。 日本語の「転ぶ」とは何の関係もないと思います。 というか、どんなタイトルの曲であれ転ばないで。 それはさておき じゃあ、コロブチカってどういう意味なんだ、という話になり これは私の宿題という事で調べてまいりました。 もとは「コロベイニキ(行商人)」という名前の曲で 「コロブチカ(行商の荷物・箱)」は通称 行商人の若者と客の村娘とのやり取りから始まる 歌詞が付いているようです。 元の詩を作っのは ニコライ・アレクセヴィッチ・ネクラーソフさんだとか 歌詞の内容だとかは いろいろわかりましたが わかった事を全部教えると また脱線するのが目に見えておりますので (Iくんのことだから 絶対ネクラーソフの名前で 『根暗』のダジャレに突っ走る) これらは 内緒。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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