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2018.03.19
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カテゴリ:旅行・おでかけ
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                             織田信長も、躍り出た
                       と伝えられている
                            近江八幡左義長まつり

立派な左義長が
ずらっと並ぶさまは
こちら
下矢印
平成30年左義長まつり

動画はこちら右矢印 ​近江八幡左義長まつり
左義長のダシには
食べ物が使われているそうです

観光案内所で頂いたリーフレットにこのように書かれていました。
左義長の制作
左義長は松明、ダシ、十二月(赤紙)の3つの部分を一本にし、前後に棒を通し、つり縄で括り固め神輿のように担ぐように創りあげます(これ全体を左義長と呼びます)
 町内の人々の手作りにより、約2カ月間かけてその年の干支に因んだ物を主としテーマを決めて制作されますが、この素材が、穀物(大豆、小豆、胡麻 等)や海産物(鰹節、昆布、するめ、干魚 等)などの食物を使って、その素材の色を活かして作り上げるのが大きな特徴です。

ダシ(左義長)には、1~13の番号、町名など書かれていました

では、一基一基写真と共にご紹介いたしましょう

一番 町名 池田町
命題 禍福無門
~災難や幸せは自ら作り出すもの~
材料 麻、椎茸、するめ、エイヒレ、とろろ昆布、梅、ひじき、海苔、フカヒレ、ハルサメ、黒米
近江八幡左義長まつりは、二日目クライマックスで奉火されるのですが・・
火祭りの時間は、おいしそうな匂いが日牟禮八幡宮前に漂いそうですねっ^^

戊戌は草木が枯れる事を表し滅亡を意味した縁起の悪い年とされているが、その後の繁栄をも示し、変化が訪れるとされている。里見家を守り抜いた里見八犬伝の犬士に、古来より厄除けを意味する赤色の数珠球と霊玉を纏わせ、家内の変化や滅亡を起こさぬよう、益々の繁栄と家内安全を祈願し、奉納いたします。

この花は、フカヒレかなっ?  上矢印
赤い色は梅で色を付けているのでしょうか?
作っている所を見てみたいですねー

二番 町名 紫竹会(しちくかい)
命題 Peace of one
材料 友白髪、黒豆、秘伝豆、小豆、一味、青海苔、フカヒレ、水引、干瓢


紀州犬
昨年は様々な情勢不安から不安定な世の中でありました。十二稜鏡文鎮は苦難に動じず平静を保つ、十八枚の花弁が大輪を咲かす様は、物事が成就し大成する縁起物とされ、干支は気高い気質と勇猛さを持つ近畿を代表する紀州犬としました。戌年、困難に動じず立ち向かい、世の中が平和であるよう願い奉納いたします。

3月17日13時 左義長ダシコンクールの審査中 ちょっと一休み

左義長を担いでいるのは、子供達

こんなかわいいワンコです
二番  紫竹会(しちくかい)の子供達
左義長は13基ですが、17基あったのは子供たちのダシがこちらを含め4基あったのですね


三番 町名 第十一区
命題 犬(堅)忍質直 けんにんしつちょく
材料 黒豆、小豆、白小豆、緑豆、桜えび、クコの実、ポップコーン、麦、田作り、タピオカ、白板昆布、干瓢、干しブドウ、青海苔、もち米、赤寒天、パスタ、友白髪、紫芋、ガム等

風に耐え力強く飛ぶ和凧である「巴凧」「連凧」を制作し、鮮やかな絵柄や飛揚を競う姿を世の中の流れに表現しました。ムシには勇敢大胆かつ忠実な気性で人々の心を魅了してきた「土佐闘犬」を制作しました。連凧に印す四字は元横綱「若貴」の口上であり、凧と犬の耐え忍び実直なイメージを重ねています。「凧」の如く世の運気が空高く上昇し、「犬」の如く真っ直ぐに時代を切り開くことを、祈願します。



四番 町名 本町
命題 主役のイヌ間に鬼退治
材料 鰹節、海苔、削り鯖、堅口煮干し、青ざらめ、ココナッツパウダー、唐辛子、茶葉、青さ粉、焼きビーフン、赤こんにゃく、干瓢、棒寒天、ガム、するめ、人参、友白髪

