テーマ:愛犬のいる生活(76804)
カテゴリ:動物
[画像・がじがじがじがじがじ] 一緒にいると、どこからともなく犬やら猫やらが集まって来る。 春や夏に出かけると必ずテントウ虫が飛んで来て肩や腕にとまる。 スーパーのレジで並んでいると近くの列の子供や嬰児が真剣な眼差しでまじまじと顔を見つめている。 大きなホビットだ! と思われている可能性あり。 ムーミンのこの不思議な磁性は亡き彼に似ている。 S湾までカヤックを借りに言った J達と出発点で待ち合わせした。時間がかかり過ぎたら今夜はすぐ近くのキャンプ場で一泊ね、という約束なのでまだカヤックや荷物をおろして出発支度を始められない。 暇なので水際に車を停めたままちょっと探検してみる。 小さな島々が浮かぶキラキラ浅い湾を囲んだ、ひっそりとした村だ。よく見ると島にも森に埋もれる様に家が立っている。短い吊り橋まである。まるで「myst」や「riven」の世界である。 「myst」同様、人影がない。波の音、鳥のさえずり。 あれ~、こんなステキな小さなホテルがある。建ったばかりらしい。 庭の植え込みがまだ新しい。 ねぇ、今晩間に合わなかったらキャンプじゃなくてここにしちゃおうよ。ね?ね? などと言っていたらいつの間にかムーミンの手を舐めているワンちゃんがいた。 あれ?このホテルの子? それにしてもこの村静かね~。人間が一人もいない。 代わりに犬だらけ。 遠くからアタクシ達目がけて とっとっとっとっとっとっ と駆けて来る。 はっはっはっはっはっはっはっはっ 舌をたらして尻尾フリフリ。三匹、四匹、五匹。 せっかくだからホテル代いくらだか聞いて行こう。 玄関が開け放たれている。 「すみませ~~~ん」 シ~~~~~~~~~~ン。 聞こえるのはついて入って来た犬の息遣いだけ。 はっはっはっはっはっはっはっはっ 裏口も開けっ放し。でもだれもいない。 ま、いいか。 青空の下、村中見渡してもやはり人影一つなく、静まり返っている。キャストが帰ってしまった映画ロケの様だ。 ゾンビーが出て来たりして! ...ばか。 人食い犬だったりして! ...ば~か。 海岸までついて来たワンちゃん達と遊んでもらった。 せわしなく動き回るので携帯カメラにおさまらない。 その中で不思議な子がいた。 「この棒投げて!」と持って来るので、投げると、追いかけて... 持って帰ってくるのではなく、その棒を噛み砕いてしまうのである。 ばきっ、ぼきっ、がりがりがりっ ムーミン曰く、「あ~、時々いるよね~ 」 木の破片を食べちゃわないでね。 食べちゃってそう。 その後このワンちゃん達は、海岸でカヤックに荷物を積み込むアタクシ達の「お手伝い」をしてくれた。 夕日の中漕ぎ出すアタクシ達をしっぽふりふり見送ってくれた。いつまでもいつまでも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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