on the other side of the world

全666件 (666件中 201-250件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ... 14 >

• 

  on a wing and a prayer

  アタクシのためにタクシーを呼んでくれようとしたフロント係の女性がおメメ点々で受話器を置いた。運転手が今朝急に辞めてしまったらしく、タクシーがない、というらしい。ないって、　　　　　　　　　　　一台もないんですか？「申し訳ありません　」　　　　　　　　　　　えぇ～～～？？運転手が一人辞めてしまうとタクシーがなくなってしまうほど小さな村へ出張だった。どうしよう。空港までヒッチハイクなのかしら。ひー。でも笑わずにはいられない。フロントの女性と顔を見合わせて笑ってしまった。でもフライトの時間が迫っている。どうしようどうしようどうしよう。すると思いがけず、その女性が助け舟を出してくれた。「あと十分で仕事が終わりますから空港までお送りしますよ　」助かった　なんてこった。お礼状を書かなきゃ。確かに辺鄙な田舎村で色々不便かもしれないけれど、だからこそ皆暖かく助け合い支え合って暮らしているのだな、と小さな飛行機の中でふと思った。

  2007.10.01

  コメント(14)

• 

  all across the universe

  it was full moon on your birthday. down here on earth, we put on your discs and raised our glasses to you. has anyone found that recording of your clavier on voyager I? or is it still travelling through space & time, waiting?

  2007.09.25

  コメント(2)

• 

  shiny

  come a little bit closerhear what i have to sayjust like children sleepin'we could dream this night awaybut there's a full moon risin'lets go dancin' in the lightwe know where the music's playin'let's go out and feel the nightbecause i'm still in love with youi want to see you dance againbecause i'm still in love with youon this harvest moonwhen we were strangersi watched you from afarwhen we were loversi loved you with all my heartbut now it's gettin lateand the moon is climbin' highi want to celebratesee it shinin' in your eyebecause i'm still in love with youi want to see you dance againbecause i'm still in love with youon this harvest moon　　　　　　　　　　ー neil young

  2007.09.25

  コメント(4)

• 

  北米で大人気 igoogle ガジェット

  25,000もあるらしい igoogle ガジェットのうち、友人や同僚の間で騒がれている物を数点集めてみた。天気、ニュース、世界時計、ノートなどの一般的な物の他に楽しいガジェットが毎日増えている。　remember the milk用事、買い物リスト、スケジュールなどを制作し、それらを携帯にもメール・アドレスにも送れるし、何よりも数人同時に共用できるので家庭でも職場からでも更新可能。そしてリマインダーを自動的に送ってくれる様に設定できる。さっそくこれに今週登録して、洋館でムーミンと別々のラップ・トップでテストドライブしてみた。「おっけー、タスクを送ってみよう！」「あいあいさー」...とソファに並んで座って同時に送信。で？同時に新しく表示されたタスクを一目見て二人とも転がってしまった　　　　　　　　　　　ばっはっはっはっは！！「kiss man to your right」「smooch your cutiepie」二人とも「隣の人にキスする事」まるで申し合わせた様　　はずかし～～　earnings by the millisecond秘書Pがお気に入りのこのガジェット、給料を入力するとミリ秒単位で収入を表示してくれるらしい。　days sinceイベントを入力するとその後どれだけ時間が経過したか表示する。フリーランスの友人は請求書を提出した日にちを入れ、30日後まだ支払われていない場合催促状を出しているらしいが、それが一目で判って便利なのだそう。　ladybugs♪　赤、青、黄色の～♪　衣装を着けた♪　テントウムシが♪　しゃしゃり出て～とつい歌ってしまうのは両親揃ってフォークソング大好きだから？色とりどりのテントウムシが igoogle のページでお散歩。マウスで拾ったりつっついたりできる。アタクシは五匹の設定にしてあるが、三十匹にするとさすがにジャマ。　time sheet仕事に何時間費やしたか記入しておけるタイムシート。請求に役にたつ他、取引先別に時間を管理できる。　activity tracker勉強何時間、ジム何時間、家事何時間、ピアノの練習何時間、時間の使い方を管理したい人に最適。ぐうたらなアタクシには無用...？　黒猫 maukieお腹を撫でるとゴロゴロゴロゴロ。頭を撫でるとにゃ～ん。マウスカーソルを視線で追い、時々じゃれようとするかわいい黒猫のペットを飼おう！注：クセになります　google トランジット・乗換案内日本限定のガジェットに羨ましいものがある。まぁ、乗換案内が羨ましいのではなく交通の便利さが羨ましいのだが。さて、これを英和辞書引き引きえっちらおっちら書くのに何分かかったのだろう。

  2007.09.15

  コメント(10)

• 

  huevos rancheros

  前の晩に荷造りを済ませておけばいいものを、出発の朝もだらだらしていたのでカヤック・キャンプの出発が遅れてしまい、なので渡し船にも遅れてしまい、目的地に到着した時にはもう日が暮れそうだったので、荷物を車に積んだまま旅館に一泊♪　という事になってしまった真夏の旅。どこも満員なリゾート地区なのに飛び入りで、海を見渡すスイートしかありません、と言われて即決定、部屋についてみると（結構古い）ミニ・キッチンがあってムーミンはご機嫌。車からクーラー・バッグだけをもぞもぞとほじりだして食料を冷蔵庫に入れていた。次の朝作ってくれた朝ご飯がフエヴォス・ランチェロス　アタクシのは「お鼻小さくしといてあげたからね～♪」　　　　　　　　　　　あっそ。こっちはムーミンの分。なにこのおネギ？おヒゲ？「そうなの～、まだ今朝ヒゲ剃ってないからジョリジョリのつもりなの～」　　　　　　　　　　　あっそ。

  2007.09.12

  コメント(13)

• 

  行方不明

  メグの父親は行方不明。なにやら極秘の研究に専念する優秀な天体物理学者だったが、ある日突然いなくなってしまう。メグはのけ者にされがちなティーンで、デキル弟が三人いる。双子のサンディとデニスは人気者のスポーツマン。五歳のチャールズは天才児。そしてメグは優しく才色兼備な母ケィトに憧れている。ある真夜中、不思議なお婆さんが訪ねて来て、一緒にオヤツを食べながら謎の言葉を放つ。「テセラクト（四次元立方体）って存在するのよ」と科学者のケィトに言うのだが...そしてお婆さんは、メグ達を連れてとんでもない異次元の世界へと旅をする。メグの父親の行方は？銀河に迫る危機とは？鍵となるメグの力と幼いチャールズの才能とは？- - -コチラで小学四年か五年には必ず読んで感激する「a wrinkle in time」シリーズの著者、madeleine l'engle（マデレイン・レングル）氏が先週亡くなった。きっと誰も知らない次元で、輝きながら歌う星にかこまれていらっしゃるのだろう。

  2007.09.12

  コメント(2)

• 

  氷の姫も

  nessun dorma! nessun dorma! tu pure, o principessanella tua fredda stanza guardi le stelle che tremano d'amore e di speranzama il mio mistero e chiuso in meil nome mio nessun sapra!no, no, sulla tua bocca lo diroquando la luce splendera!ed il mio bacio sciogliera il silenzioche ti fa mia[il nome suo nessun saprae noi dovrem, ahime, morir, morir!]dilegua, o notte! tramontate, stelle!tramontate, stelle! all'alba vincero!vincero! vincero!- - -arrivederci. grazie a tutti.

