テーマ:暮らしを楽しむ(388352)
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先日、楽器もジャンルもちがう人と話をする機会がありました。そして、「いかに音楽をストイックに楽しんでいるか」を聞かせてもらっているうち、それまで私が日本人のフィドルの楽しみ方について抱いていたギモンが解けてきました。
まずには、自らに高いハードルの課題を課し、それに向かって真剣に取り組んでいく日本人としての民族性。仕事でこれをすれば世界でかなうものなし。楽しみのはずである趣味の世界でも、同じようにまじめに取り組む。いえいえ、いいんです。きっと立派なことだし、上達が目に見えて速い。なによりも本人が、そんなふうにがんばっている自分が好きだろうし、楽しいと思っているのだから、私がとやかく言うことありません。 それから、ストイックにやらなければ技術の習得が間に合わない(かも知れない)もの。例えば、クラシック音楽の演奏家や、バレエ、オリンピックを目指している選手、その他たくさん・・・。 上の二つと重複するかもしれないけど、「~道」と名のつく精神性の高い世界。柔道、剣道、華道、茶道・・・その多くは日本の伝統文化に見出すことができます。 そして、フィドル道!?ましっぐらのあなたへ。 最近、フィドルの演奏で一番大事だと思うのは、ほかならぬ「遊び心」じゃないかと思うのです。「子供心」ともいってもいい。音の出し方ひとつとってもそうです。子育てでも、仕事でもみんなまじめすぎるほどまじめで。「遊び心」を失いかけている人はぜひ取り戻して欲しい。人生しんどくなりまっせ。イギリスと日本でフィドルをやっている人を比べたら、一番の違いは実はここなのです。習いたてのころ、私が(時間もないしいっぱい習っておかなくっちゃ)と必死にやればやるほど、ほめられるどころか、そんなにがむしゃらにやるもんではないよと先生が諭してくれた意味がようやくわかるような気がします。 こんなストイックでない、おおらかな音楽の楽しみかたはいかがですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月03日 22時47分18秒
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