カテゴリ:海
D入江は都心から車で二十分。気軽にカヤックを出せるが、出発点のマリーナが混んでいたりして、「だれもいない大自然の見渡す限りの砂浜」が好きなアタクシ達はちょっと遠慮していた。
勿論、カヤックを出して四十五分ほど漕げば「だれもいない大自然」に達するのだが、原始林ではないし、稀に水上タクシーなどの音が聞こえる様な所なので、贅沢なアタクシ達はやっぱり遠慮していた。 が、三十分経過の所でR島という禁漁区ことマリーン園がある。ここにならカヌー好きの友人と、その子供達をつれてピクニックなどできそうなので、探検してみることにした。 それに、さらに三時間ほどゆっくり漕ぐとG滝のもとに結構おいしそうなキャンプ・サイトがある。 R島経由でG滝へ行ってみることにした。昨日。 波打ち際でカヤックに荷物を積み込んでいると、「三か月ほどのご遠征ですか?」と聞かれてしまった。思わず爆笑。あまりにも大きなタンデム・カヤックに山ほどの荷物を積み入れているのでからかわれているのだ。 「ああ、笑われちゃった、無理もないですけど、ほんとにすごい荷物ですよね、反省してます」と笑いながら雑談をした。 「やっぱり、G滝?」はい。あそこは初めてなんです。 「今朝、十艘ほどのグループがあそこへ向かってったけど。」 ええー? という訳で笑われてみるものだ。重要な情報を思わぬところから入手。残念だけど計画を急変更。G滝のずっと手前のS滝で折り返し、R島でキャンプ... のつもりだった。 風もなく、涼しく曇った日で快適なパドル。いつもの様に胸のすくような素晴しい景色はないにしても、ゆっくりぶらぶらと気楽なパドル。水が澄んで奇麗だ。夕暮れに雲が薔薇色にそまるころ、R島に到着。 R島は、小さくこんもり森がしげっている。十分で簡単に周航できるほど小さい島。ガイドブックにここでキャンプできると示してある。だが、気に入るサイトが眼につかない。ムーミンは考え込む。 キャンプはできることはできるが、タンデム・カヤックを抱えて夜の満ち潮に流されない所まで運ぶのはちょっと面倒な地勢なのだ。面倒で危なっかしいが、しようと思えばできる。 相談する。R島に戻って来ているということは出発点がすぐそこに見える。さて。 そして、出発点に、丁度暗くなるころ、戻って来てしまった。一日で戻ってきてしまうなど初めてだ。 ちょっと残念な日だったけれど時々こういうのもいいのだろう、と話し合いながらまた山ほどの荷物を今度は車に積み込む。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.12 10:11:52
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