  2007.09.07

  コメント(8)

• 

  痛くないもん

  [画像・魔法]実はアタクシ、大きな大きなトラウマがある。言い尽くせない苦しみと痛みの思い出をまだ引きずっている。今日、それを初めて書いてみようと思う。当時訳も判らず大暴れして泣き叫んだほど辛かった。しゃくりあげて過呼吸になってしまうほど苦しかった。一生忘れられそうにない、とってもとっても深い痛みだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そう、それは「筋肉内注射」病弱だったらしく、なぜだか知らないが数回この「筋肉内注射」をされた。三歳児だったアタクシは手足を母や看護士におさえられ、パンツをペロンと捲られ、ちっちゃなお尻に痛い痛い注射をギュウウウウウウウと刺された時、お尻が半分もぎ取られる様な、熱い炎で炙られる様な激痛...　よりも痛かったのは、母の裏切り。「痛いよー痛いよー」としゃくりあげるアタクシをなだめながら　　　　　　　　　　すかさず小さなアタクシを押さえつけてるじゃないかっ！！！それからというもの（ ＝ イッショウ）注射が大嫌い。大嫌い。大嫌い。アタクシ、泣いちゃいそう。で、予防注射を撃ってもらいに...　いや、打ってもらいに行く度真っ青になるアタクシを見かねて、なんと数年前、医師が指パペットを編んでくれた。「これを指にはめてね～、でね～、ちょっと会話してごら～ん、そうそうそう、おっとおしまい！」　　　　　　　　　　　え？い、痛くなかった...！？　チュッありがとう、先生！アタクシって、何歳...？

  2007.09.05

  コメント(19)

• 

  楽天ブログ画像容積を無限に増やす方法

  ルール違反かもしれないけれど。　　　　　　　　　　例えば、50MB の容量を倍にしたければ、もう一つ、【ブログ２】を登録をする。こちらは画像倉庫のみに使用する。例えば、上の笑顔エンジェルの画像をその【ブログ２】にアップロードする。そしてそのコードをコピーする。この場合どうぞご自由に！最初の「*」は削除してから使ってね。一度ログアウトして、上のコードを【オリジナル・ブログ】へ持ち帰りそこで使用する。ログイン・アウトが面倒だがこれで画像容積の問題は解決？？...これって、もしかしてとってもイケナイ事なのだろうか？

  2007.09.04

  コメント(28)

• 

  どこに行っても

  [画像・本物のバイオハザード！]そりゃどう見てもムーミンの方が可愛いし綺麗なんだけど。フロードそっくりだし。さっそく二次検査をしてもらおうと検査要求書（？lab requisition）を握り病院へ採血してもらいに行こうと思ったら、　　　　　　　　　　　あ、ボ、ボクも血液検査してもらわなきゃいけないんだった...とばかり自分の（まったく関係ない）健康診断の事をすっかり忘れていたらしい人約一名。こら！でも一緒に行ったら面白い光景を目撃！貫禄たっぷりの老看護士に恐る恐る検査要求書？を渡すと、彼女はにんまり笑って「じゃあ私は彼氏さん♪」と何かとルンルンでムーミンを誘導していく。アタクシは若手看護士に連れられ奥にむかうのだが、その途中先ほどの老看護士が座ったムーミンの髪を笑顔で嬉しそうにナデナデしているのを見てしまう。恐るべしムーミン、やっぱりくりんくりんの栗毛で年配の女性に大人気。　うしし。会話も聞こえる。「あらぁ～～ふっとい腕ね！なんてりっぱな血管！」そしてアタクシの採血をしていくれている看護士を呼び寄せてしまった。ちょっとちょっとちょっと。 二人で盛り上がっている。暇なのね。土曜日だし。「ほんと！ワークアウトなさってるんですね？」まったく無意味な筋肉質の　ムーミン、照れる。　　　　　　　　　　　え...？え～...「この、小指と肘の間の筋肉が盛り上がってるのって、見ませんよ～」「あたしゃこのガーデン・ホースみたいな血管が気に入ったよ！お～、触ってごらん、このすべすべのお肌！」　　　　　　　　　　　ちょっとちょっとちょっと。今度は二人でムーミンの腕をナデナデして歓声をあげているらしい。どうなってるの？　　　　　　　　　　　えっと、で、アタクシの採血は...？結局ベテラン看護士の凄腕で「ぜんぜん痛くなかったよ！不思議なくらい！」　と笑顔のムーミン。さんざ　いじくりまわされて　ちやほやされて　まんざらでもなかった様子。　ぽっ。　その後一日中ご機嫌だった単純でゲンキンなヤツ。それにくらべ、さんざ待たされた後　血管がみつからず　何度も何度も痛～～～く刺された可哀想なアタクシ...　でも暇だったから注射器安全処分容器？の写真なんか撮れちゃったし。

  2007.09.02

  コメント(12)

• 

  骨髄移植・適合かも！？

  [画像・びっくり通知]「骨髄移植を必要としている患者と適合している可能性あり」いつか登録したまま忘れていた　ごめんなさいごめんなさい　骨髄移植ドナー登録だが、今週急に二次検査依頼通知が届いてちょっぴりどぎまぎわくわく。もしかしたら市内の患者かもしれないし、地球の裏側で闘病している人かもしれない。それに二次・三次検査を通過してもドナーに選ばれる確率はそう高くない。コチラでは骨髄バンクがとても困っている。正確には、困っているのは「バンク」より「骨髄バンクに頼る患者」なのだが。登録者の90% 以上が白人らしく、特にアジアやインド系、そして混血？ミックス？の登録者が不足しているため、時折新聞などで「○○さんの骨髄マッチが国際バンクでも見つからず困っています！□□□系の登録希望者の方、至急募集です！」と取り上げられている。骨髄マッチング係のおばさんによると、ドナーに選ばれる人は患者にどこか似ているらしい。DNAがそれだけ似ているのだから当然だろう、と思いきや、ヒト白血球型抗原が一致しても血液型さえ違う可能性もあり、骨髄移植後、患者の血液型、目の色、髪の質、体臭まで変わる事があるらしい。でも二十年以上マッチングの仕事をしているこの専門家のおばさんは、「非科学的だけど、患者さんの姉妹・兄弟の中でも、最良適合（？）する人はなんとなく見て判るのよね～」と言う。骨髄ぐらいで誰かの延命のお手伝いができるなら、お安い御用だ。どこかで闘病している、アタクシとどこか似ているかもしれない人：　がんばってね！- - -日本の骨髄バンク・ここから登録！- - -また血液型を聞くのを忘れた。　いやいやいやいや、また「あんたエイリアンでしょう？」と聞かれるのがこわかったのかも。

  2007.09.02

  コメント(14)

• 

  ♪　怪猫の舞・買い物袋ブギウギ　♪

  ♪　何はともあれ　買物初めに♪　魚屋さんへ　飛び込んだ♪　たいに　ひらめに　かつおに　まぐろに　ぶりに　さば♪　魚はとりたて　とびきり上等　買いなはれ♪　おっさん　買うのと違います♪　刺身にしたなら　おいしかろうと思うだけ♪　わてほんまに　よういわんわ♪　わてほんまに　よういわんわ♪　とり貝　あか貝　たこに　いか♪　えびに　あなごに　きすに　しゃこ♪　わさびをきかせて　おすしにしたなら♪　なんぼかおいしかろ♪　なんぼかおいしかろ♪　お客さん　あんたはいったい　何買いまんねん♪　そうそう私の買物は　魚は魚でも♪　おっさん　しゃけの缶詰おまへんか♪　わてほんまに　よういわんわ　♪　あほかいな♪　ちょっとおっさん　こんにちは♪　ちょっとおっさん　これなんぼ♪　おっさんいますか　これなんぼ♪　おっさんおっさん　これなんぼ♪　おっさんなんぼで　なんぼがおっさん♪　おっさん　おっさん　おっさん　おっさん♪　おっさん　おっさん　おっさん　おっさん♪　おっさん　おっさん　おっさん　おっさん！♪　わてつんぼで　聞こえまへん♪　わてほんまに　よういわんわ♪　わてほんまに　よういわんわ♪　あーしんど- - -special thanks: 灯屋兆助師匠様教えて頂くまで知らない歌でした！いつも有り難うございます♪

  2007.08.31

  コメント(14)

• 

  北米の空・皆既月食・完成！

  [画像・halfway to eclipse]明るい満月がだんだん欠けて行き、そして急に色が変わる。思わぬ幸運が降ってくる事を「pennies from heaven」というのだが、本当に銅貨が夜空に浮かんでいるみたい。紅い月の下、二人そっと静かに踊った。そして、そっと静かに願いを託した。怪猫は、その隙にそっと夜の庭へ逃げた...

