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僕は出し惜しみが下手な人間です。
なにか上手くいったりすると、ついついそのやり方を教えたくなっちゃう。 以前マクドナルドで働いていたとき、スーパーファミコンの「ぷよぷよ」ってゲームが流行りました。簡単に言うと対戦型のテトリスみたいなものです。僕は凝り始めると止まらないタイプなんで、攻略本を買い、ノートにまとめ、練習し、ついには誰にも負けないレベルまで到達しました。バイトの高校生とやっても連戦連勝。いやー愉快愉快。 あんまり一人勝ちだと面白くないんで、負けた子たちに必勝法を伝授しました。自分で言うのも何ですけど、僕は教えるのが上手い。みるみるうちに子供たちは上達し、僕は「ぷよぷよ教授」と呼ばれました。ところが技を教えてしまえば、あとは反射神経の世界。すっかり子供たちの方が上手くなっちゃって、まるで勝てなくなってしまいました。 実は同じことを未だにやっているのが僕です。 うちの会社では市民健康講座という学校説明会を全国で開いています。ここでは商品販売いっさいなし。講座の申し込みもいっさい受けず。それでいて最大で参加者の68.8%が後日申し込んでくると言う、奇跡のような説明会です。 僕は他のセミナーなどで知り合った方に小冊子とこの講座の案内を差し上げています。友人はお客になってもらうつもりはあまりありません。それよりもビジネスとして、これだけ反応率の高い講座を教えたい。だから参加してくれた知人には、なんとこの講座の裏舞台、進行シナリオや、運営チェックリスト、集客用のセールスレターなどをこっそりプレゼントしちゃいます。 以前ある有名な健康関係の仕事をやっていて、本もベストセラーになっている社長さんが参加したとき「玉ちゃん、同業者にこんなに秘密をばらしちゃダメだよ」としかられてしまいました。僕もばかだよなと思っていたのですが、この間『斎藤一人の絶対成功する千回の法則』という本を読んだとき、次のようなフレーズがありました。 ----------------------------------------------- 世の中には「バランスの法則」という真理があります。 たとえば、自分がお金持ちになったとします。その人は、おそらくお金持ちになる方法を知っているはずです。 いっぽう、漢方薬を月間四〇〇万円分売ることのできる人がいたとします。その人は、四〇〇万円分売る方法を知っているはずです。 この二人は、これから何をすれば豊かで幸せになるのでしょうか。それは、自分たちが知っている方法を他の人に教えることです。 豊かになるどころか、じつは、人に教えていかないと、いつかかならず失敗してしまいます。 (中略) なぜ自分の知恵を渡さなければならないか。 それは、自分にとって使いみちのない知恵を人に教えないというのは、貧乏臭いからです。 貧乏臭い人間は、かならず貧乏になります。 自分には無用と思えるものを、もったいないからと抱え込んでいるような人は、その重みで貧乏の底に沈んでいくからです。 ----------------------------------------------- うーん、深い。 これを読んで僕は嬉しくなってしまいました。 これからはいくら自分のノウハウを人に伝えられるかが勝負です。 もともと他の人が欲しくなるようなノウハウを持っていなかったら成功するわけがありませんものね。 余談になりますが、ちょっと拍手が少ないと「そんなんじゃ教えてやんねーよ」という人もいますね(笑) 斎藤一人さん流に言うと、その人は素晴らしいです。だってそれでもまだお金に困っていないわけですから、これから態度を変えるだけでもっとお金持ちになれるでしょう。貧乏の底に沈む前に気づけば、ですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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