境内を抜けたら、ここはたぶん東大路通り。
なんだけど、もう渋滞だ。まだ15時すぎですが。
「ありゃあね、いつものことよ。」
「花見客でここらへんはいっつもこうなんよ。」
「今度は冬に来てみたいんじゃがねぇ。」
カヤコさん、まる一日歩き通しだった割にはホント元気じゃね。
重いカメラケース提げてるのに、次の予定も考えてるのかい。
でもさ、すごく暖かい一日でコートを脱いでる人ばっかりだったけど
その中で、思いっきり不審者ですよ。
どれくらい不審者か、ちょっと近付いてみよう。
帽子&マスク&サングラス。
激しく怪しい。
京都駅に戻って、せっかくだから屋上にあがってみようかと
カヤコさんに言ってみた。
「一回、行ったことがあるよ。」
「すごい景色がいいよ。」
「360度ガラス張りのパノラマよ。」
「行こう行こう。」
一階からエレベーターで どんどん上っていくと、
途中後ろを振り向いたら、駅のコンコースの人たちが豆粒みたいで
そのうち見えなくなっていった。
高!
ちょっと雲がでてきたので、あんまり遠くが見えない。
東寺の五重の塔は、はっきりわかるけど
八条口側の見学は今回は時間がなかったわ。
駅まで戻ってくれば、まんぷくだったお腹もちょうどこなれてきて
スイーツを食べる気まんまんだったのに。
予定だと都路里に行くつもりで多少並ぶ事も覚悟してたけど、
渋滞が響いてしまった。
んー、和風スイーツのお店、二、三調べとくんだったよ。
脳味噌のすぐここまで思い出してるのに思い出せない。
都路里と、もひとつ候補があったけど仕方ないので諦めて
おみやげを買うことにした。
途中の喫茶で抹茶パフェと抹茶ラテ、これも十分おいしいけど
ここでしか食べられないスイーツを食べたかった。
ま、次の時にしよ。
帰りの新幹線ものぞみ700系の指定席でらくちんらくちん。
・・・なんだけど、念のためにと思って指定券を取っていてよかった。
夕方の新幹線は思った以上に混んでいて、サラリーマン&旅行帰りの家族連れで
ほぼ満席だったんじゃなかろうか。
おまけに、米俵よりも重たいお土産を買ってるもんだから
足元も結構な荷物だったわけね。
「大丈夫大丈夫!」
「駅からはタクシーで帰るけぇ、これくらい平気よね!」
実家まで送ってあげたいけど、
そのままお泊りするわけにもいかないから
広島駅のホームでカヤコさんとさよならした。
米俵みたいなお土産の紙袋、破けなかったかしら。
父が生きてるうちは、ホントに一人じゃ何もできなかったけど
今はまだ安心だな。
父ちゃん、ありがとう。
早く迎えに行きたいかもしれないけど、
もう少し元気なままで親孝行させてください。
帰ってから思い出した。
もひとつに、京都駅のスイーツ、中村藤吉だ
あーん残念