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カテゴリ:先生の日常
2月も残すところ5日
昨年の今ごろはピアノ発表会最終日で 「この状況で中止になるか?できるのか?」 と ハラハラしながら開催したものですが 今年は発表会は中止となりまして すごく暇です(嬉しくない)。 昨年3月からの緊急事態宣言以降 イベントというイベントが全て中止 なんだかんだで仕事も減ってしまいましたので 「自分の練習時間が取れる」と前向きに考えて 現在 弾き始めたのが J.S.Bachの『ゴルトベルク変奏曲』。 バッハが不眠症の伯爵のために作曲した などという逸話で有名な作品ですが (ゴルトベルクは伯爵おかかえのチェンバロ奏者の名前) 「変奏曲」とありますように テーマとなるアリアを筆頭に 30の変奏曲が続き 最後に再びテーマのアリアでしめられます。 テーマのアリアはわずか32小節ですので 変奏も1曲1曲は さほど長くなく ちょっとずつ空き時間に練習するのにちょうど良いのですが 学生時代、音大でこれが演奏されるのは聴いたことがありません。 なにしろ「変奏曲」ですので やるなら全曲弾くべきなのでしょうが 30曲もあると、1曲が短くとも本1冊分 リピート省略しても30分越え(リピートしたら1時間以上) 実技試験には不向きです。 (発表会も無理ですね。これを全曲弾いたらヒンシュクを買う) 「不眠症」ウンヌンの話は 作り話でしょうけれど そんな逸話が作られるのも無理はないかもくらいには思える 穏やかで地味に長い曲です。 知っているけれど 弾かれることは稀というこの作品 コロナがなかったら 弾かなかったかもしれないな と思いながら ぼちぼち、練習を進めております。 まとまったら、お師匠さまレッスンしてくれるだろうか と少々不安。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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