三年の年月を経て、申、酉、戌が勢ぞろいし、鬼退治に向かう様を描写しました。
たとえ主人公が居なくても、各々が持ち寄った矢を以て、また、これら"三本の矢"の様に、より一層強く結ばれた絆と結束力の下、鬼(災い)に立ち向かっていく勇姿とともに、今年一年の無地息災を祈願し、奉納します。


五番 町名 宮内町 みやうちちょう
命題 花魁莟八総 はなのあにつぼみのやつふさ
~南総里見八犬伝より~
材料 唐辛子、寒天、海苔、人工フカヒレ、ザラメ砂糖、鮑(貝柱)、剣先するめ、青海苔、味甚粉、乾燥パン粉、トウモロコシ、バナナチョコ、綿花、黄麻(ジュート)、水引

功勲の犬八房と共に籠窟し、八犬士を後の世に宿して天昇した伏姫。その眼差しは自愛に満ち、その祈りは菊花流水の如く万物を浄化救済したと伝えられます。吹輪髷の黒髪を彩る鼓の髪飾りには犬士の象徴たる牡丹があしらわれ、安寧と繁栄を願う祈り声と鼓の音色は天翔ける八房と共に、扇が巻き起こす春風に乗り四囲に木霊します。


六番 町名 新町通り
命題 犬姫
~犬と娘の美しき物語~
材料 寒天、みじん粉、唐辛子、パセリ、フカヒレ、椎茸、コーンフレーク、ソーセージ、春雨、抹茶、アーモンド、干瓢

昔、ある山奥に子の無い夫婦が居りました。山犬様にお願いをすると、二人の娘に恵まれた。しかし、妻に先立たれ困った夫は山犬様に願い、乳を分けて貰い、代わりに娘を嫁にやる約束をした。岐阜県の昔話、姫とその母犬の"赤"の愛情をつまみ細工の簪に見立て、山犬を配して、その美しき物語を表現した。



七番 町名 仲屋町 すわいちょう ​珍しい読み方ですね​
命題 美と和の伝承
~stay hungry,stay foolish 2018~
材料 するめ、高野豆腐、エイヒレ、ライスペーパー、麩、焼きタラ、黒にんにく、アボガド、干し柿、ピーナッツ、友白髪

職人のセンスによって一味も二味も雰囲気の異なる作品に仕上がる「寄木細工」。釘を使用しないで木を組み付ける繊細な木工技術「組子」。いずれも、職人達の伝統を守る心と情熱により、何世代にもわたり現代まで引き継がれてきた。この左義長祭りも末永く子孫代々受けついでいけるよう祈りを込め、干支の戌を配し奉納する。

犬の後ろにある、組子細工の美しさに魅了されたダシでした。太陽に背を向けて写真を撮ると、組子細工が上手く写らなかったので、逆光で写真を撮ってみました。



八組 町名 為心町 いしんちょう
命題 羽犬伝説 はいぬでんせつ
~太閤秀吉の天下取り~
材料 友白髪、するめ、ミルキー、乾燥フカヒレ、干瓢、玉葱、鱈シート、梅シート、ラグラス、コーンパウダー等

秀吉にまつわる伝承の中に『羽犬伝説』があります。今年のダシは、この羽犬伝説の犬を秀吉自身に見立て、金杯に桜、秀吉縁の縁起物の六瓢箪を据え、信長の草履取りから始まり、遂には天下統一を成し遂げ、晩年は醍醐の花見を催す等、戦国の世を類い稀な機転と行動力で駆け昇り、栄華を極めた天下人秀吉を表現しました。



九組 町名 第一区
命題 捲土重来 けんどちょうらい
材料 黒豆、海苔、麻、フカヒレ、するめ、寒天、干瓢等

戦国時代、多くの武将が相撲を愛好していました。中でも織田信長の相撲好きは有名な話で「信長公記」にも記されているほどです。
昨今、不祥事が相次ぎ暗い話題が多くなっている相撲界ですが今後の明るい未来を提灯のあかりで照らし国技である「相撲」が再び活気づく事を願い奉納します。


