テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:そこはかとなく
緩和ケア看護士が、看取った患者の「後悔」を語る。
特に男性の間では、「あんなに働くんじゃなかった」という後悔が多いとの事。 ガーディアン紙によると、死を目前にまるで悟りを開く様な賢明さで人生を振り返る患者達との会話を、オーストラリアの看護士がブログで掲載していた。そのブログが話題を呼び、書籍化。 彼女が纏めた末期患者の後悔・トップ5: 1・世間が「こうあるべきだ」と言う人生ではなく、もっと自分らしく生きる勇気があれば良かった。 振り返ると、叶えられなかった夢がどんなに多いかはっきりと見える。殆どの場合、夢の半分も実現できずに、それが自分の選択の結果である事を思い知りながら死ななければならない。健康であるうちはなんでも出来る。だが失ってしまうまで気付かない。 2・あんなに働くんじゃなかった。 看取った男性の患者が全員こう言ったらしい。子供の成長を見逃し、パートナーとの交際を蔑ろにしてまで仕事に専念するんじゃなかった。 3・感情を素直に表現する勇気があればよかった。 人間関係を保つために自分の感情を押し殺して暮らす。その結果、自分の可能性を生かしきる事なく平凡な毎日を過ごしてしまう。 4・友達と連絡を保っておくんだった。 死ぬ数週間前に古い友人の大切さに気付き、連絡しようとしてももう遅い。皆、死ぬ間際になって友人が恋しくなるらしい。 そして 5 なのだが。訳するのが難しい。I wish that I had let myself be happier. いい加減に直訳してしまうと、 5・自分がもっと幸せに暮らす事を許してやるんだった。 「幸せ」は選択できる事だと最後まで気付かない人が多い。古いパターンに捕われたまま、変化を恐れ、人にも自分にも「これで充分」と偽るが、心の底では本当に笑う事を願っている。 アタクシは何を悔やむのだろう。 - - - notes: もっと幸せに過ごすのだった? 自分をもっと幸せに暮らさせてやるんだった? 悔悟 = repentance, remorse 遺憾 = regret お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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