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博多で講演をして帰ってくると、事務局のスタッフから教えられました。
「シロちゃん(ハムスター)今朝死んじゃった…」 そっかぁ。昨日までは元気に葉っぱ食べていたのにな。 でもね、僕はシロちゃんの姿を見て、とってもたくさんのことを教えてもらったよ。 夏に大きな腫瘍ができていたのがわかったとき、毛もばさばさになって、動かなくなっていくシロを見て、もうこれで終わりだと思った。それが抗酸化剤をあげたら見事に毛並みが戻ってきて、元気も出てきた。 腫瘍はその後、お腹から足、喉へ転移。それなのに毛並みは信じられないくらい、ほおずりしたくなるくらい、真っ白できれい。食欲も旺盛。 今度は目に来た。右目が徐々に白くなっていく。白内障が起きている。また毛並みも落ちてくる。これでもうだめか、と思いつつも、今度はビタミンCとビタミンAをあげたら、またまた復活。目の色は完全に元に戻り、毛並みもさらにふさふさ。 最後にシロちゃんの遺体にお別れをしましたが、真っ白ふさふさの毛で、やすらかな顔で、眠るようでした。 実はシロちゃん、3年くらい生きたかな?と思っていたら、よくよく計算してみたら3年11ヶ月、ほとんど4年間生きていました。普通2年、長くて3年といわれたハムスターが、病気にかかっていながら4年近くも生きたなんて、まさしく奇跡です。 動物には、生命には、かならず寿命があります。人によっては若くして寿命が尽きることもあります。けれども、その寿命の中、どのように生きるのか。どのように終わりを迎えるのか。最後の最後まで美しく、元気に生きたシロちゃんを見て、僕も寿命の長短ではなく、最後までこのように生きられたらいいなと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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