夕方に露天風呂に入って体をあっためる。
外は寒いけど、肩までつかったり ほてったら時々肩を出したり
ゆっくり時間をかけて体をあっためたらポカポカしてきた。
夕食のあと、ベッドに入る直前にもまた大浴場につかって
足まで伸ばしてゆっくりする。
半日に2回もお風呂に入るなんて生まれて初めてじゃ
ないだろうかね。
翌朝。
大浴場のオープンと同時にまたまた一番風呂をいただく。
朝っぱら6時、まだ誰もいなくてそりゃ最高っすね。
晩御飯のしたくも後片付けもなくて、
洗濯を取り込むのもお風呂の掃除も沸かすのもなくて、
翌朝の朝ごはんやお弁当の準備、洗濯もなし。
家族のための慌しい時間は一切なしで
自分のためだけに過ごした一晩はそりゃあ天国だった。
旅行二日目の朝、
誰もいない大浴場の湯船につかって考える。
四半世紀前、
まだ高校生だった頃には、毎朝毎晩当然のように
お弁当を持って登校し、帰宅して夕食を食べる。
毎朝毎晩、休みなく家事をこなす実家の母がいたから
当然のように普通の高校生でいられた。
母のカヤコさんの時代は戦後すぐだったから
あたしのように旅行に誘う同窓生もいなかっただろう。
毎日同じことの繰り返しで命の洗濯をする暇なんて
なかったように思う。
あらためて育ててくれた親へ感謝。
気持ちよく送り出してくれた家族へ感謝。
湯船につかりながら、生かされて支えられて生まれた
今の幸福が決して自分でつかんだものではないと思った。
日の出(ホテルの部屋から)
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自宅の狭い風呂でも小一時間は入ってるもんだから
最低でも30分は出たくない。(なんせ寒がりだし)
朝、6時起床の朝風呂でもあがって部屋にもどったら
とっくに6時30分は過ぎていた。
歯磨きをして髪を乾かしてメイクをして・・・
ってしてるうちにあっという間に7時30分。
朝食のためにレストランに下りてきたら男性陣はすでに
ごはんてんこもりで食べてる最中だよ。
料理がのっかっているテーブルを一通りまわって(バイキング)
好きな料理をお皿にのっけて食べていたら
男性陣は終わっちゃった。
「8時15分にはロビーに集合ね。」
恩師がそう言ってレストランを出たのだけど、
時計は7時57分。
・・・あの。
顔がまだ途中なのにその集合時間は物理的に無理が。
しかも。
「キヨサカさん。ちゃんと(修学旅行の)しおりを
読みましたか?」
と、恩師から注意まで受ける。
しおりには、確かに『集合:8時15分』と
書いてあった。
先生 少しきびしすぎます
おばちゃんにはメイク時間も考慮してください。