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2010/05/09
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カテゴリ:読書編
■今日の見出し
・通読:日本中世の百姓と職能民

(今日の一言)
 すっかり寒さは過去のものとなりましたね。
 ほんとに暖かくなりました……、ゴキちゃんを見かけるくらいに。

■最近の通読

「日本中世の百姓と職能民」
著:網野善彦/刊:平凡社・平凡社ライブラリー/満足度:★★★★☆/2003年6月(日本中世の百姓と職能民←詳細情報 in 楽天ブックス利用)

○どんな本?
 日本の中世(鎌倉~室町期)前後を中心に、平民百姓と職能民の立場を軸に考えながら、ついには封建制度の在り方までをも問いかける論考集。

○そして、こう思う
 いろいろ考えさせてくれる一冊でした。
 ここ数年、平安時代をモデルにした、ゲーム用の架空世界を創るため、いろいろ書物にあたっていましたが、なかなかすっきりしないところがありました。その方面への解決を示唆してくれる記述がいくつかありました……。
 つまるところ、やたら長い平安時代の後に鎌倉時代が来ているわけで、鎌倉時代の記述は、平安時代につながるものなのです。
 というのよりもなんでしょう、平安文学ジャンルでばかり資料を探していて、歴史方面で資料探しを忘れていた、ということをつくづく感じさせられました。

 本書は、学校教育などで教えられてきた中世の封建社会の在り方に、再考を迫る内容でした。
 たとえば、「百姓」とは農業従事者だけをさす語ではなかった、手に職を持った人々:「職能民」(神職、職人、馬飼いといった一般的なものだけでなく、博徒まで幅広く)は、その能力ゆえに通常の支配体系から離れた聖別された特権階級で能力を活かし権限・資産を蓄えた――など。
 当時の様々な資料や、隣接ジャンルの論文から考え抜かれ、示されていく流れは実に心地よいものでした。

○読んだ理由
 本屋で立ち読みしていたらうっかり落として汚してしまったため購入。
 平安時代をモデルにした架空世界を設定するための資料として。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:79.3kg/体脂肪率:25.2%





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最終更新日  2010/05/09 05:46:25 PM
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