カズヲさんはＡ型。
多分、仕事はまじめにやる。

でもレジャーの実行はいつも指示待ち。

米子を目指してカズヲさんが運転手。（指名）
でもカズヲさんの運転はエコドライブとはほど遠い。

車のエアコン設定は２４度。さぶ。
（ちなみに冬は２８度。のぼせそう。）

荒い運転とお腹すきすぎで気分が悪くなる。

米子を過ぎると境港まで またまたとばす。
とばすのは運転手のカズヲさん。

さらに気分が悪くなる。

境港なら魚でしょ。
いかにもってレストランで海鮮丼を注文する。

おや、これは？

これはね、コマユが頼んだ「かいがん丼」だよ。
目玉おやじの下には新鮮なお魚がいっぱい隠れてるよ。

コマユ、当然のように完食する。

ねずみ男列車にも乗ったよ。

内装もねずみ男だ。

列車に乗ったら次の駅で降車。

だって、もう時間がないんだもん。

境港駅までＵターンして、『水木しげる記念館』へゴー。
ほかにもどうしても行きたいところがいくつかあったけど。

水木しげるロードで雑貨屋さんも見たかったけど
カズヲさんには「そんなの関係ねぇ！　はい！おっぱっぴ！」
とばかりにスタスタ歩く。

だって、もう時間がないんだもん。

シャトルバスは１７時まで運行。

ということは１７時前には集合場所へ移動しておかないと
カズヲさん的にＮＧ。

あたしはＯ型。

多分、仕事はほどほどで満足する。

でもプライベートは全力投球さ。

え？なんですか？
せっかく来たのに時間が足りない？？

シャトルバスの運行がもう終わっちゃう？

じゃ、タクシーで臨時駐車場まで戻ればいいじゃん。

めったに来ないんだし、行きたいことには全部行こうよ。
きっとタクシー代はらっても一生来ないかもしれんのだから
楽しいかもしれないよ。

でもカズヲさんはＡ型。

レジャーの計画を自分からたてることはない。
いつも指示待ちで実行するけど、夜遅くに帰宅するのは
疲れるので好きではない。

なので自宅に着く時間からレジャーを切り上げる時間を逆算して
タイムアウトになったらさっさと切り上げる。

１７時のシャトルバスに乗るなら５分前には着かないと。

あ、でもあと３０分しかない。

・・・・しゃーーーー！！
（カズヲさんの体内エンジンがかかる）

エンジンがかかったカズヲさんは
展示物は通り過ぎるだけで、どんどん前へ行く。

「あれ？？おとうさんは？」

「もう次の部屋。」

「あれ？？おとうさんは？」

「多分もっと先。」

「あれ？？おとうさんは？」

「すでに出ちゃったかも。」

２階の展示物に行く気はないようで
トイレをすませるとさっさと出て行っちゃった。

えー？せっかくはるばるやって来たのに。
ごめん、でもおまんじゅう買いたい。

あの、喉渇いたのでジュースか氷が欲しい。

えっと、ちょっと写真も撮っていい？？

それから～～、ってか！？　

カズヲさんは もうずっと先を歩いてるし。

「あのね、今はもう話しかけん方がいい思うよ。」

コマユがそう言ったけど、うん大丈夫。
だってもうカズヲさんどんどん先に行って豆粒みたい。
あれじゃ話しかけられんから大丈夫。（がっかり）

雑貨屋さんも、くまなく見てまわりたかったのに、後ろ髪を引かれる思いで
シャトルバスの乗車場へ行くカズヲさんのあとを追った。

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さて。

無事に帰宅して、おみやげのおまんじゅうを
コマユが食べようとするとこです。

カズヲさんが急ぐので、一度通り過ぎたけど
あとで気がついてあたしだけ必死こいて走ってＵターンして買ってきた
という、どしても食べたかったおまんじゅうです。

「・・・・・・。」

袋から出しておまんじゅうを見つめます。

「・・・気持ち悪い。」

おまんじゅうが気持ち悪いと言ってます。

「表面がプヨプヨしとる。」

「・・・見ないようにして食べよ。」

ぱく。　コマユひとくち食べました。

「なんか、思ったよりかたいけど、おいしい。」

コマユ、気に入ってくれたみたい。

「でも、気持ちわりー・・・。」

「あ、食べたらウマ。」

「見つめるときっつー。」

目玉おやじ そのまんまのおまんじゅうは
どうも目玉おやじが食べられているようで
ビジュアル的にはＮＧだったようです。

「目を開けて食べるのはＮＧじゃね。」

あっそ。
目玉おやじじゃなくてさ、でっけーチチと思って
食べりゃよかったのに。（それもどうだろう）

 神戸ベーカリーの鬼太郎パン＆ねずみ男パン。
いったんもめんのパンやねこ娘のパンもあった。
カズヲさんがせかすので他のパンを選ぶ暇はなし。

街路灯も目玉おやじ。