先週の水曜日、映画館に行こうと思ったら
コマユの自転車を盗られたのが発覚。
上映前に盗難届を出した。
その後、シネコンでアイリと二人で映画を二本みて帰宅。
翌日からコマユはバスカードとイコカで部活へ通うとこになる。
月曜日はコマユの高校の始業式。
最寄の駅やショッピングセンターの駐車場とか
近場を探したけど見当たらない。
新学期が始まる前日の日曜日の夕方、新しい自転車を買った。
盗られたママチャリとは違って内装変速装備の
ピッカピカ自転車が今週から我が家にやってきた。
さて。
先週みたかった映画が他にもあったけどまだ封切り前で
上映されていなかった。
なので、実習が休みのアイリと二人でまたまたシネコンに行ってきた。
水曜日って1800円が1000円だもの。これを利用しないとね。
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またまた。
話はがらっと変わりますが
我が家の大黒柱のカズヲさんは
毎日の通勤はJRを利用する。
駅までは近道をして神社の境内を通りぬける。
うん?
カズヲさん、何を見つけたのかな?
こんなとこに自転車がおいてある。
鍵もかけてないけど、こりゃ盗られるで、おい。
一台の放置自転車を見つけたようですね。
ありゃ。こりゃヌマッチョ高校のステッカーが貼ってある。
コマユと同じ学校じゃのう。
あそこは遠いけぇ、困るじゃろうに。
ちゃんと鍵くらいかけときゃいいのに。
どうぞ乗ってってくださいと言わんばかりの放置自転車を
案じてカズヲさんは駅へ向かう。
そして、帰り道の境内で。
ありゃ。まだ置きっぱなしにして。
どうよこれ。
カズヲさん、自転車の横を通り過ぎて
家へ帰る。
そして、翌日の朝も。
そして、仕事帰りでも。
カズヲさん、自転車の横を通り過ぎて
家へ帰る。
自宅に着いたカズヲさん、ここで異変に気づく。
お?? 新しい自転車じゃん。
誰が乗るんじゃろう?
カズヲさん、ピッカピカの黒い自転車に気がついたようです。
「ただいまです~~。
ね~~、あの新しい自転車って誰が乗るん?」
「え?? コマユの自転車盗られたん??
そういや神社にもねぇ、コマユの自転車に似とるのがあったよ~~。」
「んん~。ヌマッチョ高校のステッカーが貼ってあって~。」
「白い自転車じゃけぇ、コマユが乗ってたやつに似とるのぅって。」
「え?? 今日じゃないよ。4、5日前からあったけぇ。」
「鍵もかけとらんし、盗られたらいけんじゃろう
ね~~、あの新しい自転車って誰が乗るん?」
「え?? コマユの自転車盗られたん??」
「え?? じゃ、あれってコマユのかのぅ。」
「コマユのだよ!!」(絶叫)
夜10時、カズヲさんとコマユとアタシの三人で
暗い暗い神社の境内に向かう。
街灯もない暗い暗い夜道だけど
途中にぽつりと放置されたママチャリは確かに白。
ステッカーは確かにヌマッチョ高校のもの。
「あ、やっぱりボクの。」
自力で見つけた自転車を坂道を押して
三人で帰ったものの、
「やっぱりうちのじゃったん。」
「よかったじゃん。」
「鍵もかけとらんけぇどしたんかねって思ったけど。」
「でもワシねぇ、コマユの似とるって思うとったんよ。」
カズヲさんは素直に見つけた自転車を喜んではいるが。
確かに神社の境内は気がつかなかったが。
はよ言わんかい!!
と声を大にして言いたい衝動を抑えるのに必死だった。
機嫌よく焼酎を飲み始めたカズヲさんを横に
コマユがこそっとアタシに耳打ちをした。
「あのねぇ。おとうさんねぇ。まるで自分の手柄みたいに
ゆぅとるねぇ。くすっ。」
きーーーーーっ!!
面白くない!!
そして新しい変速装備のピッカピカ自転車で
通学を始めたコマユが一番おいしい結果になった。
ちっきしょう。
二人グルじゃなかろうね。
※ ここでシネコン利用の時っていつもロクなことがないのに
気がつく。
そういや、前回チャリを盗られたのも映画みてる間だったよね。