  2007.08.28

  コメント(18)

• 

  北米の空・皆既月食

  [画像・lunar eclipse]始まった！

  2007.08.28

  コメント(4)

• 

  北米のスーパー・２

  近年ファーマーズ・マーケットなどで人気のヘリテージ・トマトがついにスーパーに登場。でも凄く高い！！ムーミンは紫色のシマシマまだらのトマトが好き。チーズ専門店であの独特の香りにうっとりするのもいいけれど、このスーパーのチーズ・カウンターもなかなか捨てたものじゃない。先日ホタテ・オムレツに入れてくれたトリュフ・ゴート・チーズはここから来た模様。むふ♪これは知る人ぞ知るポワラーヌのパン。あぁ、今年もネクタリーンの季節がもうすぐ終わり。今のうち一杯食べなきゃ。核果は夏の夢。幼い頃、日本での数少ない記憶のなかに、大きな桃をベチョベチョになりながら食べている場面がある。顔ほど大きな桃を剥いてもらい、アタクシも上半身剥いて裸にしてもらって、嬉しくかぶりついて体中ベトベトのネトネトになり、食べ終わったらお風呂に直行だったっけ。ひぇ～。今は桃を剥くのが面倒くさいので（こらこら）ムーミンが剥いてくれるか、ネクタリーンにするか。きゃー。いまだにこういうのに弱いアタクシ。こういうのって、食べ始めたら一気に舐めなきゃいけないんだろうか。それとも花瓶かなんかに立てて休憩してもいいのだろうか。ムーミンが大好きなマカルーン。ムーミンは、お菓子も映画も何かと少女趣味でロマンティック・コメディーを観ながら甘いお菓子を食べるのが好き。アタクシはどちらかというとおバカなアクション映画を観ながらポップコーンを投げるのが好き。まぁ、二人ともフィルム・フェストっぽい文化的なインテリ映画も好きなのでこの共通点も不思議。- - -北米のスーパー・１はコチラ

  2007.08.26

  コメント(12)

• 

  whale watching

  [画像・シャチの親子？]先日ある町へ出張したのだが、フロート・プレーン（？水上飛行機）が着水したとたん誰かが「あれ！あれ見て！」アタクシもケラケラ笑った。ホエール・ウォッチング（？whale watching）の宣伝なのだが、なるほど、出かける前からシャチの親子が...　ところでたった今、「whale watching って日本語でなんていうんだろう？」と調べてみたところ、びっくりした。コチラで「beluga whale」と呼ばれ親しまれている「クジラ」が、日本では「シロイルカ」で、「イルカ」だとは！実はムーミンもアタクシもこの「シロイルカ」ちゃんに触らせてもらった事がある。ムーミンは観客の前で、エサのお魚まであげさせてもらっていた。「大きな冷たい剥いたゆで卵みたいな触感だった！」あぁ、そうそうそう。ちょうどそんな。「シロイルカ」ちゃんの微笑みが大好き。

  2007.08.26

  コメント(4)

• 

  新・脳内相性メーカーでパーフェクト！は誰？

  前回脳内メーカーで一緒に遊んで下さった豪傑・山と海と空様が新発見！脳内相性メーカーなる危険物が出来ているということで、いってみよー実は、勝手にお友達のお名前を入力させて頂いたら、　　　　　　　　　　　理想の相思相愛パートナー　を発見してしまった。ムーミン、ごめんよー　もう、これ以上ないというほどパーフェクトな相性らしい。どきどきどき。それは誰？誰？う～ん。どうやらルルお兄様とは、アタクシの片思いらしい。かぶりつきたいほど愛くるしいかれーちゃんとは...？あら？あらら？？これは表示が反対かもしれない　と一人不気味にほくそ笑んでいたり。おぉ～～。ルカ姫とのこの相性！嬉しいねぇ～♪　　　　　　　　でも、「猿」って...？むふふ。むふ。　愛しののりすけ嬢　むふ。暑苦しいかもしれないけど、がまんしてね。　　　　　　　　　　　ちゅっ♪

  2007.08.24

  コメント(14)

• 

  a secret garden retreat by the sea

  [画像・秘密の花園]そっと門を開くと、一面の花園。ヘコ様に喜んで頂けそうな幻想的なダリア！ アタクシより遥かに背が高いタチアオイが潮風に揺れている。一面の百合から立ち上るいい香りにしばらくクラクラうっとり。それとも、咲き乱れるタイムの花の香りかも。森をちょっぴり切り開いて作った花園で、どっち向いても花だらけ。うっとり。あ！この青い花、いつか一度買ってくれたね、なんて名前だっけ？「ドラゴン」なんとかだったっけ？このアリウムすご～～い♪ちょっとちょっと、ムーミン、手を貸して！そのケシも大きい！真ん中に広がるリンゴの木の下には、流木で作られたピクニック・ベンチと...その枝の日陰にはレタスとおネギとハーブなどが涼しそうに生えている。その晩、このレタスで作られたサラダを食べながら、ピーター・ラビット気分。左はレセプション・ハウスで、右はレストラン・旅館。それとも、食堂・寮？女性用のリーダーシップ特訓も、海辺の美しいホールでヨガの合宿も、環境運動の集まりも、なんでもありの集会所で、賄い付きの寮生活と引き換えに畑仕事や料理をするボランティアもいるらしい。有機栽培の採りたての野菜でさっくり作られた料理を、海を見渡す広いベランダでワイワイ頂くとさらに美味しい。屋根の青いドラムで撒水用の雨水を集めている。海が左に、ちょっぴり写っている。また今度ね！

  2007.08.23

  コメント(16)

• 

  血だらけ

  血まみれの笑顔でお出迎え、っていうのはやめて欲しい。数ヶ月前、いつもの様に玄関先で待っていた怪猫の真っ白いはずの顎やら胸やらが真っ赤っか。これは...？？　　　　　　　　　　　血だらけ...！？大丈夫？大丈夫？と抱き上げてムチムチの毛皮をかき分けて傷口を探してみても、　　　　　　　　　　　無傷...！？という事は...このおびただしい血は...　　　　　　　　　　　全部返り血...！？　ひぇ～。そういえば何となく得意そうに前足をペロペロ舐めていたりする。んん？？真っ白い前足の指の間に、誰かの灰色の毛皮がぽちょぽちょ挟まっている...！？　　　　　　　　　　　引っこ抜いて来たのかい？？　おまえさん？？？もしかして、一度チラッと見かけた事がある、最近引っ越して来た路地むかいの猫ちゃん...？　大変だ！　　　　　　　　　　　まだ生きてるかしら...？とにかく怪猫は普通の猫の倍ほどあるので一大事になっている可能性がある。庭のローズマリーやらミントやらタイムやらの大きな束を握って路地むかいへお詫びに飛んで行った。「ごめんなさい！お宅の猫ちゃん、たしか灰色ですよね？ウチの怪猫と派手な喧嘩をしてもしかしたら大怪我を...」「あぁ！またやっちゃったの！？？ごめんなさいねぇ～～～　」「...はぁ？」なにやらこの灰色君、小さいのに喧嘩好きで、色々縄張り荒らしをしては傷だらけで帰って来るのが日常らしい。「引っ越す前も大変だったのよ、お隣の猫ちゃん達に何度も大怪我させちゃってね、問題児なの　　お宅の猫ちゃん、随分大きいのね～、びっくりしちゃった！喧嘩して大丈夫みたいだった？大きいからきっと大丈夫だと思ったんだけど　」　　　　　　　　　　　ちょっとちょっとちょっと。「あらぁ、このハーブ、ステキ！ありがとう！うちの猫がご迷惑かけちゃったらごめんなさいね　」い、いえいえいえいえ。いいんですけど。ウチのは返り血ですし。　なるほど。怪猫の様なバケモノに喧嘩をふっかける子があらわれるとは。それが路地むかいに越してきちゃうとは。それからというもの、数週間に一度は対決しているらしく、一度怪猫の毛皮に相手の爪が丸々一本引っこ抜かれて刺さったまま帰って来たこともある。怪猫は悠々と勇者の歩み。のっしのっしのっし。問題児君は大丈夫なのだろうか。おまえさんみたいのでも、やる時はやるのね...？

