ビバ☆雑種「珍獣だらけのハウスシェア日記」

皆様、こんばんわ

またまたまたまた更新が滞りまして、本当にスミマセンでした

風邪の予兆を感じ、必死の自己防衛(引きこもり＆寝まくり)の週末、何とむなしいことでしょうか

おかげさまで大事なく終わり、ホッと一安心＆申し訳ない気持ちでいっぱいなお姉です



前回の日記も暗い内容になってしまい、申し訳ありませんでした。

でも皆様が励まして下さったのがすごく嬉しくて、心がホンワカ温かくなりました

どうして大して強くもないくせに、無理して強く見せようとするんだろうと反省しきり。

そんなわけなので、もう少し気持ちが落ち着くまではアニマル関連は少しお休みさせて下さい。

ペットブログのくせに本当に申し訳ないです……



そして、もう一つのスミマセン。

まだ未婚の人間なのに、育児・子育てジャンルを選んでしまいました

テーマ名「いきいきのびのび」って何かいいなぁ～と思いまして

このテーマで書きたかったので、何とか合わせた今回の話題は「子供がのびのび育ちそうな話」

物心ついた時から本の虫でした私の頭の書庫を、何とかこじ開けてみたいと思います



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



むか～しむかし、神様がようやく世界と動物たちを作り終えた頃のお話です。

大切な決めごとがあるからと、空の上の神様の元へ集まるように動物たちが言われました。


まず、ロバがやって来ました。

「今日はお前たちの寿命を決めようと思う。」と神様。

ドキドキして待つロバに神様は言いました。

「とは言ってもな、みな平等に３０年としようと思っているのじゃ。それで良いな？」

優しい瞳でロバを見つめ神様は微笑みましたが、「とんでもない！」とロバは首を振ります。

「お言葉ですが神様！ ３０年は……」

大慌てのロバ、３０年が不服のようですね。

その理由を尋ねる神様に、ロバは泣きながら訴えました。

「私は毎日毎日重い荷物を運び、休む間もなく働く毎日です。

　クタクタになり、鞭に打たれ、３０年もそんな日が続くなど、とてもじゃないが耐えられません！」

嫌だ嫌だと泣くロバに、神様も困ってしまいました。

「そうか、分かった。 可哀そうなロバよ、ではお前は１８年の命ということにしよう。」

そう決めるとロバは少し嬉しそうな顔をして、自分の小屋へと帰って行きました。


次にやって来たのは犬です。

神様はもちろん犬にも３０年と言いましたが、犬も嫌だと泣きました。

「私は毎日駆け回って番をするのが仕事ですが、３０年も足腰が元気ではいられません。

　そのうち自慢の歯まで抜けてしまって、ウーウーうなるしかできなくなるんですよ！？」

そう言って泣く犬に、神様も心を痛めました。

「では犬よ。お前は１２年間に縮めるゆえ、一生懸命に生きるのじゃぞ。」

寿命を減らしてもらった犬は大喜びでうなずいて、持ち場の庭先へと帰って行きました。


次は猿がやって来ました。

そして流れはこれまでと同じ、３０年は長いと言います。

「私はいつも誰かを楽しませるために滑稽な事をしたり、変な顔をしたりさせられています。

　褒美と言って貰った果物が酸っぱかったり、意地悪をされることも良くあるのです…。」

どうかもっと短くしてほしいと頼まれて、神様は猿の寿命を１０年に決めました。

猿は大いに喜んで、自分の住む山に帰って行きました。


さて、最後に人間がやって来ました。

「では人間よ。お前たちには３０年の寿命をやろう。」

神様がそう言うと、人間は不服そうに首を振ります。

「長すぎると申すのだな？ それでは……」

「いいえ、神様。 ３０年では短すぎます！」

初めて寿命が足りないと言いだした人間に神様はビックリして、その理由を尋ねました。

「私たちの場合、３０年ではようやく子供を持ち家を建てたところです。

　あまりに短すぎて、何もできないではありませんか。」

そう言って悲しむ人間に、神様はロバの１８年を増やしてあげました。

合わせて４８年、でも人間は足りないと言います。

仕方がないので犬の分も足しましたが、それでも足りない。

最後に猿の十年をも増やした神様は「これ以上は無理じゃ」と人間に言いました。

合計７０年と人間の寿命もようやく決まり、渋々自分たちの家へと帰って行きました。


そんなわけで人間は、まず最初の３０年が本当の自分たちの寿命。

のびのびと育ち、大人になって、人間の楽しみを思う存分味わいます。

それが過ぎるとロバの１８年、重い物を背負って頑張って働く時代がやって来ます。

さらにそれも過ぎると犬の１２年、駆け回りすぎて足腰が弱り、歯も抜けてしまいます。

最後に猿の十年がくると、いつも楽しそうにしているように見えても段々と考える力が鈍り、

人に笑われ、時には意地悪されてしまったりするのです。

これが人間の一生。

神様と交わした約束の７０年だと言われています。　～グリム童話より～



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



何となく、現代とのギャップを感じる内容ではありますが……

神様と約束を交わしているのだから、色々としんどいことがあっても仕方ないということかな？

子供のうちはのびのび遊んで下さいね～

大人になると大変なこともいっぱいあるみたいだからね～


大人の階段登るのって、勇気がいることなのね…