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監督脚本: 三島有紀子 主題歌 : 『ひとつだけ』 忌野清志郎 矢野顕子 声の出演 : 大橋のぞみ モノローグの少女(…実は……) 原田知世のエアリーな存在感と、珍しくも100%普通の人を演じる大泉洋の笑顔が、観る人を優しく包んでくれる映画「しあわせのパン」。 ロケ地になった北海道洞爺湖町月浦の「cafeゴーシュ」(映画の中ではパンカフェ“マーニ”)の夏・秋・冬・春の物語は、季節の主役たちが湖のほとりでカフェを営む水縞夫妻と触れあいながら、切なく温かく紡がれていく。美味しい食べ物を全身で味わいながら。 水縞りえ as 原田知世 【時をかける少女】は本当に時をかけた。ちょっぴりお団子鼻の少女が、笑顔はそのまま、洗練されたオトナの美少女に。生成りの白がなんてよく似合う……。 「初恋の少年はマーニだった。」という図書館の記憶とともにゆるゆると始まる冒頭。『マーニ』は毎日自転車のかごに月を乗せて走る男の子。「まぶしいから太陽をとってしまって」、と頼むやせ細った月に、マーニはきっぱりと断ります。 少年マーニと絵本の世界を追い続けて、やがて東京で働きながら「たいへん」と向かい合い、「たくさんのたいへん」を抱えた時、「水縞くんが言った。一緒に月浦で暮らそう」。そんな風にして月が美しい土地へやってきた二人は、静かに満ち足りた日々をカンパネラ(イタリア語で「仲間」)と過ごしています。 さて、時間を巻き戻しましょう。マーニが大好きな月の願いを断ったのはなぜだったのか。絵本でも映画でも、こんなふうに語られています。 「だって太陽をとったら君がいなくなっちゃうから」 (中略) 「大切なのは 君が、照らされていて 君が、照らしている ということなんだよ。」 二人が焼きたてのパンを割って「はい」と分け合う様子が、とても自然です。 「冬」の章で登場する、震災後も続けた銭湯をたたむ決意でやってきた老夫妻。 「若い頃は明日は何ができるようになるかとそれが生きがいで生きてる。それが……歳をとるとできないことばかりが増えていくんだ。昨日までできてたことが今日はできなくなる!」と切なくむせぶ泣いた夫の目の前で、パン嫌いのはずの妻が、我を忘れてパンにかぶりつく。 「明日もこのパンが食べたいですねぇ。」 その姿に「人間ってのは死ぬまで進化するんだなぁ…」と希望を見出す老人の言葉も胸に沁み入りました。
監督脚本: 三島有紀子 主題歌 : 『ひとつだけ』 忌野清志郎 矢野顕子 声の出演 : 大橋のぞみ モノローグの少女(…実は……) 原田知世のエアリーな存在感と、珍しくも100%普通の人を演じる大泉洋の笑顔が、観る人を優しく包んでくれる映画「しあわせのパン」。 ロケ地になった北海道洞爺湖町月浦の「cafeゴーシュ」(映画の中ではパンカフェ“マーニ”)の夏・秋・冬・春の物語は、季節の主役たちが湖のほとりでカフェを営む水縞夫妻と触れあいながら、切なく温かく紡がれていく。美味しい食べ物を全身で味わいながら。 水縞りえ as 原田知世 【時をかける少女】は本当に時をかけた。ちょっぴりお団子鼻の少女が、笑顔はそのまま、洗練されたオトナの美少女に。生成りの白がなんてよく似合う……。 「初恋の少年はマーニだった。」という図書館の記憶とともにゆるゆると始まる冒頭。『マーニ』は毎日自転車のかごに月を乗せて走る男の子。「まぶしいから太陽をとってしまって」、と頼むやせ細った月に、マーニはきっぱりと断ります。 少年マーニと絵本の世界を追い続けて、やがて東京で働きながら「たいへん」と向かい合い、「たくさんのたいへん」を抱えた時、「水縞くんが言った。一緒に月浦で暮らそう」。そんな風にして月が美しい土地へやってきた二人は、静かに満ち足りた日々をカンパネラ(イタリア語で「仲間」)と過ごしています。 さて、時間を巻き戻しましょう。マーニが大好きな月の願いを断ったのはなぜだったのか。絵本でも映画でも、こんなふうに語られています。
マダム・イン・ニューヨーク 2014.09.29 コメント(2)
『天のしずく 辰巳芳子"いのちのスープ"』… 2013.01.12 コメント(2)
6月に観た映画 2012.07.01 コメント(2)
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