テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9165)
カテゴリ:日常
昨日、仕事場で、切ない出来事がありました。
切ないというか、私自身悲しくて、つらい気持ちになっちゃいました。 昨日、日記がかけなかったので 今日は、朝から日記を書いみましたのでよかったら読んでくださいね。 さて、私は、病院に勤めています。 看護師さんでも、お医者さんでもありません。 ただの病棟での事務のお姉さん(おばさん?)なんですが、 私の配属の病棟は実は、赤ちゃん病棟・・・。 ちょっとだけ、ちいちゃく生まれてきちゃったベビーちゃんが 入院している病棟なんです。 そこでの出来事です。 今まで、こんな場面は、何度も立ち会ってはいますが、 今回は特別な思いがこみ上げてきちゃいました。 日記で書くことじゃないのかもしれませんが・・・・。 昨日ひとりのベビーちゃんが天国に旅立ちました。。 ちいちゃく生まれても一生懸命生きようとして、 頑張っていた、赤ちゃん。 主治医のドクターも出来る限り最善を尽くしましたがこの甲斐もなく・・。 赤ちゃんが天国に旅立つ瞬間を見るのは、誰でも悲しいです。 でも、看護婦さんや、ドクターは毅然とした態度で 赤ちゃんを見送らなければなりません。 泣き崩れるごご両親を目の前にしても・・・。 そんな場面になんどもでくわす度に私は、ひっそり、その瞬間を 見ながら、涙ぐんだり、泣きそうになったりしたことはあります。 (見ないようにしてますが、ワンフロアーで仕事してるので見えちゃうんです) 事務の私がワンワン泣いていたら変でしょう??だから、ひっそりこらえてたり。 こんなとき、ご両親がどれほどつらい思いをしたかなんて、経験してみないと わからないのかもしれません。 自分の赤ちゃんが死んじゃうなんて、考えもしなかったでしょうに・・・。 辛い、悲しい時間が流れていきます。 私は、この出来事全部見たわけではありません。 (最終的な場面はカーテンでさえぎられてしまいますので、当然見れなくなります) 詳しいことは分かりませんが、そんなことがあって、 暫くして、病棟が落ち着いた頃、 私のところに、主治医だった女医のドクターがやってきました。 今回の件について、いろいろと話してくれました。看護婦さんにはいえないことが 沢山あるらしく・・・。事務員の私に話したかったって言いながら・。 このドクターとはかれこれ5年くらいの長い付き合いではありますが、 こんな風に私のところに来て、話をするなんてことは 初めてでした。普段のたわいもない話はよくしてますよ。 先生のお話の一部ですが、 今回の自分の医療にすこしだけ、後悔というか、 もっとこうしていたら、状態が違っていたのかもしれない、とか そんな話を長々と・・・。 すごく赤ちゃんが泣いてるときに看護師さんから泣きすぎて苦しそうにしてるので っと報告があっても、赤ちゃんは泣くのが仕事なんだからって言って、様子を見たり。。でもあの時、お薬でゆっくり眠らせてあげたら、心臓への負担が少なかったんじゃないかな~って・・。 (健康な赤ちゃんは泣くことで肺も鍛えられて元気に育つ。でもちっちゃいあかちゃんは心臓に負担がかかりすぎるみたい。。まだ臓器が未熟だから・・) 私は黙って聞いていました。 そう、先生は泣きながら話していたんです。涙いっぱい流して。 目を真っ赤にして・・・。 それを見て、私ももらい泣きしちゃいましたが・・・。 いつも毅然としている先生だったので驚きと あーー、やっぱりお医者さんも人間なんだってホッとしたというか・・。 泣いちゃいけないって思うけど、今回に関しては耐えられないと。 うーーーん、先生もこの子に関しては特別ないろんな思いがあったんだなーって 思いました。 一番つらかったその先生からの話は・・・ その天国にいっちゃったあかちゃんには、おにいちゃんがいたそうで、 危篤になった時、病院におにいちゃんもかけつけたんです。 でも、病棟の中には子供は入れないし、見ることもできないんです。 でも、おにいちゃんがじぶんの妹を抱っこしたい!って両親に訴えてきたっと両親が言ってきたと・・。。 このあかちゃんは、ずっと保育器の中で、生き、ご両親も一度も抱っこしたこと なかったそうです。(外に出せない状態) でも、もう、最後ってそのおにいちゃんも察したのでしょう。 でも、だっこすると、その赤ちゃんの心拍は、止まってしまうかもしれないという 危機的状態だったのです。 抱っこ終わったら、死んでるかもしれませんよ。って先生はご両親に 言ったそうです。 ご両親はそれでも、いい!とはっきり言ったそうです。 せめて、抱っこしたい、おにいちゃんにも抱っこさせたいって 思ったんでしょうね。。。私だったらどうだろう? 結局先生は、保育器から出して、抱っこさせることを決断。。。したんです。 しかし、この危機的状態で、ご両親、お兄ちゃんに抱っこされて、もしもって気持ちはもちろんあったけど、私はそう決断したと(他の先生は大反対だったそう!) でも、ちゃんとご両親も、おにいちゃんも、初めて可愛いわが子をこの胸に抱くことができたんです。おにいちゃんも可愛い自分の兄弟を抱けたんです。 幸せの一時だったのでしょう・・。 しかし・・その後、間もなく、天国へ・・・。 先生の気持ちもとっても複雑でしてした。 先生にかける良い言葉や、気の利いた言葉は捜してもみつかりませんでした。 でも、先生が私の気持ち聞いてくれてありがとう! って最後に泣き顔(に笑顔)で言ってくれました。 なんだか、話してすこし、気分が楽になったって・・。 よかったーーーって私もすこし、ほっとしました。。 長い日記になってしまいましたが、 最後まで読んでくださってありがとうございます。 赤ちゃんを授かるということはとても幸せなこと。 でも、その赤ちゃんが天国に行ってしまうなんて。。。 辛すぎます。 でも、だれも、そんなこと考えて赤ちゃん授かる人はいないと思うし。 やっぱり、どんなことがあっても自分の子供は愛おしく、可愛いのだと。 あーーー、私にも赤ちゃんが授かりますように・・。 皆様にも。。 今日も、さるぼぼちゃんを見つめている私です。 END 【追記】 今日私が書いた日記をたくさんの方々が読んでくださり、 共感して頂いたり、励ましていただいたり、ほんとうにありがとうございました。 辛い経験ではありましたが、また明日からお仕事頑張ります。 また、病院で、皆様に伝えたい出来事がありましたら、 また日記に綴っていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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