おおさか・元気・能狂言
ちょっと、風が冷たいけど久しぶりに狂言を観に行ってきました。場所は、NHK大阪ホール。ロビーに入ると、ものすごい人だかり。一体何??と思いきや、今朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」のセットがホールの中に立て込んでありました。実際に使われているものの、期間限定での展示だと言うことでした。私はテレビを見てないし、時間もないのでスルーしましたが、結構狭いスペースに細かく作りこんであって、へぇ~~~って感じでした。さて、きょうの曲目は・・・狂言 「六地蔵」野村萬斎ほか能 「泰山府君」金剛永謹ほか・・・と言うことで、番組表は割愛します。すいません。「六地蔵」は2回目なんですけど、ちょっとコント的な狂言です。地蔵堂を建立した田舎者が、地蔵を作ってくれる仏師を探しに都へやってきます。そこへ通りがかった詐欺師が、声をかけ「明日までに作っておく」と約束。詐欺師は、分け前が減るからと3人だけ仲間を集め地蔵に化けさせます。翌日、田舎者には3体ずつ別のところにあると説明しだまそうとするのですが。。。ま、ちょっとおまぬけな詐欺師と、意外としっかりしてる田舎者のお話です。(笑)「泰山府君」は初見です。風雅を愛する桜町中納言。桜の花の盛りが7日しかないのは名残惜しいと、生類の寿命をつかさどる泰山府君を祀って花の命を延ばすように祈願します。そこへ夜更けに天女が舞い降りて、桜の枝を手折って天上へ・・・。花守が、駆け付けたものの人影もなく進入の痕跡もない。更に泰山府君に祈念するよう中納言にすすめたところ、泰山府君があらわれ、中納言の心を賞し天女を呼び戻して折れた枝を元に戻させ、更に花の寿命を延ばして去っていく・・・と言うお話です。後から出てくる天女が、衣装もかわいいんですけど、舞がとっても軽やかでかわいくて・・・あ、中身は男の人ですよ(笑)面つけてるから顔は見えませんけどね。((爆))笑って楽しめて、これで2000円は、安いです