月曜日はマーティン・ルーサー・キング(MLK)デイです。 金曜日にMLKデイを教会で祝うイベントがあって、学校で、招待状をもらったので行ってみたらシアトルから色んな人達が集まっていました。もの凄い人数が集まったので、メインホールに入る事が出来なかったけれど、下に用意されたテレビでセレモニーをみれましたが、ゴスペル(一番楽しみにしてた)を歌っているのを見たり、こんなにすばらしい人を祝う日に参加できて、考えさせられたので、今日の日記に書いています。
アメリカの歴史上だけじゃなく、彼は凄く偉大な人だと思う。 MLKデイが近づくに連れて、テレビでも彼の活動足跡を見せたり、黒人の人達がどれだけひどい扱いを受けていたか等の映像がテレビで流れるけれど、本当に目を背けたくなるような扱いです。今でこそ、黒人の人も法律上では白人と同じ立場ですが、彼の活動していた頃は、黒人はバスに乗る場所も決められていたし、黒人は白人と同じレストランで食事ができないなど、色んなルールがあるセカンドクラス市民だった。その黒人の人権を勝ち取るために必死に働いたMLK。 MLKの有名な、I have a dream の演説を聞くと、鳥肌が立つ程感動します。 彼は平和を愛し、吐き気がする程の人種差別に対して、人々に非暴力で対抗する事を説いたり、ベトナム戦争の時には反戦を説いたり、本当に勇気のある凄い人だと思います。 でもこんなにすばらしいアメリカ人なのに、未だに正式?な国民の祝日にはなっていない。 世界で最もテクノロジーが進んでいて、言語の自由や、めちゃめちゃめぐまれた国なのに、ニューオーリンズでは、何万人の人がハリケーンで難民状態(ほとんどが貧しい黒人です)になったり、レスキューが遅れたり...。 もしその難民のほとんどが白人だったら、そうはいかなかっただろう。 その難民がテキサスに流れて行った事で、ブッシュのお母さんがラジオでテキサスの平穏が乱される、何て最悪なスピーチしたり、自国で難民がでているのに、イラクへ戦争に行っていたり....。 アメリカとは何とも言えない変な国です。 アメリカは大好きで第二の故郷だけど、こういう矛盾した部分が納得いかない.....。 だからイベント中はいつかどんな宗教、国民や文化でも一緒に仲良く出来る世の中は来るのかなぁ、と悲しくなって周りを見てみると、色んな人種の人達が彼の事で感動しているのをみていると、こういう風に偉大な人を祝うイベントは少しだけど、やっぱり意味があるのかもしれませんね。
Dr. Martin Luther King Jr.