テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:旅先
水辺からカヤックを引き上げ、斜面を数歩登るとひんやりとした森の木陰に小さな草原がある。ここにテントを設置すると探検隊の本部の出来上がり。
二日目の朝食は豪華なフエヴォス・ランチェロスだった。食べながら海を眺めたり、森の奥を覗いてみたり。どうやら獣道?らしき物が森の奥へ奥へと続いている。 これがガイド・ブックに載っているトレールなのかどうか判らない。けれど、近くに昔の植民者(?settlers)が建てた小屋の廃墟があるらしいし、島の向こう岸には広い広い砂浜がある模様。どうする? とにかく一人が食器を洗っている間、もう一人がピクニックを詰めた。我ら無人島探検隊は食料を重視する。水筒を満タンにして、いざ参ろう! 草を分け枝をくぐりながら歩いていたら先頭のMが立ち止まった。 何? 「鹿がいる」と言う。 へ?どこ? と森を見回しても見えない。 保護色とは凄い物だ。それともアタクシの視力だか観察力に問題があるのかもしれない。鹿は、そのままあと二歩進んだら手が届きそうなところで草をもしゃもしゃ食べていた。大きな黒い目にアタクシ達が映っている。 おぉ~。 やがてちら、ちら、と振り返りながら獣道?を登って行った。まるで今度は先頭に立ってくれたかの様に。そっとそっと後を歩いていると木々の間、水面が見えてきた。 入り江? いや、小さな湖なのか、大きな池なのか。チチチチチチチチ、と小鳥のさえずりがのどかだ。 湖の真ん中にはビーバーの巣がこんもりと盛り上がっていた。ビーバーの巣は水中に入り口があり、中はそれはそれは居心地がいいのだそう。子供の頃習ってからちょっとした憧れを抱いている。 上の写真の左中央に小さく写っているけれど、下の写真の枝の山がそれ。 なるほど、と足元を見回すと案の定、歯形付きの切り株が沢山。 コチラでは一生懸命忙しく働く人を「busy as a beaver」と言うのだが、本当に一生懸命に働くのだろう。こりこり木を倒して、それを小さな身体で引きずりダムを組んで、大変だ。この湖はビーバー何匹で作ったのだろう。 頭が下がる思い。 - - - 無人島探検、続く! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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