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2010年09月21日
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カテゴリ:おしごと

勤務中は、担当業務やらレジやら、シフトで決まった業務以外は
発注と売場の整理、あとは商品出しで一日の勤務が終わる。

 

しかし、人件費削減の波はとどまることなく 今も押し寄せる。

 

週末なのに、フロアにたった一人だけなんて日が
珍しくなくなってしまった。

 

一人ご案内に声をかけられると、売場までご案内して
売場になければ在庫を確認して、在庫がなければ発注履歴を確認して・・・
とできる限りの事はしているが限界だってある。

 


お目当ての商品が売場になかったり、
数が足りない時によく言われるのが、

「入荷したら連絡して。」

というお客さまの言葉である。


これが、「ダ」の直営店ではご法度なのだが
説明してもなかなか理解してくださらないお客さまが
多いのに大変困るのである。


取り扱い商品が主に105円ゆえに、
一度入荷したら、いつ入荷するかわからない商品が多いのだ。


「ダ」では、今のとこ8万種位(多分)の取り扱い商品があるが
これらは定番や売筋以外にも、長期の入荷待ち(メーカー在庫なしの状態をいう)
だったり、季節商品で一時廃番だったり、発注制限があったり、
店舗面積が狭いため元々置いてないとかだったり
と、売場にないのも発注できないのも理由があるのだ。

 

たとえばだね、もみじ柄の食器。


季節商品じゃね。シリーズで入荷したら今はめっさ売れるね。
茶碗・湯のみ・小付・皿・小鉢と数をとってまとめて陳列したら
そりゃ売れるわ。


しかし。


中途半端に売れて、あと数枚しか残ってない。
じゃ、次の発注をしなければ・・・


と思ったら入荷待ち。

 

おーまいがっっ!

 


いえね、だって もみじが売れるのも年末まで。
その頃には売上の右肩あがり急カーブはなだらかになり
そのうち陳列もメイン上段→中段→下段に移動したと思ったら
桜の柄がメインになる。


なので、もみじ柄が一度の入荷しただけで
長期の入荷待ちに入って発注できないのも仕方ないんだけど。

 

*********************************************************

 

 

「おねぇさん、これこんだけしかないん?」

 

 

よくある質問です。
はい、ないんです。
と即答しても納得してくださらないのはなんとなくわかる。

カヤコさんよりも少し若いかな。
60代に見える女性である。
もみじ柄の中鉢が3つ。家族で使うには足らないんだろう。

 

季節の柄で揃えて食器を購入は多分家族用。
業務用のお客さまもいらっしゃるけど、そういう場合は
最初から別注を依頼される。

家族用なら、急ぎではない。
多少日数がかかっても揃えたい。

 

と、とにかく欲しい枚数だけ揃えたい気分が伝わるお客さまだったため
とりあえず聞いてみる。

 

「申し訳ありません。メーカーで在庫を切らしていている商品なんです。」
「念のため、もう一回メーカー在庫を確認します。」
「少々お待ち下さいませ。」


たぶん、別注も無理だろうなと思いながら事務所にもどって
発注履歴を確認したら。

 


やっぱり入荷待ち。


ん~~、説明するにも難しそうだけど
できんものは仕方ない。

事務所を出て店内で待つ女性の元へ小走りで急いだ。

 

 

「申し訳ありませんが、こちらの商品はですね、」
「先月に入荷したあと、ずっとメーカーで在庫が切れてるんです。」
「なので、しばらく入荷の見込みはないんです。」

 

と、説明すると同時に。

 

「えーーーーっ!3枚じゃどうにもならんじゃん!」

 


いえ、どうにもなるかどうかはわかりかねますが
思った以上に どう説明してよいか困りますですね、ワタシ。

 


「じゃあ、発注しといて。」

 

「それがですね、発注をしてもメーカーで在庫がないので入荷はしないんです。」
(ですから、今説明しましたが。)

 

「じゃあ、入荷したら連絡して。」

 


「申し訳ありません。入荷連絡のサービスはできかねます。」
(多分そうおっしゃると予想はしてたけど)

 

「よその店に在庫があるかどうかわからんのかね。」

 

「お客さまご注文による在庫確認と商品移動を店舗間では
行ってないんです。」
(一組ずつ受けていたら注文リストが膨大になる上に
それを毎日確認する作業に取られ、さらに店内は欠品だらけになるし。)

 

「よその「ダ」の電話番号はわかるんかね?」

 

「はい、住所とリストはお渡しできます。今お持ちしますので
少々お待ち下さいませ。」

 

再び、事務所に戻ろうと小走りダッシュを始めたら

 

「ちょっと!まだ聞きたいことがあるんじゃに!!」

 

「あ~~すみません、リストだけすぐお持ちしますので!」

 


直営店舗の連絡先リストを持ってフロアで待つ女性の元へ
ダッシュでUターンした。


「ゼイゼイ、お待たせいたしました・・・。」

 


「ありゃあね、こういうのは、おたくでやってもらいたいんよね。」
「どっちみち買いに来るけぇまたここに来るけど、
よその店に電話してあるかどうか聞いてくれるだけでいいんじゃけぇ。」

 

「申し訳ありませんがそのようなサービスは行っておりませんので
できかねます。」
(市内だけでも30店舗以上ありまして。
メールを使っても調べるには時間がかかって。)

 

 


「えー?! ほんまに融通がききやせんのじゃねぇ!!怒ってる

 

「はい、本当に行き届かなくて申し訳ないです。」
(融通きかないので105円なんですが)

 


「3枚じゃどうにもならんじゃん!ムカッ

 

「はぁ、申し訳ございません。」
(別の商品じゃダメなんかしら・・・)

 

「ほかにはいいのがないじゃん!!怒ってる

 

 


数はあっても、お客さまの好みに合う商品はなかったようだ。

いつでも、希望通りの数を発注できれば、そりゃ我々メンバーも
在庫や履歴を調べたり、別注のご案内をしたり(この場合は不可だったが)
する手間が省けてもっと商品出しに時間をかけて売場も充実できるのだけど
105円商品が売りの「ダ」なので、どしても供給が不安定なのだ。


商品の在庫を安定させようとすると、多分105円以上の商品がもっと増えて
そのうち一般の小売店とそう変わらない「ダ」になるだろう。


それでもショップメンバーは、なるべくご案内は適切に、
商品出しの時間を割くことになっても、できるだけのことはしてきたのだけど。


ちょうどお昼でメンバーは半分が休憩中。

フロアにはアタシしかいないので、この時間帯はほとんど
接客に費やした。商品は思うように出せなかったけど、
人件費削減で退職しても補充しないから、なんだか一人ぼっちも
当たり前になってしまった。
メンバー不足だからといってお客さまのご案内に間違いがないように、
それだけは気をつけないと。

 

 


「んーーーーっ! もうっっ!!怒ってる爆弾

 

お客さま、思い通りにならないのがよほど悔しいのか
軽く逆ギレしたあと、ワタシの顔と名札を交互にご覧になって
こう言い放った。

 

「キヨサカさんじゃね!ぷー

 

「はい! そうです!スマイル

ワタクシ、元気よくお返事をしました。

 

 


えーと、本社クレーム相談室から名指しで調査がくるなら今週中か。
でも、できるだけの事はやったからやましいところはございません。

 広島ブログ  くるならこい!

 

 






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最終更新日  2010年09月22日 01時32分03秒
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