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●唐辛子でやせる?
日本人と韓国人の若い女性を比較すると、毎日唐辛子を食べている韓国人のほうが2・7キロも脂肪が少ないことがわかりました。なぜ唐辛子でやせるのか。それは辛味成分カプサイシンの働きだと考えられています。 カプサイシンの辛さは脂肪をエネルギーとして消費するのを促進します。マウスの実験では、カプサイシンを投与したマウスの方が倍のスタミナを発揮しました。それだけすばやく脂肪がエネルギーに転換されたということを示します。 カプサイシンでは皮下脂肪はほとんど減りませんが、内臓脂肪は顕著に減ることがわかっています。 ところが韓国人女性に10日間唐辛子抜きの食事をさせてみると、かえって彼女たちは1キロ近くやせてしまいました。これはなぜなのか。 実はカプサイシンにはもう一つの働きがあります。それは食欲を増進させるということ。韓国人は日本人の1・5倍も食事を食べるといいますが、それはカプサイシンの働きでもあったのです。 いくら脂肪を減らす働きがあっても、その分たくさん食べていたら、そう簡単にはやせられないでしょうね。 同じことがワインについても言えます。ワインは他のお酒に比べて低カロリーなので、最近のポリフェノールのブームも手伝って、ワインでやせられるのではないかと話題になっています。 ところがこのワインに含まれるタンニン、これが口をさっぱりさせてくれまして、その分食が進んでしまうのです。食べ過ぎてしまえば、いかに低カロリーであってもムダ。ダイエットにはなりません。 ●食事でやせることの難しさ こうやって見てみると、何か一部の食べ物に頼ってやせようとすることが、いかに難しいかがわかります。脂肪を消費してやせられるのかと思ったら、食べ過ぎになって結局意味がなかったり、もうさんざん。これを「食べ物の二面性」と呼びます。 単品の食べ物はダイエットにとってプラス面とマイナス面を持っており、何か特定の食品だけに頼ることはできません。 鈴木その子さんを始め特殊なダイエット法で有名な方が何人も早死にしていることを考えても、偏食によってダイエットをしようというのは大変危険だと考えてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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