テーマ:今日聴いた音楽(75660)
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諸行無常。すべてがはかなく移り変わり、変化しないものなどない。
移ろう四季に暮らす私たち日本人にとって、この世の無常観は身に染み付いたもの。 近年なにかと言われる「文化の保存」、「伝統の保持」というものは感傷でしかないわけです。どんなに優れた文化であってもいつかは廃れ失われていく。伝統は変化のなかで形を変えていく。自分の身の回りを見回してもこれは疑いようのない事実でしょう。何を着て、どんな家に住んで、何を食べたか・・・。 私たちは変化の中で生きていて、音楽もそう・・・変化の中で生きぬいたアイルランドの音楽は、今も変化し続けているのです。 クラスのKさんに貸してもらった「Lunasa」という若手のバンドのグループ。フィドル自体にびっくりするほどのアレンジはないけれど、楽器の構成やギターの入れ方がロックの何かになっている(こういう試みは、伝統音楽の新しい方向として、70年代か80年代たくさん行われた)。このグループのは、今的な要素が入っている。同じ時代を生きるものとして当然ななにかが!今の若者は・・・とは、老人にだけ言わせておけばいい。 変化を恐れない。私の大好きな作家、ヘルマン・ヘッセの「デミアン」のテーマもこれだったな。デミアン ん?この世に変わらないものが欲しい?愛だけにしておきましょうか!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月20日 01時36分41秒
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