テーマ:愛犬のいる生活(77286)
カテゴリ:秘密の傷跡
今朝、三本足の、元気な犬に逢ったわ。
あ!トライポッドちゃん!って呼んだら、笑って、綱を振り切って走って来て、顔中舐めてくれた。ヒエェ~... うふふ。 あの日、初めて訪れた、あの遠い町の、君達が大学時代共同生活していた大きな家。アタクシが何通も何通も手紙を送った住所。 びっくり?しなかったけど、動物で本当に一杯... 勤めてた獣医クリニックからの不幸な動物、捨てられた病気の猫、君が手術を手伝った三本足の小犬、色々時々飼っちゃってたのは知ってたけど、宿友達が苦笑してたわ。 君の友達とリビングで集ってたら、アタクシにだけ猫が何匹も寄ってきて、喪服が毛だらけになったわよ、アタクシだけ初めての匂いで、知りたかったのね。 あーーーっ!って、皆で泣き笑いしてたら、何?? 君の一番お気に入りのフェレットが、アタクシの脚をよじ登って来て、黒いストッキングがはしごになちゃったじゃない。 珍しく予備を持ってたのを、知ってたの? 君が、「あ!わりぃわりぃっ!」っていつもの笑顔で、今にもどれかの戸口から、入って来そうで。 フェレット、しばらく生きた襟巻になってくれてた。不思議な匂いがした。君にも、きっと同じ様に甘えてたのね。 慰めてくれたの? でも余計泣いちゃった。 あの小犬も、元気だったし、傷もすっかりよかったけれど、どこか寂しそうだったな。 君が「小児科」から「獣医」志願に変えたの、あんなに応援してたのに。君が白衣でいたずらっぽく笑ってる写真、まだ見る事ができない... 今も、どこかで、動物にかこまれて微笑してるの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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