  2007.08.21

  コメント(16)

• 

  it's a good thing cows don't fly

  今週、ムーミンはついていなかった。まず、きらいな町へのきらいな出張。出発をぎりぎりまで延ばした後、真夜中に到着してみると、彼の秘書Sが予約してくれておいた部屋が...？「すみません、その予約が見当たりません」え。じゃ、どんな部屋でもいいですから...「いえ、ホテル満員で、申し訳ありません、次回タダでお泊まり下さい、ギフト券です」さんくす、あの～、それより今晩の部屋は...？「申し訳ありません、他のホテルをあたってみますので少々お待ち下さい、お代は当社で」と言う訳で深夜に近くのホテルへ移動。それが豪華スイートだったらしいがそれを楽しめる様な出張ではなかった。電話がかかってきて「残念だよ～、もったいないよ～、眠いよ～」悪いけど笑ってしまった。その次の晩にまた電話がかかって来て、「今一人でホテルのレストランのパティオで、とってもステキな晩なのに、タリアがいなくて寂しいよ～」というのはまだよかった。ちょっとキザすぎないかい？悲劇は、しばらくしゃべって電話を切った二分後。また電話が鳴った。はろー？「うぇ～～ん...」どうしたの？「鳥の○○が空から降ってきて...」えぇ！？晩ご飯に！！？？「のーーー。肩に...　ふぇ～～ん...」...ぎゃははははははっ！！悪いけど笑ってしまった。えっと、小さな鳥でしょ？鳥の○○って比較的キレイだから大丈夫でしょ？「のーーーっっ！カモメだったの...」　　　　　　　　　　　あの町の、特大カモメ...！...可哀想っ！！悪いけどさらに笑ってしまった。その後、帰りの飛行機は大幅に遅れるし、楽しみにしていたカヤック・キャンプは中止になっちゃうし、キャンプを諦めた次の日に怪猫がまた血だらけで帰ってくるし。その間いっぱい笑われちゃうし。ドライクリーニング屋さんでも笑われちゃうし。

  2007.08.19

  コメント(16)

• 

  プロヴァンス風・アフタヌーン・ティー

  [画像・hier apres-midi・un grand the provencale]ビクトリアン・ティー（イギリス風１、２）とは一味違うプロヴァンス風のグラン・テェで、祖母はお茶よりもラテを選ぶ。「お祖母ちゃん！ルール違反！」と笑うと　　　　　　　　　　　むふふ♪と笑ってごまかす。昨日はお昼に祖母のお気に入りの点心。その後美術館。「悪いわね～」と謝る車椅子の祖母に、祖母を美術館に連れて行くと真ん前の特等駐車場に停められるし、付き添い一人タダで入れるし、かえって楽なの！と説明すると「あら、そう？」と嬉しそうに微笑する。「帰りにまたお店でお土産を買いましょうよ♪」と、祖母は美術館内の店が大好き。そして美術館の後、おやつにグラン・テェ。プロヴァンス風味なのでオリーヴ、シェヴレ、ボッコンチーニ。スコーンもローズマリーやラヴェンダー味。プルーストの国なのでもちろんマドレーヌ。ムーミンはここのマカロンが大好き。祖母がカフェ・ラテを選ぶのは正解だ、と彼女の趣味を肯定しながら自分はお茶の選択に悩んでいる。イギリス風はデヴォンシャー・クリームやクロッテド・クリームだけど、さすがにプロヴァンス風はクレム・フレィシュ...　にラヴェンダーがのっている。ジャムまでこだわってボン・ママン♪むふふ♪

  2007.08.19

  コメント(4)

• 

  lighthouse rock

  [画像・let's rock everybody let's rock]あいにくの雨で残念だね～、といいながら今年の旅行の写真を整理していたら、五月の旅行の帰りの風景が出て来た。渡し船から見かけた灯台ステーションなのだが、「こういうとこは毎日郵便配達があるのかしらね？」と手紙人間のアタクシ。「いやいやいや、それより食品の買い出しはどうなってるんだろう？グルメ食品頼んだらちゃんといい品が届くのかしら？」と美食家のムーミンが心配していた。　　うしし。「怪猫連れて灯台守の仕事についてみる？」「なんだかいいねぇ～～♪」と灯台守の仕事が結構大変そうだと思いつつ勝手にうっとりしていた。今晩この写真が出て来た時点で、勿論お決まりの「無人島クイズ」になったのだが　（←暇人）、今日は　　　　　　　　　　エルヴィス三十周忌で一日中ノン・ストップでエルヴィス映画がかかっていたりするので、「無人島に持って行くエルヴィスの一曲」行ってみよー「う～～～～ん...」と悩むムーミン。エルヴィス全集を引っ張り出して曲名を調べていたりする。そうじゃなくて、ぱっと思いつく曲にしたら？「うぅ。もっと悩みたいの...」と苦労性のムーミン。アタクシは即答：「in the ghetto」アタクシが生まれる前のこの映像、エルヴィスのかっこいい事。キャリア末期のオペラ歌手に進化しつつ「あの服」を来てるのにかっこいいエルヴィス。く～っ。ムーミン、まだ？「う～～～～～んんんんんん...」さて。

  2007.08.16

  コメント(2)

• 

  北米鮨：進化？突然変異？

  [画像・evolution / revolution]マンゴ巻。キウイ・ホタテ巻。ウニ巻揚げ・大根おろし・薬味・ダシ汁付き。　ひつまぶし巻。一つ寂しそうなネギトロ巻。純日本人、角刈りにメガネの板前さんがさらに欧州で武者修行後、コチラに渡ってレストランを開くと...？江戸っ子の祖父がお墓の中ででんぐり返しをしてしまいそうなメニュー。祖母のお気に入り。顔をあわせると、「ねぇ、今度はいつ○○○に行きましょうか♪」と催促されてしまう。できる物なら毎日通うんじゃないか、という勢い。「ハイカラねぇ～～♪」と嬉しそうにメニューに目を通す。そう、珍しい事に、ちゃんと日本語のメニューも用意してある。覗いてみるとぎょっとする。日本語で書いてあるとなぜか？さらに？不気味に見えるメニュー。でも全部美味しい♪毎回祖母が真っ先に頼むのは、アナゴの握り。ゲタからはみ出る長さのアナゴのテンプラがドンッ！と出てくる。その下に小さな握り、上には蒲焼きのタレがとろん。ひー。常連になってしまっているので、同時にフォークとナイフが出てくる。ヨボヨボ祖母はお箸に力が入らない。長いアナゴを毎回アタクシが一口大にチョンチョンチョンチョンと切り分ける。それを祖母がにこにこ頬張る。可愛い。また祖母の袖が左上に覗いている。今週末の予定だった五日間のカヤック旅が中止になってしまったので、祖母と遊びに出かけよう。

  2007.08.16

  コメント(14)

• 

  50 years on the road

  last fall, they finally built a beat museum. it's at columbus and broadway, just down the street from city lights. and their phone number is 1.800.ker.ouac. (guess 1.800.gin.sberg was too long.) the first time i heard that 「on the road」had been written on one continuous roll of paper, i laughed out loud. that book is 50 today. things i love in north beach: ・the pizza joints・the slight whiff of sewage in the basement of city lights books・bagna calda at the stinking rose・eating gelati in washington square・saturday opera and the walls crammed with old photos at caffe trieste・keeping an eye out for lawrence ferlinghetti (not that we'd recognize him, but still)・crab sandwiches from palermo deli・tea on the upstairs balcony at vesuvio cafe

  2007.08.16

  コメント(4)

