玉繭花魁道中

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• 思ふは やすけれど

  今夜なんて日は帰ってからいきなりスコーンを一袋空けてしまいましたわいの。仕事柄垣間見つる『自分の子供をニートにしない30の方法』とかゆう資料に、「インスタント食品ばかり食べているとキレやすくなる」と書いてありました。玉繭の喰生活からすると、キレすぎて今頃は乱歩の『芋虫』と作者忘れたけど『死にぞこないの青』を足したぐらいキレキレにキレた文章を書けるようになっていなければなりませぬ。 世間様は、帰宅後こたつに入ってくつろいでから、いともやすやすと立ち上がって夕飯の準備に取り掛かるなどとゆう離れ業を、強靱な精神力で成し遂げていらっしゃるのでしょうか。だとしたらかなり尊敬致します。 玉繭にはそれが出来んせん。壱度こたつに入ってしまうと、蟻地獄。板子一枚下は地獄。 なので、今日はうっかりと蟻地獄に堕ちてしまった訳なのですが、常日頃は帰ったら先ずコートを着たまゝ夕飯の準備を致します。我ながら良い工夫だなどと思うている訳です、超当たり前の事が出来ないのを棚に上げて。 嗚呼、今日は遣られた。

  2006年03月07日

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• サザエ様御一家

  玉繭はかなりのサザエさん好きで、日曜はサザエさんを観るものと決まって居ります。基本ＴＶは観ないので、元々自発的に観る番組といったらサザエさんと水曜どうでしょうしかなかったのですが、最近は週の中盤は何やかやと忙しく、叔父殿がニュースを見るようにとくださった液晶ＴＶは専らサザエさん用と化しています。 サザエさん一家では、とりわけ波平とタラちゃんが好き☆波平の子供じみた阿呆な処と、タラちゃんの意外に分別をわきまえ大人ぶる処が可愛らしく存じます。穴子さんも好きではないけど氣になりまする。 特に好きなお決まりの場面は波平＆マスオさんの通勤で、あの黄緑の電車を見ると何故か元氣が出てまいるのを感じ、月曜から仕事を頑張ろうとゆう氣になりますの。 そしてつい最近まで、波平と海平伯父さんが双子だとゆうことを存知上げませんでした。普通に海平が兄だと思って居りましたる。 今までに氣になったことは、甚六さんのセーターにＪのイニシアルがあった時があり、且つ中島のセーターのイニシアルがＮだったこと。。。

  2006年03月05日

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  早春おされ事情

  祇園精舎の鉦の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す。食後のプリンもまた久しからず、おかんの前では塵に同じ。世間様。おかんに喰べかけのプリンを棄てられましたよ。戻って来てまた喰べようと思ってたのに、ろくに見もせずに棄てられんしたー。わぁーん。然も「喰ったらすぐ片付けろ！」ってどうゆうこと！？今週は妹が３泊４日も玉繭宅に滞在し、仕事の合間を縫って春服ハンティングに引っ張り廻されました。意味わからないけど何やら忙しい玉繭にとっては、実に初売りぶりのまともな買い物でありんす。先ずはエスニック寄りの某ギャル店にて、一目惚れ致しましたるヒッピーアクセを即購入。これはもう氣に入って、毎日着けて居りますわ。今日もタイダイのメタリカＴと合わせて居る次第です。そして春からの柄シャツ生活に備えて、妹御用達の店（テイストとしてはスープとかジルみたいな処。玉繭とは無縁）でバッグを購入致しました。エジプトの霊界で死者が乗るとゆう、太陽神ラーの舟を彷彿とさせます。その他にも、ＰＪで黄緑のエスニックスリッポンを取り寄せ中で、アーケードの某雑貨屋でテキーラサンライズを思わせるグラデハットを取り置き候。その写真は後日此処に載せたく存じます。そして昨日はずっと欲しかった某ブランドのタイダイパーカが完売していて甚だしく意氣消沈しましたが、その分タイツ等でタイダイを取り入れる余地が出来たと考えておしゃれ向上心を取り戻したのでありました。

