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我が家は創業してかれこれ65年。
私が後を継いで10年。 とにかくここまでこれたのは奇跡的ともいえるお客様との出会いが全て。 私が中学校3年の頃、倒産の危機に瀕しておりました。 そこを救ってくれたのが札幌市に拠点をおいているとある生協です。 ここは月単位で注文をくれます。 おかげさまでどれだけ月に卵が必要かがわかりますので生産調整がとてもしやすい。 卵の出荷が確定しているのでそれに合わせてどんどん新鮮な卵を出荷できます。 我が家では新しい卵から出荷、販売するスタイル。 当然余ったものも出てきますがこれはこれで全て引き取り先があるのが幸せ。 普通はこれが処分できなくてロスとなりその分を通常の卵のコストに上乗せしますからよいものを作ろうとしたときの足かせになります。 でも、でも、おかげさまで我が家の卵のロスは0.1%程度。 卵はあまりません。 さらによいことにこの生協は卵をとりにきてくれます。おかげさまで生産に集中できるというメリット満開。 容器もコンテナによるリユース。 パックも回収してリユース。 目に見えない包装費という経費も最低限に抑えてくれています。 とにかく、生産者にとってありがたい仕組みになっています。 おかげさまで昔ながらの味を持つ卵を作り続けることができております。 このようなすばらしい取引先はこの先出会うことはまずありません。 この出会いに感謝しますm(--)m それと、忘れてはならないお客様がもう一軒。 ちまたで有名な都市の名前をなぞった某ブランド。 チーズケーキで有名ですが名前はまたまた伏せておきますね。 ここは創業当時から続いておりますので15年ほどになります。 今でこそ、名が通っていますがここがすごいのは一貫して原料にこだわってきた点です。 売れる前から社長のコンセプトが明快でして我が家に来たときもよく言っていました。 良い素材を使えば当然美味しいものができる。原料が多少高くてもお客様に支持され続けるためには良いものを使い続けるのが一番。 そのためにもよいものを作る生産者の方は大切にしないといけない。 だから、良いものをつくり続けて下さい。 卵はこちらで引き受けますから! そうおっしゃっていたのが今でも鮮明に覚えております。 ここではお菓子に使用するので殻をとって中身だけ袋に入れて出荷しています。 おかげさまで箱代が通常よりもかかりません。 卵って殻つきで輸送すると空気を7割運んでいるといわれておりますのでこれはでかい。 中身だけ必要なので農場としてはとにかく良い卵を作りどんどん割って出荷します。 サイズは関係なく使用できるのでとてもありがたい。 こうして、我が家の生産した卵は最初に某生協に出荷し、地元の皆さんの分を除くと残りは全て某ブランドに割って出荷してしまいます。 このようなバランスのとれた顧客を持っているだけで奇跡。 本当にありがたいことです。 おかげさまでよい卵をつくるべく新たなチャレンジを日々できるのはとてもやりがいがあります。 いつの日か恩返しできる日を夢見てこれからも支えてくれる皆さんにお役にたてるように努力していく所存でございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月23日 10時03分15秒
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