• 

  restoration

  [画像・復旧]引っ越して来た時、豪邸だらけの街並に、一軒目立って荒れ果てている屋敷が気になった。まるで廃墟の様な大きな屋敷。ガラスは割れ、屋根は崩れかけ、庭は雑草がぼうぼうだった。雨の日には、昔は誰かが磨いていたであろう床に水が漏っているのだろうと思うとやはり気になった。だがつい最近、その屋敷が少しづつ修理されている事に気付いて嬉しく思った。誰かが買い、取り壊さずに修繕している。気が遠くなる程の努力が必要だろう。どんな人なんだろう。友人の市会議員とパーティーに行った時、この話題があがった。そしてびっくりした。二十年以上前、強姦殺人罪に問われ、終身刑の判決を受けていた男性がいた。それが数年前、新しくDNA鑑定により、それは実は濡れ衣であり彼は無罪である事が発覚し、世間を騒がせた。毎日どんなに悔しかっただろう。だれがどんなに謝罪しても、彼の二十年もの月日はもどってこない。国は賠償金として、先例のない莫大な金額を支払った。アタクシも覚えている。お金で済む事なのか。死罪になっていなかっただけ幸いなのだろうか。その男性がこの賠償金で、遠いこの州で荒れ果てた屋敷を買い、趣味だった木工術を活かして修理しながら静かに暮らしたい、と市に申し出たそう。胸が締め付けられる様な話。

  2007.08.14

  コメント(8)

• 

  ロケ撮影

  [画像・it's a wonderful life?]映画撮影が盛んな街で、珍しく古い街並の史蹟区（？historic district）なので、映画やドラマやコマーシャル撮影のロケ撮影隊がいつもうろうろしている。毎週の様に撮影トラックが近所にずらっと停まっている。大変結構な事だと思う。いい仕事につけている人がそれだけいるという事だ。時々「あ！？」と思う程の有名人が日陰でくつろいでいる時もある。振り返って見たいところを、我慢して、わざとさりげなく通り過ぎるアタクシ達の白々しい事。なはは。そして自宅がロケ用にスカウトされると思いがけずわくわくする物だ。何度か「候補」にあがっても実際「採用」になったためしはないのだが。採用されたら一日$5000、というのも魅力的？近所で撮影が行われる度に丁寧な通知が来る。「大変ご迷惑をおかけ致しますがx曜日のx時からx時までなんとかかんとか」という内容の物。「x曜日は夜の九時までヘリの騒音でご迷惑おかけします」というのもあったし、「照明器具の使用は夜の十一時で切り上げます」というのもよくある。今回はお隣の家をはじめ四軒程がすっかりクリスマス飾りで賑わっている。なんとなく不気味だ。　そのお向かいにヒマワリがぎっしり咲いているので笑える。そして通知も少し変わっていた。きびきびとした若者が挨拶にまわって来て、「申し訳ありませんがx曜日は深夜の二時まで撮影の予定ですので、お詫びとしてその晩○○○○ホテルに一泊か、それが不都合なら$xxxxをお受け取り頂けませんか？それから裏庭とドライブウェイを器具用にちょっと使用させて頂けたら幸いなのですが。」「○○○○ホテル」と言えば一応最高級ホテルだ。ほぉ～。でも、どんなホテルよりも洋館での暮らしが気に入っているし、怪猫もお留守番では可哀想なので、やっぱり$xxxxを有り難くちょうだいした。よ～し、タリアのお祖母ちゃんを連れてあのレストランに行こうね♪　とムーミン。いいヤツだなぁ。クリスマスの飾り付けをする場合、人工雪も吹き付けるのが通常だが、今回は青々とした芝生のままらしい。なるほど。臨時にサンタ・バーバラって事になってるのね。洋館の前にパトカーがズラリ。洋館のベランダまでお芝居の様子がよく聞こえる。刑事ドラマなのだろうか。ダンダンダンッ　と銃声の後、「ぎゃ～！ビル！ビル！おーまいがっ！しっかりして！！ビル！ビルッ！！」と女性が叫ぶ。それを何度も何度も繰り返している。さすがプロだ。三度ほど繰り返したらアタクシだったら嫌気がさして捨て鉢になってしまうだろう。なのに毎回毎回何度も何度も迫力たっぷりの演技。穏やかじゃありませんね。駆け寄って叫ぶのはまだマシなのかもしれない。毎回「ドテッ」と倒れる俳優も大変だ。- - -木曜からのカヤック・キャンプが雨のため延期になってしまう予感。

  2007.08.14

  コメント(12)

• 

  北米のナウシカ

  [画像・bolivares]「ぎゃははははっ！！　M、何それ～～っ！！」とばかりムーミンが笑い崩れたので見に行くと、Mがきまり悪そうに見慣れない紙幣を手にしていた。それって、ヴェネズエラ紙幣？？「そうみたい。春に行ったきりこのジャケット着てないんだな。あ～ぁ。」『あ～ぁ』ってあなた。設置しかけのテントをほっぽってしばらく談笑してしまった。「で、ヴェネズエラに行ったっきり洗ってないでしょ」と洗濯大好きなムーミン。「がはは。このセーターも見事にほつれてきてるでしょ？これカヤック用のセーターにしてるの。もう、穴だらけでおんぼろ！ひどいなぁ。」と笑顔のM。この夏のカヤック旅での話。木曜からまた五日間一緒にカヤック・キャンプに行くM嬢は、元同僚だったがそれでは物足りなく、今は世界的に活躍している。広い視野も、綺麗な顔立ちも、何かとボサボサの髪も、静かな美しい眼差しも、身なり構わずきびきび活動する姿も、大地を思う心も、ナウシカに似ている。彼女の勇姿、アタクシももっと見習いたい。- - -ムーミンは今週月曜の夜から水曜の晩まで出張なので、ほんとは今週末もっと気合いを入れて用意をしなくてはいけないのだが、やっぱり二人でダラダラゆっくり夕食 を食べたり溜まりに溜まったDVDレンタル・サービスの映画を観たり。でも二日二晩もいないなんて。怪猫、泣いちゃう。

  2007.08.12

  コメント(6)

• 

  ワイルド・サーモン・タイ・カレー

  [画像・choo chee pla・thailand: the beautiful cookbook]rosy peachお姉様のグリーン・カレー＋タイ・メニューがちらつくので今晩はタイ・カレーを作ってもらった。「え？ワイルド・サーモンの [なんとかかんとか] にしようと思ってたんだけど、タイ・カレー？」...ダメ？「いいよ♪　よし、どれにするか決めた♪」本来は尾頭付きの魚を使う料理なのだそう。釣りたてのワイルド・サーモン。ココナツ・ミルクと練り赤カレーとナム・プラ。おいしい～～～♪ねぇ、今度はカフィア・ライムの葉の切り方がザツじゃない...？右上に見えるのは、玄関先で写真を撮っていたらさりげなく寄って来た人（？）の真っ白な足。

  2007.08.11

  コメント(10)

• 

  curry heaven

  [画像・enormous prawns in saffron coconut curry・vij's cookbook]和製カレーはどうやら邪道であるらしい、と薄々気付いたのは大学時代。毎夏家族と一緒に行く高原キャンプに、大学の友人が数名一緒に来てくれた。この家族とのキャンプの献立は子供の頃から毎年そっくりそのまま同じ。最初の晩は必ず母の和製カレー。友人には予め断っておいた。「和製カレーって、板状のルーで作ってあって、こってりしてて、バズマティやタイ・ライスみたいにあっさりポロポロのご飯じゃなくてしっとり日本米で、子供の大好物だったりするしアタクシも大好きなんだけど、もしかしたら本当は『カレー』と呼べないかもしれない。」案の定、和製カレーをお皿に盛られた皆は不思議そうな顔をしていたが、親友のPがいいことを言った。「これって、美味しいよ。『これはカレーだ』と思わなければいいんだよ。」なるほど。ムーミンが持っている数冊のインド料理の本では、どのレシピもまずカレー粉の調合から始まる。スパイスを小さなフライパンで煎り、香り高くなったら専用のスパイス・グラインダーで挽く。その時ナツメグを丸ごところころ入れている時もあるし、カルダモムの皮を一生懸命剥いている時もある。アタクシが一番衝撃を受けたのはエチオピアン料理のカレー。大学時代に初めて食べた時は数日続けて夢に出て来たほど美味しかった。連れて行ってくれたのはどっきり美男の先輩だった。ご両親お二人とも大学教授なだけあり博学で知慮深く、おまけにトライアセロンを飛び入りでこなしてしまう程のスポーツマンで、実はこの場で交際を申し込まれてしまったのだがアタクシはそれよりも料理に夢中だった。　ごめんね～　さすがに食いしん坊のアタクシを釣るには胃袋から、とたくらんだのだろう。エライ。インジェラという布の様な薄いパンを大きなお皿一枚に一杯に広げ、シチューに似たこてこてのとろとろに煮込んだカレーをちょっとづつその上に並べる。ヤギのシチュー、レンティルのシチュー、スパイスで真っ赤な鶏肉のカレー。そしてインジェラをちょっぴりづつちぎり取り、それで具を摘んで頂く。初めてだと右手ベトベトで顔中シチューだらけになってしまうのだが、それがまた楽しかった。あぁ。書いてるだけで食べたくなってしまう。二番目に好きなのがインド北部、ムガール帝国風のクリームたっぷりの優しいカレー。三番目はやっぱりタイのグリーン・カレー。でも何よりも嬉しいのはムーミンが作ってくれる真心のこもった複雑なカレー。なぜカレーを作るのにお鍋やフライパンが七つも八つも必要なのだろう。ムーミンが料理するとなぜ台所中が竜巻に遭った様になるのだろう。毎回なんとなく笑ってしまう。

