テーマ:山登りは楽しい(12255)
カテゴリ:旅先
この高山キャンプでとんでもない失敗をした事がある。
車で山の展望台まで行って、さらにそこからアルパイン・ハイクができるトレイルが数道ある。 山の峰を、空の中を歩く感覚で、草原いっぱいのアルパイン花と何百もの蝶にうっとりしながら歩く。 風が涼しくそよいで、真夏でもちょっと肌寒い。 その風があまりにも気持ちよくて、アタクシはその日、日焼け止めをいつもより多く塗りたくって、帽子なしにした。髪を撫でて通る風が快適。 ムーミンは、日焼けに弱いアタクシを心配して、「大丈夫?涼しいけど、高地だから日が強いよ」と注意してくれて、「途中で帽子がかぶりたくなったら僕のかぶりなね」といつもの氷入りのナルジーン・ボトルを持った。 その夜、キャンプに帰って、いつもの様にたき火でマシュマロをこんがり焼いていたら、 なんだか頭皮がヒリヒリして、また蚊に刺されてかぶれてるんだろう、と推測していた。アタクシはくわれてからでは後の祭なのだが、一応ちょっと頭皮にかゆみ止めを塗ったりした。 次の朝、母や祖母が泊まっているロッジについて、鏡でしらべてみると... キャー... 超大サイズのフケ...!?? 髪が分けてある所だけ皮膚がボロボロと剥けている。 アタクシはハンセン病か??と一瞬深刻に焦った。 ただのフケではない。直径一センチほどで毛穴が何十もあいている、という奇怪な姿になってしまっている。 キャー... 今朝起きた時点で、ムーミンはなぜこの化け物になってしまっているアタクシに気がつかなかったのか...?? とにかくなんなのか分からなくて、ふえーん... そして、家族中に笑われた。 蚊ではなくて、日焼けだった。 昨日の高山ハイクで焼けて、剥けているのだ。髪を分ける何ミリという露出した皮膚に、日焼け止めを塗らなかった。こんなところが焼けるなんて、思ってもみなかった。 それを隠すため、数日間帽子をかぶりっぱなしだったアタクシ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|