テーマ:見上げた空はどんな空(1469)
カテゴリ:洋館の毎日
あと一日働いたら、五週間の休暇。 去年は六週間にしてみたけれど、今年は色々と都合が合わず、とりあえず五週間。 思えば呆れる程贅沢な生活をしているのだろう。時々父に聞かれる:「お前達いったいいつ仕事してんだ??」 それでも過労で倒れる同僚が毎年いる。なのでいっそう上司が目くじらを立てて「休暇のスケジュールを組め!ちゃんと休暇を取れ!」と三月頃から休暇申込書?を配り出す。 八週間や十週間、夏にいっぺんに取る人もいるけれど、アタクシ達はちまちまとちょっとづつ取る。 春に一週間。 夏に数週間。 秋に一週間。 冬に二、三週間。 ...お前達いったいいつ仕事してんだ。 最近「休暇こそ新しいステイタスだ」という人が出て来ているけれど、アタクシはただムーミンと一緒に毎日遊べるのが嬉しい。 二人でもっと休暇取っちゃった年もある。 コチラの夏休みは長い。小、中、高校の夏休みは七月+八月=八週間。そして九月からは新学期なので「夏休みの宿題」なんてこの地域では無し。 「夏の読書リスト」を出す先生が時々いるらしいけれど、これは邪道。 そもそもコチラでは「読書の秋」ではなく、圧倒的に「読書の夏」である。 五月に入ると様々な書評紙に「夏の本リスト」が掲載される。 だが文芸的な本が選ばれるのではなく、一般的に軽く面白く読める本、例えばビーチで溶けかかったアイスクリームを片手に読める本が好まれるらしい。 らしい、というのは重度の濫読癖に冒されているので手当り次第に雑読したり何度も読んだ書物をまたまた精読したり、季節構わずいつも本を握っているので、「さぁ、夏だから本を読もう!」という心境が判らないのだが、すかさず色々な「夏の本リスト」も拝見。 今年の夏は勿論「ハリーポッター」の最終話が発売開始。またまた真夜中に本屋の前の道が歩行者天国になったりしてコスチュームパーティーの大騒ぎになるのだろう。 さて。 休暇まであと一日。 きっと追い込みで結局残業になるんだろう。 アタクシって要領が悪いんだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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