カテゴリ:家族・実家も北米
アタクシの故祖父は釣りバカだった。毎年夏の間、三四ヵ月は涼みにか遊びにか釣りをしにかしらないがコチラで過ごしていた。別荘変わりにでもなっていたのだろう。
祖父は小さな会社の社長だった。口数は少なかったが、とてもとても心優しく、大好きな祖父だった。アタクシが幼いころは着物姿が多かったが、だんだん一応洋服を着るようになった。いつもハリガネの様な髪をブリル・クリームでガチッときめて、外出の時は必ず帽子をかぶっていた。 だが、洋服を着るようになってもその下はかならず真っ白いフンドシだった。それも、祖母のお手製でなければ絞めない。時々、お風呂上がりの時など、見たくもないフンドシ姿を目撃してしまったことがある。その度にアタクシ達はキャーキャー騒いだ。 「お爺ちゃんっ、それ時代劇みたいっ!」 「これっ、いくら子供でも男のフンドシ姿をつかまえて騒ぐんじゃありませんっ!はしたないっ!」 じゃあ、そんな格好で出てこないでよっっ... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.28 13:24:48
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