9番 十一区の子供のダシ

かわいらしい子供たちが掛け声とともにダシを担いでいました



十番 町名 第二区
命題 福呼(復興)犬
材料 黒豆、クコの実、タピオカ、あられ、するめ、かぼちゃの種、海苔、みじんこ、とうもろこし、友白髪、寒天、梅シート、のし鱈

ここ数年、地震や津波、火山の噴火や土砂災害等により、多くの人々が被害に遭っている。その復興も未だ完全復旧にいたっていません。少しでも早く被災者が平穏な生活に戻れることを願い第二区では平和や円満を意味する七宝つなぎの文様を背景に春のおとずれを感じさせる梅の透かし鍔と干支の犬(柴犬)を配し奉納いたします。





十一番 町名 十區会
命題 弥生城下の宴
材料 えび、昆布、ひじき、友白髪、マジパン

織田信長がその昔、豪華絢爛な安土城を築城し、その城下で民が宴をしている様子を想い浮かべ、盃に安土城を描きました。我々、十区会も今年一年、笑顔で健やかに暮らしていけるよう願いを込め奉納致します。


十二番 町名 魚屋町 うわいちょう 地名難しいですね
命題 継往開来 けいおうかいらい
材料 一味唐辛子、青海苔、人口フカヒレ、紫芋、パン粉、麻、干し椎茸、ドライフルーツ、粉糖、するめ

西郷隆盛率いる薩摩藩は統幕への資金を得るため、薩摩焼の技法を駆使した薩摩ボタンを輸出し、今の日本の礎を築きました。江戸から明治へと移り行く光景は、成熟期を終え、次の世代に生命(いのち)を繋ぐといわれる戌年と重なります。魚屋町(うわいちょう)は、この柴犬と薩摩ボタンに、この世界が素晴らしい未来へと紡がれるよう祈願し奉納します。



十三番 町名 参和会 さんわかい
命題 天狗
材料 春雨、昆布、焼き海苔、微塵粉、干瓢、梅シート、小豆、紫芋、かぼちゃフレーク、道明寺粉、田作り、アオサ、一味、黒豆、などなど

天狗と言うと、一般的に赤い顔で鼻が高い印象ですが、天の狗(いぬ)と書くだけあって、古来日本では流星が大気圏を突破する際に轟音を発する天体現象や雷の音を「これは天狗である。天狗の吠える声が雷に似ているだけだ」と言ったという。結局、この天狗観は日本に根付くことはなく、再び登場した天狗は妖怪と化し、語られるようになる。

以上13基の左義長ダシ説明は、JR近江八幡駅にある観光協会で頂いたリーフレットに書かれていました。
一生懸命転記いたしましたが、誤字脱字等多々あるかと思います。ご了承くださいませ。

この天狗のダシを見たとき、雷様を表現していると思っていました。制作の意図の説明を見て、こんな いわれがあったと知ることが出来ました。 13地区の町の方々が思いを込めて作られていたことを知ることもできました。また機会がありましたら、そんな思いも感じながら左義長まつりに行ってみたいと思いました。


13番 参和会の子供たちのダシ



参和会の町の子供たちの名前でしょうねー

ハッピもそれぞれ特徴があり、楽しめました

3月17日13時から左義長宮入が始まりますが、12時半頃から町内を回って来たダシがぞくぞく集まってきて、まっせまっせの掛け声とともに、ぐるぐる回転します。
そのあと、奉納されるダシが一同に会し
14時から下の地図の青い線が書かれた通りを渡御します。

下矢印八幡掘り   13時15分頃、正面の白雲館前には、鳥居を潜り抜けてくる左義長ダシをカメラに収めようとカメラマンたちが集まっていました。(渡御は14時から) 下矢印

上矢印ガイド特別ツアー    横断歩道前の安全人形上矢印
周辺は自動車進入禁止 

上矢印近江八幡カラーマンホール こちらは平面のマンホールですが、彫りのあるカラーマンホールもあります
JR近江八幡駅 赤いのぼりには 左義長まつりの文字上矢印
路線バス内より撮影

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sozai-p.jpg

プレートby schocolatさん





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Last updated  2018.03.19 15:25:38
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