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ビタミンCやベータカロチンといったサプリメントはもう知らない人がいないくらい有名になりました。景気が悪くなっても健康づくりへの関心は高く、栄養サプリメントはちょっとしたブームになっています。
その中でも最近特に注目を集めているのがコエンザイムQ10(ユビキノン)です。なにしろ一昨年4月までは要指示薬扱いで薬局で販売されていたものですから、その効果は絶大。「健康維持のほか、心臓病やパーキンソン病、歯周病の特効薬として知られていた。多くのオリンピック選手や有名スポーツ選手が体力アップのために愛用していることでも有名でした」(すこやか食品深山社長) かつて三石先生は著書の中でコエンザイムQ10が指示薬扱いなのを嘆いていました。「ほかの多くのビタミンが、一般市民の手にはいるのに反し、コエンザイムQは、医師の指示がなくては買えない。しかもなお、その過剰を心配する根拠が一つもないとすると、その措置の理解に苦しむのは、私だけではあるまい」(三石巌全業績15『DNAとメガビタミン』より) コエンザイムQ10とは、身体のあらゆる細胞で生きるために必要なエネルギーを作るために必要な、大変重要な栄養素です。若い内は体内で合成できるのですが、年をとるにつれて合成能力が落ちてきます。特に心臓の減少が激しく、20才と比べると80才では半分しか合成していないことがわかっています。 心臓でエネルギーが作れないから不整脈や狭心症、うっ血性心不全が起きてしまう。「心臓病患者の75%がコエンザイムQ10不足。コエンザイムQ10投与で7割の人が症状改善」(テキサス大学)というのも心臓の合成能力低下が原因です。 活性酸素の除去にも大きな働きを担っています。ビタミンの飲み合わせで、大量のビタミンCを飲むときにはビタミンEを一緒に飲んだ方が良いとか、ビタミンCはビタミンEの活性酸素除去機能を高めてくれるとか言われていますが、あれはコエンザイムQ10がサプリメントとして手に入らなかったときの話。 ビタミンEの働きをビタミンCよりもずっと高めてくれるのがコエンザイムQ10なのです。その他ビタミンAとかビタミンKなどの脂溶性ビタミンの効果も同様に高めるといわれます。 コエンザイムQ10が効力を発揮する病気には他にもたくさんあります。ナトリウムの排出作用で高血圧や動脈硬化が改善、コレステロール低下剤(メバロチン)の副作用を抑える、糖尿病患者の血中ケトン体濃度を抑える、抗がん剤アドレアマイシンの脱毛や吐き気などの副作用を抑える、コエンザイムQ10の不足が筋ジストロフィーにつながる、肥満が解消するなど、その効果は多岐に渡っています。 コエンザイムQ10は最近多くのメーカーが発売していますので、一度ご自分でも試してみたらいかがでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003年04月06日 21時04分40秒
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