  2007.08.11

  コメント(8)

• 

  続・ホタテ天国

  [画像・ホタテ・オムレツ]数日前の巨大ホタテには続編があった。翌朝、残ったホタテでホタテ・オムレツ（トリュフ・ゴート・チーズ入り）、同じくあまったミニ・ポテトでチリ・ホーム・フライ　　を作ってくれた。今回は条件付き。「料理してる間リスト弾いてよ！」...朝っぱらからリストですか。今度はイタリアン・パセリの刻み方がザツ！だなんてもちろん言わなかった。そしてお昼にはまたおメメ点々になる様なエビが登場するのだが...

  2007.08.11

  コメント(4)

• 

  箱入り怪猫

  [画像・the box in question]空き箱があるとどうしても入ってみたいのよ。おまけにこの箱、なんかいいにおいがする。ムーミンがグルメ・ショップから美味しい物を詰めてもらって帰って来た空き箱の誘惑。どれどれ。やっぱりちょっぴり小さいなぁ～ボク10キロだったり11キロだったりするから普通の倍なの。一回り小さ過ぎる箱が好きなのはなぜ？おしりがやっと入るけど、小さすぎるの～でもこの箱、美味しそうな匂いがするの～おテテがスモーク・サーモンの香りになったからペロペロペロ♪こっちのアンヨはトリュフと、カモの胸肉の匂い！ペロペロペロ♪こっちはチーズ三種類～♪　ペロペロペロリン♪すっかり気に入っちゃったの。ココでお昼寝したいな。どっこいしょ。う～ん...下女（＝タリア）が笑ってるのよ。「はみ出してる～～」って、ほっといてよ。アイツまだ笑ってるの。悔しい...せ～の、むぎゅ～～～！！足を突っ張ってみたら箱がギシギシ言う！のびるかも！おっと、ここ凄くいい匂い...　ふがふがふがふがふが...　うっとり...　よしっ　このまま冒険に出よう！あの光へむかって！どんぶらこっこ、どんぶらこっこ、どんぶらこっこ箱船気分なの。カヤックってこんなかな。ふぅ。疲れた。やっぱりお昼寝しなきゃね。でもボク寝ちゃうと大変なの。だっていろんな物のっけられちゃって遊ばれちゃうの。お？今日はCDが大きく見える...　箱が微妙にゆがんでる...ぁあ！今度はすっぽり入っちゃって出られなくなっちゃった！？オヤツの時間なのに...！予告だよ！次回は怪猫ブギウギ２、どうぞ宜しく！

  2007.08.09

  コメント(6)

• 

  犬をいじめる怪猫

  [画像・洋館の今朝]外を通る犬がいきなり　　ぎゃんぎゃんぎゃんぎゃんぎゃんぎゃんぎゃんっ！！！！！とすごい吼え方をしたので何事かと窓からのぞいてみた。あぁ、朝日が綺麗...　庭のラベンダーを摘んで来ようかな...　とぼんやりカメラを握っていた、静かな今朝の事。案の定、怪猫がまた「アレ」をやっていた。「アレ」とは、「散歩中の犬の揶揄」。飼い主に連れられお行儀よく歩道を通る犬をからかうのだ。なんて性悪。うまいもので（？）、庭先の、ちょ～～うどリーシュが届かない距離までゆっくりゆっくり歩み寄り、尻尾を向けて丸く座ってみたり、わざとらしく顔を洗ってみたり、見事な役者ぶり。夢中になってわんわん吼える犬を「ちらり」と横目に、前足を持ち上げてぺろぺろ舐めている。どこでこんな真似を覚えたのだろう...

  2007.08.05

  コメント(6)

• 

  ホタテ天国

  [画像・gotham cookbook cover recipe]先ほどムーミンが作ってくれた晩ご飯。ニラの刻み方がザツ！だなんて粗捜しをしてはイケナイのだが。　ベランダでエプロンを締めたまま食べながら、「ポイントは、バター・クリーム・ワイン・ソースにホタテが一つ分、みじん切りにして入れてある事！」だそう。のほほほほ。ミニポテトが甘くて美味しかった　怪猫もホタテを丸々一つもらってよだれぽたぽたぽたぽた。

  2007.08.05

  コメント(14)

• 

  ambrosia

  [画像・バラ風味]今回初めてバラの香りのターキッシュ・ディライトを買ってみた。昔ナルニア国物語を読みながら一番の疑問に思ったのは、「ターキッシュ・ディライト」ってそんなに美味しいのか？どんな味がするのか？兄、姉、妹を売り渡してまで欲しくなる魔法のお菓子なのだろうか。エドマンドが白い魔女からそのかぐわしいお菓子をもらう場面を初めて読んだ時、小学三年生だった。やっと英語が普通に扱えるようになった頃、七冊のナルニア・シリーズを一気に完読したが、一冊目の「ターキッシュ・ディライト」の誘惑に負けてしまったのだろうか、そればかり気になった。当時イギリスで普通に売られていたお菓子だが、北米では手に入らなかった。ターキッシュ・ディライト。ターキッシュ・ディライト。初めて食べたターキッシュ・ディライトは大学に入ってから。友人が新聞部に、親戚のお土産の、宝石の様なお菓子を持って来た。「このグリーンのが一番美味しいんだよ、ほら」と笑顔ですすめてくれたのを、わくわくしながら頂いた。念願のターキッシュ・ディライト。淡い色の、不思議な優雅な香りがする、柔らかく甘いお菓子だった。美味しい！なんで緑なの？この味は何の味？「え？ピスタシオなんじゃない？」とその子は言った。最近調べたところ、ピスタシア・レンチスカスの樹のヤニを使うのだそう。ふ～ん。美味しかったけれど、魂と引き換えにでも食べたい...？いいえ、それはヒヨコちゃん。それからもお店で見かけると時々買ってみるのだが、美味しいメーカーと、まるっきりのハズレと、色々。ピスタシオ・ナッツがぽちぽち入っているターキッシュ・ディライトもある。今週は華麗な友を想いながらペルシャ食品店に寄った。ザクロのジュース、ファラフェル・ミックス、羊ミルクのフェタ・チーズ。次の日に洋館でちょっとした会議の予定があったので、ピスタシオのクッキーとターキッシュ・ディライトも。バラ風味のターキッシュ・ディライトは初めて。ちょっぴりつまむと、rosy peachお姉様のバラ園の香り。

  2007.08.05

  コメント(10)

• 

  怪猫と文庫本

  [画像・just how big is he?]寝ていると小さないびきをかいたり、よだれをたらしたりする。熟睡してしまう。いたずらのしほうだい。ほんとに猫？今日は読み終えた百人一首解読の本をのせてみてしまった。すぴ～。怪猫にCDをのっけるとこんな風になる。この時の動画がどっかにあるはずなんだけど。

  2007.08.05

  コメント(4)

