やっと夏休みが終わってやれやれと思ったら(←平日の客層が全然違うので)
もう半ばだよ。
去年の今頃は、確かコマユの後期授業料の準備に追われていたけど
今年はどうよ。
今年の9月もやっぱりコマユ問題だよ。
春、奨学金の申請をして無事採用されたものの
上の二人の時とは申請時から手続きが何かと異なっていた。
「多分こうだったはず」と思いこんで進めていたら実は違っていたので
学生課に確認しながら申請を終えたといういきさつがあった。
チイヤとアイリが学生だった時には
奨学金貸与終了前に手続きを行って、卒業後には返還がはじまった。
なので、採用されれば卒業前まで準備しなくても大丈夫だと思ったけど
実はそうじゃなかった。
先月上旬、チイヤからメールがきた。
"印鑑証明がいるってコマユからメールが言うんだけど
登録しに行った方がいいんかね?"
えー? なんか、全部前倒しでやっとくんだね。
チイヤとアイリの時は保証人の選定ですら卒業前だったのに
コマユの時は選定も手続きモロモロもこの時期なのね。
不景気で職が決まらない学生がいるのはわかるけど
連帯保証人は原則は両親のどちらかだから
本人が払えなくても親が立て替えると思うんだけど。
貸せるお金を確保するのも大変なんですかね。
チイヤとアイリ、きちんと返していかないとね。
コマユのためにも。
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人生初の実印使用が、借金の保証人になって誓約書の押印。
チイヤ、ごめんね。
印鑑証明以外に署名と押印が必要なため、
チイヤのマンションに向かう事にした。
えーと、必要な書類はもう申請時に送ったし、
直筆の署名と印鑑だけじゃね。
午後から仕事がオフのチイヤと会う前に
誓約書の書類をもう一度目を通したのだが。
通したのだが。
・・・・・・・・・・・。
あれ?
チイヤの名前がちがう。
どゆこと? (д ゜゜
申請時に学生本人が入力したデータがそのまんま誓約書に印字されて
そこには署名と実印の押印のみをして提出するようになっていた。
と、いうことは。
コマユのやつ、チイヤの名前を間違えて入力しやがった!!ヽ(`Д´#)ノ
JASSO(学生支援機構)の説明書を最初から読み返してみると、
誓約書の印字部分は訂正ができない。
んもーーーっ! どうすんの!!
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「はい、キビタン大学学生課です。」
「あのー、奨学金の返還誓約書で伺いたいんですが・・・。」
直接学生課へ問い合わせしてみた。
二重線で抹消して訂正印が有効だろうか。
これがカズヲさんの間違いなら、どうせ動き回るのはあたしだからまだよい。
でも、チイヤの手を何度も煩わせるのは申し訳ない。
しかし、学生課の担当者の返事は簡単にはいかなかった。
「えっ! 絶対に記入しないでください。」
「えーと、そうですね、訂正の場合も実印だったような・・・。」
「あの、確認しますからすぐ折り返し連絡します!」
「間違えた部分はどこなんですか?」
「えっ?! 名前?!」
「・・・・・・・。」
担当の職員さん、ちょっと無言。
「・・・あのぅ、住所の間違いは たまにあるんですが、
名前の入力間違いは滅多にないもんですから。」
そりゃそうですよね。
身内の名前を間違えるなんて そういませんよね。
「えーと、ご本人からみて、保証人の方は親戚の方で・・・?」
「えっ!!お姉さんですかっっ!?」
「・・・あの、実のおねぇさんですか?」
伯父伯母ならともかく、姉上の名前を間違えるなんて
なんて残念な弟だと思われたに違いない。
もしくは姉弟の仲が大変悪いとか、付き合いが他人より薄いとか
なのに保証人を押しつけて大丈夫だろうかと思われたかもしれない。
折り返し電話がかかってきたが
やっぱり訂正は認められなくて、保証人を変更する手続きが必要になるそうな。
「どちらにしても、新たに書類を記入してもらわないといけません。」
「お姉さまは生計ば別ですでに独立しておられるんですよね。」
「二度手間になって申し訳ないんですが・・・。」
週末が休みのチイヤとは公休日が合わせにくいから
わざわざ平日午後にお互い都合をつけたってのに、
コマユのすっとこどっこいなミスのおかげで
また仕事が増えた。
ちきしょう。
長いので続く。