カテゴリ:洋館の毎日
「ねぇ~、タリアちゃんっ♪」
総務だ。 悪い予感がした。 「Wait till you hear this♪♪」 (...i can wait... ) 「タリアちゃんの声、貸してねっ♪」 ? ? 最近、職場の電話がすべてIP電話に切り替えられた。その際に応答メッセージを再録音する事になり、それをアタクシにやらせようと言うのだ。 えぇ? アタクシなんかより受付のLさんとかMさんとか!ムーミンの秘書のSもいい声だし! アタクシの秘書のPだって結構...!! 「や~、もう決まっちゃってんの♪ 多数決♪ 理事会にも発表済みだし♪ 会長大賛成だし♪ タリアちゃんの発音が一番クセがないし、はっきりしてるし♪ 声が低くて優しくてセクシーだし♪」 ぐぅぅぅぅ。多数決、ってアタクシ投票権利ないのでしょうか。泣。恥。泣。 「じゃ、明日頼んだね♪」 あすぅぅ??? あの、アタクシ一応今追い込みで忙しいんですけど...? 見よ、この書類の山! 「あ~、悪いね、明日じゃなきゃダメなんだって♪ 頑張ってね♪」 泣く泣くレコーディングを吹き込む。何度つまずきやり直しさせられたか判らなくなり、最後は頭くらくら。 で、翌朝、また悪い予感。今度は... 「タリアちゃ~~~んっ♪」 今度は事務の女性KとSとVだ。 「今日からの応答レコーディング、タリアちゃんなんだってね♪ いいねいいね♪ ねぇ、今度お休みのご本読んで聞かせて♪♪♪」 恥。 どこかに穴あいてないかしら。 - - - 実は、毎晩、ムーミンが本を読んで聞かせてくれている、なんて恥ずかしくて言えないではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|