• 

  北米から見る「日本憲法第9条」

  子供の頃、毎年浴衣を着せられ大きな野外ステージから被爆少女の当時の日記（の英訳）を読まされた。コチラの日系社会には広島や長崎出身の方が多い。母や祖母によるとこれは日本国内での差別扱いが影響しているのではないか、という。どうなのだろう。小説などで、親が被爆者だから結婚をあきらめよう、という類いの展開はよく見るけれど、昨日祖母を実家に送った際びっくりした。実家ではNHKの衛星放送がかかっている事が多い。昨日はとても上品な女性のインタヴューがかかっていた。どうやら女学生の頃に被爆なさった方で、「そのため就職できなかった」「採用してもらえなかった」など、辛い体験談を語られていた。驚いた。個人的な関係だけでなく、社会的にも追い込まれていたなんて、いたたまれない。日本の平和運動の真心のこもった呼びかけこそ一番心に響き、ずっしりと重みがある。アタクシは日本の平和活動が大好き。エプロン姿の女性や杖をついた老婆や乳母車を押す若い男性が原爆反対！と力を合わせてその祈りを、世界に響く声にしている姿を見ると胸が熱くなる。コチラのヒッピー＋学生活動家が主な平和パレードとは一味違う。核戦争の恐ろしさを身をもって経験した人々が、様々な川から水を汲み寄せて捧げる様に、その力を合わせて平和を守ろうとする姿勢に感動する。だからびっくりしたのだろう。平和にむけてこんなにも情熱的に努力できる社会が、被爆者に冷たいなどとは、思いたくない。コチラの平和活動家の間で、日本の憲法第9条にこそ未来の希望を見いだす傾向がある。北米の片田舎から、この憲法第9条を守ってもらいたいと、心の底から願う。

  2007.08.05

  コメント(60)

• 

  victorian tea

  [画像・three tiers of joy]最初は、ブルーベリー・ムース・タルト？ミニ・クロワッサンのサンドウィッチ？それともアプリコットのミニ・スコーン？そして、紅茶はどちらになさいます？アール・グレーとバニラのブレンド？最上級のダージーリング？それとも...？上段はスウィーツ。むふ♪中段はスコーンとミニ・パウンド・ケーキ。デヴォンシャー・クリームを塗るとさらに幸せ。下段はサンドウィッチ数種。むこうに祖母の腕が写っている。カウンターにもお菓子がずらり！食べちゃうのがもったいない...このスコーンはムーミンのお気に入り。毎回どれにしようか迷うらしい。アタクシは毎回この飾り角砂糖が気になる。今回はカエルさんまでいらっしゃる。げこ。げこげこ。ムーミンは、この店特製ブレンドの紅茶を祖母に買ってもらってご機嫌。祖母もムーミンにプレゼントできてにこにこ。よかったよかった。次回は英国風じゃなくて、南フランス風のお茶園へまいりませう。- - -今日のティー・ハウスより美味しいところ：「a proper british cream tea」もどうぞ

  2007.08.04

  コメント(17)

• 

  海賊怪猫

  [画像・ここ掘れにゃんにゃん]海図を床に広げて、ガイドブックとおやつを傍らに、必要な情報を小さく書き込んで行く。進水ポイント、キャンプ場、マリン・パーク、海流。ここからカヤックを出して、こっちの浜でキャンプにする？あ、ねぇ、この小島の、ここのドックにパブがあってね、子羊・バーガーが美味しいんだって！のほほほほ。こっちの砂浜の端に冷たい滝があるみたい。いいねぇ。三日目に寄ってみる？わ、「周辺にイルカの群が五十頭」！！何これ？「トドに要注意」？？...洋館にもトドに似た生物が...？

  2007.08.04

  コメント(4)

• 

  恐竜の卵を食べた日

  [画像・dinosaur egg]夙に、日本に住んでいた幼い頃、どこかの科学博物館へ何度も何度も連れて行ってもらった。毎回、とてもとても心配な事があった。ねぇ、大丈夫だと思う？「どうだろうねぇ～、はやく行って見てみなきゃね～　　」と母。到着したとたん、はやく！はやく！と両親の手をひっぱり、その展示品のところへ駆けつけた。　　　　　　　　　　　恐竜の卵が、孵ってしまっているんじゃないか。前来た時、もうヒビが入っていていまにも生まれそうだった卵　の化石。ずっとずっと眺めていたけれど生まれなかった卵　の化石。前来た時も。その前も。次回までには、もう恐竜の赤ちゃんになってしまっているんじゃないだろうか。どうしても孵る瞬間の応援をしたかった、恐竜の卵　の化石。その科学博物館のまわりにイチョウの樹があった。ある時、その下にコロコロ落ちているギンナンを拾おうとして「あ！タリアちゃん！ダメ！それはダメ！」と手を掴まれびっくりしたのを今でも覚えている。どうして？「臭いからダメなの！」...そうなのかな。このかわいい実が、本当にクサイのかな...？？と当時随分疑問だった。四歳だったろうか。五歳だったろうか。いまだにはっきりと覚えている。もしかして、落ちていた食べ物を拾わせてもらえなかった悔しさ...？数ヶ月前、大好きな森様がドイツの銀杏のお話をなさっていた時、ふとまたこの昔の銀杏を思い浮かべていたら、それはきっと「上野」の科学博物館だ、と教えて頂いた。嬉しかった。「上野」って、「動物園」と「駅」しか知らなかったアタクシ。両親に聞いてみれば判る事だが、例えば「あの博物館はどこの博物館？」と聞いても「○○○だよ」なんて答えられたってアタクシは判らない。でも「上野」なら一応想像出来る　気がする。両親は二人揃ってガリ勉だったため、高校や大学時代のデートは必ずこの科学博物館だったらしい。「映画なんかつれてってくれる人じゃなかったの～」と母が苦笑する。結婚して子供が生まれてからも通い続けたなんて。そんなわけで今日、職場のむかいの果物屋さんで思わずプラムを衝動買いしてしまった。ネクタリーンや桃の方が好きなのだが、この「恐竜の卵」のシールにつられて買ってしまった。恐竜の卵...？　に見えるのだろうか...？アタクシにとって「恐竜の卵」とは、やはりあの今にも孵りそうに見えた、日本の「上野」の科学博物館の、黒くツヤツヤの化石の卵。

  2007.08.02

  コメント(4)

