ショッピングセンターとかで、エスカレータや
エレベーターの脇にあるベンチのあたりにちょこんと置いてあるアレ。

ちまたでは『ガチャ』と呼ばれているね。

お子さま連れのお客さまに人気の高いアレですね。
小さなお子さまだけでなく、学生さんもつい買ってしまうアレですね。

店内にある１０５円のお菓子同様に、
お客さまの購買意欲を高くするアレですが、
そのアレもショップメンバーにとっては
結構めんどくさいものだったりする。

グリャマンボ店では、アレは正面玄関横に設置しているが、
これが結構人気だったりする。

１つ買うのにも２００円から。

ちょっと、税込とはいえ、店内の定番商品よりも倍近くするわけか。
なんだか割高感がぬぐえないけどね。

「お金入れたけど、出てこないんですけど。」

そうレジに知らせにやってくるお客さまは多い。

お金を入れてレバーを回した時に
カプセルどうしの移動がうまくいかなかったときに
途中でつまってしまうのね。

そういう時は遠慮なく声をかけてもらえれば
すぐに中のカプセルを渡すのである。
（その日の出勤した誰かが鍵を持っている）

しかし、その時も注意が若干必要で
一瞬でガチャの出入り口を開けて
さっと腕を入れると同時に速やかに鮮やかに
進入路に引っかかっているカプセルを抜いてお客さまに
渡すのである。

「はいっ！　大変お待たせしました。どうぞ！」

ガチャの本体には出口につながる進入路があって
そこに次に出口に落ちていくはずのカプセルがスタンバイするような
つくりになっている。

なので、腕を入れればお客さまがレバーを回せば出てくるはずの
カプセルがわかるということね。

本体の中で迷って腕をぐるぐる回せば
ただの抽選箱から好きなカプセルを抜いているように
見えなくもない。

なので、お客さまによっては
「私が好きなのを取ってもいいですか？」
とおっしゃる方もまれにいる。

お待たせしておいて申し訳ないのだけど
そこは丁重にお断りするのである。

しかしやね、このガチャがシリーズだと
すでに同じキャラが出てきた時のガッカリ感は否めない。

「あー・・・またジャムおじさんだ。」

「ばいきんまん、なかなか出てこないねー。」

「がまんしようねー。また今度ねー。」

そう納得してくださるお客さまはありがたい。

「あー・・・またハウスだった・・・。」

「もう一回やってみようか。」

「えっ？！　またハウスじゃん！！」

「もう一回！」

「今度はレール？！どうなっとるん！！（怒）」

お察しします。
でも、トーマスはそう簡単には出てこないと思いますので
どうかご了承ください。

ってか、お子さまよりおかあさまの方が我慢が必要かと。

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「あの、ガチャが出てこないんですけど。」

またお金を入れても出てこないんですね。
じゃ、出してきます。

お店の外に出たけど、お子さまはいない。

でもどうみてもあたしと同年代だし。

ってか、あたしと同年代？？？
子どもは何歳なんですかね？
おかあさんがわざわざこなくても
本人がやってくればよいのではなかろうか。

あたりを見回しても、それらしい学生さんはいない。

と思ったら、おかあさん　ガチャの本体をゆさゆさ揺らして

「ここ！！底の方に１個ありますよね！？」

・・・あった。

出口にうまくはまらなかった最後の１個のカプセルが。

「買いますから！　これ下さい！！」

本体にしがみついて必死にカプセルを出そうと試みた
そのガチャに入っていた商品は。

アンニョンハセヨ～～～。

あたしにはビッグバンと東方神起の区別がつきません。

何が入ってたんだろう。

そして、現在の跡地にはコレ
　　　　　↓
　

何が入ってるんだろう。
中身が思いっきり謎。