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2ヶ月ぶりの日記となりました。
皆さんおひさしぶり!! 今日から健康・美容にかかわらず、たまいちが日々考えたことを書いていくことにしました。どうしてもテーマを絞ると仕入れが必要になって、仕事で忙しくなると書けなくなっちゃうんです。もちろんこれからも健康・美容関係の情報は随時(少なくともこれまで以上の頻度で)提供していきますので、どうぞ楽しみにしていてください。 さてさて、それでは今日思ったことを・・・ 僕は経営者の仲間といろいろなセミナーに参加しています。その中で「マスト思考」というのを学びました。 MUST=絶対に つまり何かをやろうと思ったとき、「できればやりたい」「うまくいったらいいな」ではなく、「絶対にやるんだ」「死んでもやるんだ」と決断してやること。それが成功者の秘訣だというのです。これはとっても素晴らしいメソッドだと思います。現に僕もこのマスト思考でいくつもの業績を挙げてきました。 ところがマスト思考には落とし穴があります。絶対にやろうと決断した目標が、本当に自分の目的に適ったものかどうかという点。もしも間違った目標をマスト思考でやりとげようとしたとき、もしくはやり遂げてしまったとき、大きな反作用、大変な問題が起きてしまうことがあります。 一つの例をあげましょう。 ランチェスターの法則の話でよく出てくる名前に陶山訥庵という方がいます。彼は対馬藩の大臣で、自給自足を目指した農地改革を行ったのですが、最大の敵がせっかくの農作物を人が食べる前に食べるのが8万頭もいた猪たち。 殲猪令を出し、冬から春にかけての農閑期に島内の農民を総動員して、猪狩りを実施。島を9分割し、境界を土の壁、さらに仕切垣を作って猪を追いつめ、鉄砲でズドン。1年に一区画ということで、9年かけて8万頭あまりの猪を撲滅したんです。 これはランチェスターの法則からいうと、地域戦略の成功例といえましょう。 ところが後日談があります。 それまでは農作物が猪の攻撃に耐えられるような太さになるよう、栽培したあと十分な休閑期間を取っていたんです。ところが猪がいなくなって休閑期間を短縮すると、耕作期間が長くなり、地力の低下で収量ダウン。森が減ったので、雨が降ると洪水、土砂崩れ等々。猪が居なくなってから20年後には、最悪の事態になったそうです。 つまり、猪を撲滅するという戦術目標はマスト思考で実現できたのですが、本当の戦略目標である自給自足の実現からは、むしろ遠ざかってしまったかも?? ベストセラーになった『7つの習慣』という本には、はしごの掛け違えという話が載っています。いかに一所懸命はしごを上ったとしても、間違った場所にはしごを掛けてしまったら、決して目的地に到着することはできない。 これは健康でも、そして経営でもよくあることのように、感じます。 ある健康法を学び、それをマスト思考で徹底的にやるのはいい。でもある程度がんばったら、一歩離れて自分を見つめることが重要です。 ・自分の状態は本当に良いのか ・むしろ悪くなった部分もあるのではないか ・どの部分が自分に合っていて、自分に合わない部分はどこか 特に健康法の分野では、かつてもてはやされた健康法が、しばらくたつとむしろ有害であることが判明することがよくあります。たとえばリノール酸信仰。リノール酸はコレステロールを減少させるともてはやされましたが、今ではリノール酸の過多は善玉コレステロールと呼ばれるHDLまでも減少させたり、アレルギーやアトピーを誘発する可能性がわかってきています。 物事には反作用があります。 例えば抗がん剤。抗がん剤はある程度強くないと効果がありませんが、抗がん剤には副作用もあります。一つの種類の抗がん剤を多くすると、その副作用も強くなってくる。そこでいくつか副作用の違う薬を組み合わせると、副作用が分散し、全体として抗がん剤をたくさん投与することができる。 健康法も同じではないでしょうか。今わかっている健康法にはもちろんメリットがあります。でも効果がある健康法であればあるほど大きなデメリットがある可能性を否定できません。だから一つにこだわらないこと。良いものをいくつか組み合わせて、自分なりに取り入れていくことが大切だと思います。 本当はこの話は、自分の会社や、ある会社の戦略をみながら考えたことなんですが、性分ですね。どうしても健康に結び付けてしまいました。というわけで経営の話はまた後日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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