午前６時４５分ころです。

すでに警備の人たちで規制にはいっています。
スタッフは主に市の職員とボランティアです。

早朝だというのに、もうかなりの人出です。

式典が始まるのは午前８時から。
先に供養塔でのお参りをすませます。

供養塔に移動する途中、待機中のハトを発見。
かごが横っちょにズラッと並んでいます。
市長の平和宣言のあとに放たれる鳩たちが出番を待っています。

この鳩たちはもどってくるんでしょうかね？
（来年はまた捕獲するのかな？）

平和公園内はとても広いです。
テレビ放送は記念式典の中継なので原爆慰霊碑を中心に
画像が流れます。

ですが、覚えきれない数の慰霊碑があちこちに点在し
まつられています。

供養塔の近くでは韓国人犠牲者の慰霊碑があるのですが
ここでは慰霊祭がはじまっています。

平和の鐘はハス池でかこまれています。
年によってハスの花がきれいに咲いていますが
今年は猛暑のためかあまり元気ではありません。

供養塔でお参りをすませたところで、式典会場へ移動します。
被爆者の高齢化にあわせて、いまでは一般席にテントが
張られるようになりました。
厳しい猛暑の年でも、これでかなり負担が軽減されます。
今年も暑かったとはいえ、日ざしがあまり厳しくはなかったので
助かりました。

式典の運営は若いボランティアの人たちに助けられています。
つめたいおしぼりがあちこちで用意され、
資料館の前ではお水のサービスもしてくれます。

学生ボランティアがこのように関わってくれる一方で
警備の体制は年々強化されているように思えます。

一般席が設置されていた通路が今年は規制ロープが張られ
横一列に警備員が待機しています。

一般の参列者も近道をしようとロープをくぐろうもんなら
「すみませんがロープの外側をお願いします。」と
注意をうけます。
小泉総理のころから少しずつ強化されてるような気がします。
テロ対策がそれだけ深刻なんでしょうか。

式典の放送は、市長の平和宣言、こども代表の平和への誓いが
終了したあたりでテレビ放送が終わります。

このあとはいつも総理大臣・県知事のあいさつが続くのですが
ニュースでしか聞くことがないので今年は久し振りに会場で
座ってききました。

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周辺の施設のボランティアも忘れてはいけません。
式典終了後は平和公園から参列者が本通り界隈にあふれます。

ここらへん一帯はオープンは１０時から。
モーニングサービスをしているお店はいつもよりかなり
賑わっていますが、開店前のお店も従業員が通りに立って
参列者を迎えます。

「よろしかったらどうぞ。」

トレイに並べられた紙コップの中身は麦茶です。
テントの下に入りきれずに立ったままの参列者もかなりいます。
こういうサービスはとてもありがたいものです。

県外や海外からの参加者が
平和のメッセージを受け取ってくれたなら
スタッフの支えや地域のボランティアのみなさんの気持ちが
あってのことでしょう。

どうか、次の世代に伝わりますように。