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今、図書館で借りてきた「大草原の小さな家」を読んでいます。同名の有名なTVシリーズを見た人なら、とうさんが夜に陽気にフィドルを弾く姿が印象深く刻まれているのではないでしょうか。
とうさん、チャールズは、働き者で家族思いですが、「野生の動物は、こんなにおおぜい人間がいる土地には、住まなくなるのです・・・。とうさんは、野生の動物もあんしんして住んでいられる土地が好きなのでした。」というほどの、真のアウトドア派で、親戚もいて住みやすい町よりも、広い広い大地で自由に生きたいと願います。 昼間、たくさん働いた後で、夕食を終え日が暮れて、満ち足りた一日の終りに、とうさんは、フィドルを取り出し(これが、なかなかの腕前と人から褒められるほど)、ジグやワルツを弾き、歌を歌うのです。あるときは、家を建てるのを手伝ってくれた隣人のおもてなしに、あるときは、子供たちを寝かしつけた後、かあさんと火のそばで・・・。 本のシリーズでは、後に西部を離れることになり、町に戻ってホテルの手伝いなどもしますが、やはり、人に使われるよりも自分の力で生きたいと、三度、西部を目ざします。最後は、妻から、「もうこれで、最後にしてください。今度こそは、落ち着いてください。」と言われてしまうほど、彼は、自由を愛する人でした。 実は、私もアウトドアが大好きです(といっても、チャールズとうさんの時代に比べたらおままごとみたいなものですが)。今年の夏のキャンプに、フィドルを持って行ってみようかしらん。 また、フィドルとヴァイオリンの違いについて、「お酒を飲むと饒舌になるのがフィドルで、お酒を飲むと弾けなくなるのがヴァイオリンだ」とか、「音楽が自分の内側にあるのがフィドルで、外側にあるのがヴァイオリンだ。」という、興味深い解釈を聞きますが、こういうのもどうでしょう。 「手を演奏用にと考えているのはヴァイオリニストで、さんざん働いた手で演奏するのがフィドラーだ。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月14日 11時41分48秒
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