テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:洋館の毎日
[画像・diwali sweets] 正義が悪に打ち勝ち、それを祝うために花をあしらいランプを灯す美しい祭り、それがディワリ祭(BBCの綺麗な画像こちら)。 このランプやロウソクの炎は人類の希望をあらわす神聖な灯火、と伝えられている。 ヒンズー教、シーク教、ジェイン教など、インドの人々が毎年待ちこがれる五日間である。 コチラ育ちでもやはり日本人の「お祭り好き」血筋は争えないらしく、アタクシはこのディワリ祭が大好き。 生命の祭り、家族や友人との絆を強める祭り、地域により色々な意味で祝う祭りであるが、なによりも三日目の新月は「新年」の祭りなので盛大だ。 先週末がこのディワリ祭だった。 女神サティヤブハマが悪神ナラカスラを討ち取った日とも、サティヤブハマの夫クリシュナが悪神ナラカスラをこらしめた日とも、女神ラクシュミを祭る日とも、色々言い伝えられているが、ジェイン教ではマハヴィラが「悟り」を得た日の記念でもあるらしいし、シーク教ではアムリトサルにある黄金寺院の礎石が築かれた日、など意味深い。 なんだかんだ言っても、ディワリ祭(ディーパヴァリとも言う)には花やランプの他、スウィーツが欠かせない。 もちろんこの美しい神聖な明かりや花の写真よりもスウィーツの画像を載せたアタクシ。 このスウィーツの殆どは牛乳を砂糖やスパイスやナッツと煮詰めて作られた美味しく優しい味。 洋館の近くのインディアン・デリで何十種類も売っている。中にはドギツイ色の、試してみる勇気が失せる物もあるが、それらは敬遠。 ムーミンはこうして銀や金箔が使われている品は気が引けて食べられないので、アタクシが頑張って頂く。 このデリはこの地域でも人気満々で、一時間以上運転して通う方もいる様だ。 そして、ディワリ祭が近づくと、大行列が出来る。 よくみると、何かと憂鬱そうな顔をしたオジサン達の行列である。 これには、自然に家庭内の会話が思い浮かんでしまい、吹き出してしまう。 「この忙しいのに!もうすぐお義母様がいらっしゃるのに!そこに座ってられちゃ邪魔邪魔!!!んもぉ~、ちょっとは手伝ってよね、大至急スウィーツを買って来てちょうだい、ほら!」 ...と叩き出されたオジサンなのだろう。 オジサン達は薄暗くなる空の下、深い深い溜め息をついていたりする。 毎年一緒にムーミンと並びながら、お互いつっつきあって懸命に笑いをこらえるのが、いつの間にか習慣になっている。 - - - さて、ディワリが無事すむと、次はハロウェッド・イヴニングである。 幽霊屋敷の洋館でのハローウィーンは、毎年びっくり仰天、トンデモナイ行事なので、お楽しみに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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