お金はないけど、妥協できないとこってある。

ここだけは我慢しないできっちりと買いなさいって
口をすっぱくしてお子たちに言ってることってある。

コンタクトです。

コンタクトレンズです。

我が家のお子たちは使い捨てのコンタクトレンズを
愛用している。

眼科で処方箋をもらって、それぞれ違う種類の
コンタクトを使用している。

共通するのは２週間の使い捨てってとこね。

なぜ、口をすっぱくして言わねばならんのかというとですね、
ソフトコンタクトレンズはハードに比べて
装用感がまるでない。

で、まだ使えると勝手に判断して
（というより面倒とか買うのがもったいないとか）
注意しておかないと取り換えないかもしれないからである。

少々高くても、間違った使い方を長年するうちに
失明したという結末になるくらいなら
きちんと使用しないと困るじゃないの。

子どもってそういうの理解しないのね。

でも、ここに心配無用ないくじなしがいた。

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以前、処方箋をもらいに行った眼科でのこと。

「これが、まぶたの裏っかわですよ。」

「ここ、赤くなってるのわかります？」

「ゲーム、連続で何時間する？？」

「レンズ入れっぱなしで昼寝とかしてますね。」

「こっちはブツブツができてるでしょ。」

「アレルギー性結膜炎を発症してますね。」

「まだ目薬で治せる段階ですが、気をつけてくださいね。」

「気になる時は１０日くらいで処分してください。」

お子たちは部活がない日や、早く終わった日を選んで
病院に行かねばならない。
高校生ともなると、病院に行くのもなかなかである。

そのため、スケジュール優先で診察をうけるから
病院を選ぶゆとりはない。

あいた時間、たどりつける距離、駐車場の有無で
その時に行ける病院へ行くので、どの科にもかかりつけは
２、３の病院がある。

コマユがこのとき初めて診察を受けた眼科で
いきなりアレルギー性結膜炎を言い渡された。

いくじなしのコマユは、きっちり２週間でレンズを
処分してただけにびっくりさ。

決められた期間できっちり使い切ったのはいいけど
使い方に問題があったって事らしい。

ドクター、さらに衝撃的な写真を見せる。

「えーと、これがアレルギー性結膜炎が進行した
写真です。こうなると目薬だけでは完治しません。」

コマユ、顔がこおりつく。

家に帰って、コマユが言う。

「すっごいブツブツじゃった。」
「あんなになったらいやじゃのう。」

汚い手でこすったり、レンズつけたまま昼寝するもんね。

その後、あたしはすっかり忘れてたけど

「これ、最後のレンズになった。」
「新しいの、買ってきてくれる？」

コマユが、在庫がもうなくなったと言う。
あぁ、あと２週間以内に買わんといけんのね。

と、いうわけでナナパパさんのお店に
コマユのコンタクトを取りに行った。

前回と同じ通りいろいろサービスしてくれたので
安くあがった。

が。

はて。

ナナパパさんのブログと、あたしの日記をもいっかい
読み直して確認する。

・・・間違いない。

だって買うのは年明けの予定だったもの。

コマユのやつ、２週間の使い捨てレンズを毎回毎回
きっちり１０日で交換していやがった。

いくじなしのコマユは、将来を案じて
ドクターの言葉をそのまんま実行していた。

ドクター、最後の一行はいらなかったね。