テーマ:恋愛について(2608)
カテゴリ:不思議な友
大親友B女がまた強烈な片想いをして苦しんでいる。
嗚呼。 相手はB女が美術館員として勤め先の近く、美術店所属の若い画家。挨拶する、たまに美術店が暇だと世間話をしに来る程度。彼は年下で、彼女がいて、さらに致命的なのはB女にまぁったく興味無しなのだ。 感情家B女は今日にいたるまで交際が一年続いた事が一度あるだけ。数ヵ月もったのが二度。これらは軽傷。 三度ほど深く深く心を痛めたのは、熱烈なまったくの片想いが二度、卑劣な同僚にもて遊ばれたのが一度。 【1】ウルトラハンサム英雄C。彼にはそのころ彼女がいて、まず興味のない女性にはとっても冷たく、B女は叶わない事を承知でお手製クッキーなどを焼いてプレゼントしたりしていた。毎日毎日泣いて過ごすほど深刻な片想い。何年も続く。数年後Cが彼女と別れて、しばらくして知人とちょっとデートしてみた所B女怒り狂う。「私がどういう気持ちか知ってるくせに」とアタクシに泣きすがり訴えるが、彼にそういう感情がないんだからどうしようもない。 【2】英雄Cの元彼女となぜか仲良くなり、その友人の建築家Jにまたすごい片想い。Jはアタクシ達よりずっと年上で、一緒に会話してると皆笑いっぱなし、饒舌。Jは日本から遊びに来ていたある有名日本建築家のワガママ娘さんと婚約していたが、アタクシ達が知り合ったころその娘さん謎で急な逃避。その後Jは信じられなく卑劣な行動を起こす。B女が自分にぞっこんなのを利用しておもわせぶりな素振りをし、なんとB女と一緒に住むアタクシに迫ろうとする。最低。婚約者に逃げられて血迷ったとしても許せない。B女心から血が滴るほど傷つくがJをかばおうとするほどの片想い。 【3】あるエリートハイテク社に勤めていたB女、同僚の既婚者D男とメールのやりとりをするうち片想い。イケナイと頭は判っているのに心ひかれ苦しむ。彼女の想いに気付いたD男、なんとなく接触の回数が増える。そのうち社内のジムで早朝にB女に迫り、キスまでしてしまう。B女有頂天だがもちろん罪悪感で壊れそうになる。アタクシ気が気でない。数週間後、ショックな展開。D男が妻子を捨てて、なんと違う同僚Lと同棲。社内の女性を何人もたぶらかしていた事が判明。なのにD男と過ごした時間、かわしたメールなどが「私の生涯一番幸せな時」と悔しがるB女。最近この卑劣D男、同棲者を捨てて出ていったそうだ。このニュースに不覚にもゆすぶられてしまってまた悔しがるB女。 B女は心優しくて、思いやりがあって、料理が抜群で、ちょっと神経質だけどステキな女性だ。幸せをつかんでほしい。 もちろん「独身で幸せ」でも「パートナーがいて幸せ」のどっちでもいい。がんばれ。 ずーーーっとお互い十代のころからの、青春をともにした親友がこう苦しむのを見守るのは、苦しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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