テーマ:戦争反対(1189)
カテゴリ:今
子供の頃、毎年浴衣を着せられ大きな野外ステージから被爆少女の当時の日記(の英訳)を読まされた。 コチラの日系社会には広島や長崎出身の方が多い。母や祖母によるとこれは日本国内での差別扱いが影響しているのではないか、という。どうなのだろう。 小説などで、親が被爆者だから結婚をあきらめよう、という類いの展開はよく見るけれど、昨日祖母を実家に送った際びっくりした。 実家ではNHKの衛星放送がかかっている事が多い。昨日はとても上品な女性のインタヴューがかかっていた。どうやら女学生の頃に被爆なさった方で、「そのため就職できなかった」「採用してもらえなかった」など、辛い体験談を語られていた。 驚いた。個人的な関係だけでなく、社会的にも追い込まれていたなんて、いたたまれない。 日本の平和運動の真心のこもった呼びかけこそ一番心に響き、ずっしりと重みがある。 アタクシは日本の平和活動が大好き。エプロン姿の女性や杖をついた老婆や乳母車を押す若い男性が原爆反対!と力を合わせてその祈りを、世界に響く声にしている姿を見ると胸が熱くなる。 コチラのヒッピー+学生活動家が主な平和パレードとは一味違う。 核戦争の恐ろしさを身をもって経験した人々が、様々な川から水を汲み寄せて捧げる様に、その力を合わせて平和を守ろうとする姿勢に感動する。 だからびっくりしたのだろう。平和にむけてこんなにも情熱的に努力できる社会が、被爆者に冷たいなどとは、思いたくない。 コチラの平和活動家の間で、日本の憲法第9条にこそ未来の希望を見いだす傾向がある。 北米の片田舎から、この憲法第9条を守ってもらいたいと、心の底から願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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