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フィドル上達法

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2007年01月08日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
3年前にイギリスでフィドルを教えていた人から、年賀状がとどきました。留学生の家族という時間も金銭的にも限られた私と同じような境遇のなかで、めいいぱい楽しむぞという意気込みいっぱいのすてきな人でした。フィドルはまったく初めてながら、妊娠中も私のうちに通ってくれて、赤ちゃんが生まれてからも、途中休憩したりおんぶで弾いたり!と大変ながらも私も楽しめた思い出深い友達でもある人です。

でも、その頃に比べれば、今の私の初心者に対するアプローチは格段に違ってきているので、今だったら、同じ貴重な時間を使ってもっとよく教えてあげれたのになと後悔することしきりです。

大人は理解力があるので、感覚的にいろいろと違う例をぼうだいにやるよりも、ひとつの例をいろいろなところで応用させるやり方のほうがはるかに簡単にいく。遠くからなんとなく核心がみえてくるやりかたよりも、最初から限定的であっても核心からやっていくほうが早いのです。それができるのも「伝統の音楽を弾く」のを目標にしているからですが。
クラシック音楽のように、ひとつ曲を完成させては、次の曲と、やっていくのは伝統の音楽の時間軸から言って無駄でもあって、それよりも、曲をいろいろに習いながら自身のテクニックとスタイルを完成させていくほうが、はやくに伝統のレパートリーを高いところから見通せるようになるのです。

そういったことがそののちの試行錯誤によって得られたのです。そして、楽器の初心者がとても多い日本の事情は、アイルランドやイギリスなどの事情も合わず、私のオリジナルみたいなものになってきました。年賀状をくれたその人へのお礼と後悔の気持ちを忘れずに、もっといいアプローチの仕方を工夫していきましょう。





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最終更新日  2007年01月08日 17時24分55秒


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