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2006.02.16
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cisland.jpg
[大胆なラッコが出現、散歩を遮ったC島の浜]

昨夏初めて行った、小さな小さなC島。

ラッこや白頭鷲や青サギやミンクや鹿があふれる小島。広い浅瀬にかこまれ、引き潮には隣島と繋がってしまう小島。

昨夜、C島の夢を見た。

カヤックをゆっくり漕ぎ、満ち潮にこの浜にザザザザッと乗り上げ、一人づつバランスよく、ひっくり返らない様に降りる。足首に冷たい波。どんな足場でも、ハイブリッド・サンダルが心強い。夢の中、赤いサンダルで踏みしめていたのは、砂利ではなく、一面白虹色に輝く真珠層だった。

あらら、もったいない。

昨夏と同じ所にまたこだわって選んだテントを張る。絶好のキャンプ場は、上の写真で、中央よりやや右側に見える丸い樹の数歩奥。



cislandtent.jpg
[昨夏、C島でのテント]

ちょっとした岬になっている、樹にかこまれた狭い平原。夢では、草原は瑞々しい緑だった。

頭上には、何度も見上げて眺めたあの大きな白頭鷲の巣。「大きな鷲の巣」と言うと、小さな車ほどの多きさの物もあるが、ここにあるのは大人二人が腕を広げて手を繋げば囲める大きさ。夢の中のこの巣、小さな白い花があふれ出ていた。「ああ、鷲のヒナは、あの柔らかそうな花の中で寝るのね、気持ちいいだろうな、幸せだなぁ、いいなぁ。」夢の中のアタクシも実物に負けず間が抜けている。

ふと気がつくと、ムーミンは岬の先で釣りをしており、アタクシはテントのそば、木漏れ日の中で読書をしていた。昨夏とそっくり同じ様に。

そっと顔をあげると、またあの鹿の親子が寄って来てしばらく団欒。違うのは、子鹿がなぜか花冠をしている。the boundary様の真似かも!



fawn.jpg
[昨夏、手の届く所でずっと草をムシャムシャしていた子鹿ちゃん]

この子、なぜ花冠をしていたのだろう。

春が、春のC島が、呼んでいる。




- - -

釣りするムーミンは当然ボーズです、殿下。







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Last updated  2006.02.28 18:59:32
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