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フィドル上達法

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2015年11月09日
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カテゴリ:音楽について
先日、うちで飼っていたセキセイインコのリトルが死にました。


ペットを飼ったことがない人、小鳥を飼ったことがない人にとっては、


それが悲しくてたまらないのです、と言っても、理解できないと思いますが、


ほかの種類の生き物と心の交流がある知らない世界の話、と思っていただければ幸いです。


とにかく、私の家族のメンバーと昨日まで楽しく暮らしていた小鳥がいなくなって、


家族一同、喪失感にさいなまれています。


このリトルは、古文の竹取物語や徒然草を暗唱するおしゃべりインコでしたが、


音楽が好きで、うちで聞こえる楽器の、フィドルとギターとピアノ、まれにアコーディオンの中でも、とりわけフィドルの音色が大好きでした。


フィドルは、私の子供も弾くのですが、


子供が弾くときは、うまい時は「いいね!」という感じで、一緒に歌ってくれるのですが、


鳥的に!?、そうでもないと思っているらしいときは、歌ってくれないのです。


私が弾くときは、音階練習の時から歌ってくれて、


曲に入ると、熱心に歌詞をつけて歌ってくれます。


私が、ぴた、と不意に演奏を止めると、小鳥も、ぴた、と、歌うのをやめるので、


それを何度もやってみて、


まるで、歌の「だるまさんが転んだ」みたいだと、可笑しかったものです。


手乗りなので、かごから出して遊んでいるときに、私が演奏してる左肩に留まって、フィドルの楽器に片足を少し掛けてみて、


「足がしびれるね~、ヴァイオリンすごい振動だね~。」と言わんばかりに楽しんだり、


弓を枝に見立てて、動いている弓に留まられるのは勘弁でしたが。


小鳥は、夜が早く7時半には暗幕をかけて寝せるのですが、


私のフィドルの音が聞こえると、寝ていたのに暗幕の中で歌ってくれたものです。


そんな私の一番のフィドルファンの小鳥が死んだのです。まだ2歳半で、元気な若いオスでした。


あまりに急でしたので、いまでも、まだ、そこにいるような錯覚に襲われます。


もう、一緒には歌ってくれませんが、私は、これからフィドルを弾くときは、


リトルに喜んでもらえるように、リトルに聞かせてあげる気持ちで弾こうと思います。


そして、音楽が、悲しみによりそうものである、というのを、今ほど、しみじみと感じたことはありません。


















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最終更新日  2015年11月09日 14時42分56秒
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