カテゴリ:洋館の毎日
わくわく。劇場最前列で幕開けを待つ顔。 席で飛び跳ねそうなほどソワソワしていたので笑われた。幕に映写された青い文字の光が眩しい。 あのリックマン氏が「ゼミの毒舌講師」役、という夢の様なキャスティングだ。 「Die Hard」の優雅な悪役、「Robin Hood」の唯一の見所のノッティンガム司法官役、「ハリー・ポッター」のスネイプ先生役などで有名になったリックマンだが、アタクシがファンになったのはずっと昔。ガキの頃観た「Truly Madly Deeply」だった。 あのちょっと鼻にかかった低い声で、けだるく、恨めしそうに台詞を言われるともうイチコロ。 そのリックマン氏が、ちょっと乗り出して腕をのばせば届く所にいた。 劇が終わった後、「ステージ・ドアで待ち伏せしてみる?」とムーミン。 いやいやいやいやいや。鼻血出ちゃうかもしれないし。やめとく、と似合わず控えめなアタクシ。 だが劇場から出るのをもたもたしていたら、歩道に出た途端、ステージ・ドアから出演役者がにこにこ出て来る所だった。 え?え?と戸惑っていたらついにアラン・リックマンも目の前に現れてしまった。 「お嬢さん、サインですか?」と聞かれるがままにプログラムにサインをしてもらってしまった。きゃー。 アタクシ、アガってしまって「ア、アリガトウゴザイマス」と言うのがやっとだった。 そんなアタクシを尻目にムーミンはなんとリックマン氏と談笑していた。 「席はどこでしたか?」と聞かれて「最前列です!」と答えている。 あぁ。普通の会話でも「あの声」を使用するのね。 「最前列だったらツバが飛んだでしょう?」とリックマン氏。 「いやー、それも嬉しかったです」と即答するムーミンにリックマン氏が爆笑。 しばらく二人であーだこーだと喋っていた。アタクシ、懸命に腕をのばしてその様子を撮影。 リックマン氏の車を見送った後、隣の劇場の前を通ろうとしたら、サミュエル・L・ジャクソン氏がいた。ひゃー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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