  2006年03月04日

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• 雛祭り、刃物、病床の蝶。

  今日は雛祭り。女の子の日であるこの日、壱年前にわたくしは或る物を切開除去致しまして、晴れて美しい躰と相成りましたの。 と云っても、いわく云い難き或る物を切って女の子になったとかじゃありませんの。 それは粉瘤。またの名をアテロームともゆう、皮膚の下に形成されし脂肪のカプセルでありんす。いつの頃からか忘れるほど以前から、玉繭の左肩には粉瘤があって、それが次第に大きくなり、美容院でマッサージされる時に「此処に何か在りますね」と云われる程になって居りました。 それが突然熱を帯びて腫れだしたのが、昨年の２月も末のこと。如何ほどかは忘れましたが、確か常日頃の倍以上の大きさにはなりましたわいの。 其処でわたくしは決意致しました。 「３月３日、女の子の日に粉瘤を取って綺麗な躰になる！」と。 手術の日の朝は、おかんに送られる車内でハナレグミを聴いて医やされつゝ、病院に到着。ド緊張と恐怖に慄えながら先生に診て頂きましたら、速攻摘出手術を受けることとなりました。手術は想定内でしたが、先ずは皮膚麻酔なるもので感覚を奪はれる筈と、愚かな期待を抱いて居ります。然し、その希望も虚しく、医師は注射器を取り出し、うら若くか弱きわたくしの皮膚に無情にも（？）針を突き立てるのでした。つまりは粉瘤の周りにぷつぷつと十数箇所麻酔を打たれます。この時点で、マジ氣絶秒読み段階で、解脱モードに入って居ります。室内に漂う濃厚な膿の匂い。其処へメスでもって×と斬りつけられるのですが、痛くないかと訊かれ多少痛いのでそう申し上げると、斬るのを中断し麻酔を追加されました。ぷつぷつぷつ。酒と同じで麻酔にも廻りが早い人と遅い人が居るそうです。切開が終わり、辛うじて意識を保っていると、傷口からピンセットで何やら取り出していらっしゃったらしき先生は、「見たい？」と仰いました。「はい」。血まみれのガアゼに載っていたのは、親指の頭ほどもある血にまみれた白いゴムの様なカプセルで、孵化した卵の殻のように破れて居 ります。先生がピンセットでそれを摘み上げると、ゆで卵の白身のような奇妙な弾力性をもってぶるぶると震へて居りました。 今でも玉繭の左肩には十字傷が御座います。

  2006年03月03日

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• 胃下垂姉胃下垂弟

  胃下垂なんです。弟も。 実に壱ヶ月の流れ流れ期間を経て、今日玉繭は無事弟と飯の約束を果たして参りました。マックだけど。そして弟と蛆さまの初顔合わせとなった日でもありんした。 壱ヶ月振りに会った弟は、どくろのニットカウチンのインナーが紫とゆう玉繭好みな格好で登場。正味30分程しかない慌たゞしき出勤前の時間でしたが、蛆さまと弟はデスメタル談義に華を咲かせ、弟がラキストを喫わんが為、蛆さまに火など借りていて微笑ましく思ったりなど致しました。婿小舅関係は安泰の模様。 2時間後、玉繭が19世紀ロシアのニヒリズム、アナーキズム、テロリズムについてアツイソウルで授業を終えた後で弟と合流すると、彼は開口一番「腹減った」と訴えました。マック行ったばかりなのに信じられないと思いながらも、やはり時間がないのでまたマックへ。お昼のデジャヴの如くチイズバーガーセットを喰べる弟ですが、ポテトの一本々々を手で持つことすらせずに、水を呑むように喰らひける。畏ろしや。彼も胃下垂なので玉繭に敗けず劣らずのガリです。 そしてプリなど撮って別れました。 明日から4日間、玉繭と弟に敗けず劣らず眉毛のない妹が我が家に滞在し、仕事の合間に春物ハンティングに付き合わねばなりませんの。玉繭のなすべき事は唯弐つ、飯をおごる、荷物を持つ。妹は学校で3人の屋敷しもべを飼って居ります。

  2006年02月27日

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• ブログ初鬱

  壱年中使える季語として、「初鬱」とゆうのはどうでしょう。 じゃあ季語じゃないじゃん。 最近携帯から更新してるので、この日記を読んでる奇特な御方が居るのかよく判りませぬが、今日は鬱思想の様なものを初めて記述致しまする。 詳しくは語りませぬが、行外から察してくだしゃんせ。って無理な話かの。 あの母親はねぇ、ひどすぎます。親が子供に対する憎悪を抱くとゆうのはあるんです。多くの場合、それが愛情と同居してるんだけど、あの母親は、愛情はあっても基本子供に対してイラついてるの。子供ってゆっても、玉繭とそんな変わんない歳だと思うんですが、あの母親は子供をすごく下等なものと見なしていて（本当）、言動がいちいち投げ遣りな侮辱みたいなの。で、その子はどう反応してるかとゆうと、わざとらしいを通り越すほどわざとらしく明るくて一言々々の最後に「♪」が付いてる感じで返すんだけど、それがスゴイ痛々しいとゆう訳。その子の心の防衛機能は、自分の感情に欠陥に近いものがあってバカみたいに何でも楽しく感じるみたく装うことで、真に傷ついた姿を母親に見られた時に受ける侮蔑を回避しようとしてるのです。でも実際その子は母親の眼とゆうフィルタアを通して自分を見ちゃうから、劣等感が滲み出ているのです。 ってな訳で、人の心の闇を垣間見てしまって鬱になりんした。 でも玉繭は今夜、London Knights（英国の男性ストリッパー集団）の元メンバー・アルマーニ似の友人に笑わされすぎて鬱→躁のレヴェルまで回復致しました☆どんな厚かましい友人でも時には心強いこともあるのだなぁと思いたり。

  2006年02月25日

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• 極楽浄土もかくや・・・

  あゝおとうとよ君を泣く ドタ禁止ってゆってるのにドタキャンするような男になれよとて 十八までをそだてしや？ とゆう訳で、弟が通う予定の学校偵察＆飯の約束が流れ流れて、はや壱ヶ月になります。遂に予定が合って今日こそ実現出来るかと思いきや、奴めが電話でアポを取ってみたら担当者不在で、結局弟が来週1人で行くことになりんしたー。 したがって俄かに暇になったわたくしは今、3時からの仕事に備え銀河についての書を読んで居ります。基本バンドマンで或る時はフリマ店員だったりする玉繭ですが、某フリースクールの講師とゆう表の稼業も持っていたりします。 もう単位取得して卒業間近だけど契約コマが余ってる子が、地学をやりたいと云いだしたので、玉繭が銀河の構造→恒星の誕生から死まで→太陽系＆地球の誕生→生命の進化とゆうベリイベストにスペシャルな授業をして進ぜようとゆう訳☆ こんな春めいた日に、昼間から下着で寝床に這入った儘チョコレイトなど食したぐらいにして銀河に思いを馳せていると、極楽浄土もかくやと思はれまする。極楽々々。 地球はあと何億年かしたら海水がなくなり、ばくてりやの如き生物しか生きられないとも云われていますが、それでも宇宙は平然として居るでせう。そしてこんな人間の存在の小さゝを思う時、金欠とかどうでも良くなって、ドンキーでパインバーグディッシュに更にパインとかトッピングして仕舞うのは何故なんでせうね世間様。

  2006年02月23日

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• 胃下垂ゾンビーナ

  世間様。玉繭は胃下垂にて候。 胃下垂の人が太らないとゆうのは嘘の様でいて本当であります。現にわたくしも、 スリップノットのジョーイ殿より少し大きいくらいの身の丈でありながら40kg台でありんす。然し何故胃下垂だと太らないのかは胃下垂の身を持ってしても謎(?_?) 内臓下垂とゆうのがあるくらいだから、胃下垂も何かしら不具合があるのやも知れませぬ。 そして、胃下垂の人が皆そうかは判りませんが、玉繭も喰う時は喰う。とゆうか寧ろ喰う方。先日も相方の妖精ちゃんとタイ飯ビュッフェの店へゆき、タイ米を壱合以上とデザートを4～5人前は平らげて居りましたわ。因みに妖精ちゃんがお泊まりだったので帰宅後マカディアを酌み交わし、かもめの玉子や焼き菓子など普通に喰べましたわ。 胃下垂の皆様におかれましては、ますます御健勝なることとお悦び申し上げながら、今夜も食後のチョコを頂きまする。

  2006年02月21日

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  愛羅武勇ベイベ

  せっかくブログ開設したとゆうことで、遅ればせながら、ヴァレンタインの報告をさせて戴きとう存じます。毎年、如何にして可愛く派手なチョコ（且つ悪趣味だと尚良し★）を作るかとゆう一事に尽きるのですが、今年はこの様なものを作ってしまいましたの。ムースチョコとハンバーガー＆オムライスの形のクッキー（←作っては居りませぬ）です☆結局は半分以上自分で食べてましたが・・・(^_^;)２年ぐらい前のクリスマスには、ピーターパンの毒ケイキみたいのを作った事もありんした。蛆さまと玉繭は２年半になります。最初のホワイトデーは、赦し難きことに、お返しを忘れられて居りました・・・。何と云い訳しようとも、蛆さまの玉繭への関心の低さを物語っている訳で、それ以来期待しないようにしようと思うようになってしまった訳です。処が、次の年はちゃんとお返しを呉れ、今年は信じられない事にヴァレンタインの時点で逆サプライズとしてＣＤまで呉れたのです！わたくしは此処で、声を大にして申し上げたい。恋人に何らかの不満を持つのは至極当然であります。しかし、それが改善される可能性はあるとゆう。しかし改善されない場合もある訳で、例えばもし３年経ってもお返しを貰えない様な場合には、こう云えば良いのです。「そっかぁ・・・。お返しとか、呉れないんだぁ・・・。（下を向いて寂しげに微笑む。顔を上げ、美しい笑顔で）じゃあタマ、潰しちゃうね？（→実行！）」　（彼氏、断末魔の叫び）５年経っても貰えないような場合には、遠慮は要りませぬ、どうぞ１個と云わず。要するに、恋人との関係の改善は自分次第とゆう噺で御座います。

  2006年02月19日

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• 鶏皮の大臣（おとど）

  お初に御眼に掛かります。玉繭と申しますや。このブログは弐週間に壱度程度更新する所存で居ります。今日は実家に帰省する氣満々でおかんのお古のミッキーニット（リアル古着！）まで着て間違った列車に乗ったりしながらも何とか実家に辿り着いた訳ですが、肉じゃがでも中華炒めでもしそ味噌でもいいからおかんの手料理が食べたいとゆう一心で２時間も列車に揺られ来るではないですか？そして何が出てきたとお思いか？世間様。ケンタッキーフライドチキンですよ！！！浮来怒痴禁！！！！！憂き世の皺寄せ、鶏の皮。マリブでちっとも、酔えねいよ。玉砕。

  2006年02月18日

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