• 

  大学病院ラボの怪談

  友人R氏は昔、ある大学病院の研究室で検査技師をしていた。大きな病院のラボでは急患に備え夜勤の技師が必ずいるが、Rは学生の頃から夜更かし→昼夜逆転生活をしていたのでこの夜勤を進んで引き受け、他の技師から重宝されていた。「いや、静かだしね、仕事ははかどるし、夜勤に当たらせられる看護婦さんって新米の若い美人が多かったりしてね」と鼻の下をのばして語るRにアタクシ達は大笑い。やっぱりねー。ある深夜、同じく夜勤の同僚は急患の　採血 献血（？blood collection） に救急部屋へむかい、Rはラボに一人残って仕事をしていた。その数週間前にラボが違う階に移され、同時に広く快適になったらしい。「顕微鏡も新しくなってね、その晩はご機嫌だったんだ。」広いって当時どのくらい大きなラボだったの？と聞くと、「そうだなぁ、昼間は技師40人ぐらいのロテーションだったかな、よく覚えてないけどそんな感じ」と言う事だった。「皆のベンチが全部見渡せるオープン・プランの大部屋だったんだよ。」ふ～ん。Rはその大部屋で、カウンター機（親指でパチャパチャとレバーを引き、大きな数を数える時使う小さな機械）を片手に顕微鏡を覗き、フィールドに見える白血球を数えていた。白血病の疑いがある患者の血液検査だ。その時「キッ」とラボの両開きのドアが開く音がして、すっすっすっすっすっすっとだれかが入ってきたが、カウント最中で目が離せなかったのでとりあえず『は～い、ちょっと待ってね、いまあとちょっとでカウント終わるからね～』と声をかけた。気さくで親切なRらしい。「で、その人は大部屋を横切って僕の後ろまで歩いて来て、静かに待っててくれたんだ。夜ってラボに急ぎの用があったりするからもしかして急いでるのかもしれない、でもカウント狂わせたら後で大変だからさ、また『もうほんのちょっとだよ～、ごめんね、もうほんのちょっとね～』なんて声をかけながら終わらせてさ、振り向いたら　　　　　　　　　　誰もいなかった。」うそ～。「もう、全身鳥肌がバババババババって立ってね、髪の毛が逆立っちゃってさ、固まっちゃって身動きもとれなかったんだ。その時にまたドアが　　　　　　　　　　『キッ』なんて開くから思わず　　　　　　　　　　『ぎゃっ』って飛び上がっちゃったら、ERに行ってた同僚だったわけ。僕が悲鳴なんかあげるからびっくりさせちゃって、もう少しで 採血 献血 セットを落としそうになるし、も～～～二人で慌てちゃった。」で？　で？「今ね、顕微鏡に向かってたら誰かが確かに入って来て、僕のとこまで歩いて来て、しばらく待ってたんだけど、振り向いたら誰もいなかったんだ、『気配』っていうのかな、確かにそこにいたのに、誓ってもいい、確かにいたんだ。もしかして待ちわびて出てっちゃったのかもしれないけど、そんなはずないんだなぁ...」と同僚に言うと、彼女は、「だって、今、私あの長い長い廊下をずっとずっと歩いて来たけど誰にも会わなかったし、ラボのドアは廊下のずーーっと向こうから見えるけど誰も出て来なかったよ。」と言ったらしい。隠れる所などないオープン・プランのラボで、その晩は二人ともなるべく賑やかに仕事をしたらしい。- - -その次の晩、ラボに到着すると真っ青な顔の同僚が数人駆け寄って来た。朝番を終え、帰り際の同僚だ。同僚にその不思議な体験談をしてから帰ったので、一日中その話は語り継がれていたのだろう。朝番の技師が気付いたのは、新しいラボが、病院の霊安室の三階はなれた真上だという事。それに気付いた彼等が昨夜の霊安室の記録を調べたところ、ちょうどRが白血球カウント結果を記入（時刻付き）した五分ほど前に、急性白血病で亡くなった患者が霊安室に運び込まれていた事。

  2007.08.02

  コメント(8)

• 

  readjustment

  [画像・daybag]街に帰ってきても時々マリン・ラジオで風・波・天気予報を聞いてみては溜め息をつくムーミン。今週から仕事だなんて。都会でもカヤック旅中でも休暇の間はずっとパドリング用デイ・バッグだった。毎年休暇終了後もそのまま数日はこのデイ・バッグを持ち歩いてしまう。さすがにミニ・チェス・ゲームは次回までお留守番になるけれど。五週間の休暇の間夜更かしばかり。特に最近カヤック旅でへなへなになってお昼まで寝坊してしまったり、よせばいいのに一晩でハリー・ポッターの最終巻を読んでしまったりと乱れ放題の生活だったので、いざ仕事開始となると目覚まし時計がちょっぴり怨めしい。今夜も、やっぱりこんな時間になっても二人して眠れなくてばたばた。夜風が冷たすぎるけれど窓を閉めるのがもったいないほどいい香りの晩、羽布団をかぶってごろごろ読書。怪猫も羽布団に沈み込んで喉をごろごろ。庭のラベンダーが今ちょうど満開。今日は帰宅路、実家にちょっぴり寄り道してブルー・ベリーを小さなバケツに一杯摘ませてもらった。今やっと満開のアジサイも。ついでにきゅうりも。おネギも。今年初のイチジクも。ムーミンはズキニの花まで摘んでいたので、明日はどうやらズキニの花のハーブ・ソーセージ炒め詰め。のどかだ。トマトやお豆はまだ花が咲いたばかりだった。夏はまだまだ。それにしてもはやく寝なきゃ。

  2007.08.01

  コメント(2)

• 

  「出会いと別れ恋愛診断」

  「誰にも見られない様に！」とルル父さん様がこっそりしていらした「過去から現在までの彼氏彼女を振り返る恋愛診断」さっそく 勝手に 借りて来てしまった。これが　　　　　　　　　　ざくりと的中して、嬉しい様な、ちょっぴり悔しい様な。データ入力に費やした長い長い時間が報われた様な。アタクシは何故か　　　　　　　　　　「 大恋愛人間 」だとか。ほんと？　タリア川の石さんは、誰もが羨むようないい恋愛を続けてきました。　単に素敵な男性を選ぶというだけにとどまらず、愛のある日々を重ね、　時間をかけて熟成しています。恋愛を通じて大きく成長してきたようで、　今後も大きな幸せが期待できるでしょう。ほんと？[画像・「実践的恋愛成績」]「結婚に向いている人」一位　ムーミンさん　指数99二位　亡き彼さん　　指数98「あなたに合っている人」一位　亡き彼さん　　指数99二位　ムーミンさん　指数99ここらへんどう違うのか？いえ、この二名の他にも数名データ入れたのです。ほんとに。ちなみに気付いたらその他　全員　が今国外で生活をしている、というありさま。同じ国にとどまるのも苦痛だったのか？さらに言われてしまった事：■ なんだかなぁ。おれは「亡き彼」とは別れるべきじゃなかったと思うがな■「亡き彼」はかなり芯の強い男だな。たぶんあんたがいなくてもやっていけると思うぜ　　　　　　　　　　...死んじゃったんですけど。■「亡き彼」さんとは長い恋愛ねぇ。それもそうだわ。すっごい相性が良いみたいですものふぇ～ん。...ムーミンの髪にリボンを五、六本結んでこよう。

  2007.07.30

  コメント(10)

• 

  「enjoy your horrible tooth decay」

  [画像・虫歯のウサギちゃん]「その酷い齲蝕を楽しんでね♪」と朗らかに微笑むウサギちゃんが大好き。祖母が買ってくれた小さな小さな缶。中身のガムが珍しくまずかった　　のだが。なるほど。これなら懲りて虫歯にならないかも。今はビタミン剤と頭痛薬を入れて持ち歩いている。こんな歳になっても祖母にお菓子を買ってもらっているアタクシって...？

  2007.07.30

  コメント(6)

• 

  ハリー・ポッターと怪猫の巻

  [画像・みてみて！]あの噂の最終巻がこんな所に現れた！ボクはミネルバ先生のファンなの。美猫に変身するんだ。ミセス・ノリスにも会ってみ......はっ！！瞬間移動！！！ややや。やっぱりスゴイね。これから読むんだからネタ明かさないでね。にゃんにゃん♪

  2007.07.23

  コメント(16)

• 

  石 vs 砂浜

  [画像・rocky]「僕らの友達で『ロッキー・ビーチ』って名前のヤツがいるんだぜ」なんて言われたって笑うしかない。うっそぉ～～～。みんな笑ってるけど、ねぇ、うそでしょ？　「それどころか、もっと酷いんだ！」え？「その妹がね」「サンドラって言うんだ」...えええぇ...？「そうそう、『サンディー・ビーチ』！！」結局からかわれたのかどうか判らない大学時代の会話をちょっぴり思い出していた。砂浜でのキャンプこそ天国！という人は沢山いる。テントを柔らかい砂に敷き、トロピカル気分を味わえる。だが何もかも砂だらけになる。う～ん。贅沢だがやはり欠点。理想は砂浜から上がると木漏れ日の下に芝が広がっている場合だが、そうそうあるものではない。この写真のように拳大の石がころころの浜でも、その向こうに芝があると幸せ。あぁよかった、と嬉しくなる。一度だけ、石ころころの浜に直接テントを立てるはめになった。寝袋の下にサーマレストを敷いてもなんとなくゴチゴチしてあまりよく眠れなかった。でもそのおかげで、真夜中に　　　　熊さんの家族が遊びに来た時に目が覚めたので感謝した。

  2007.07.23

  コメント(6)

• 

  「ちょんまげ占い」

  [画像・仕事人の瞳？]ムーミンに出会った時、かなり拍子抜けした。バリバリ出来る人だらけのところに、一人だけひょうきんで、一見抜けていて、マイペースで、末には「あなた本当に幼稚園行ったの？」と聞きたくなるほど基礎知識が欠けていて、楽しいけれど不思議なオジサンに見えた。　　　　　　　　　　「何あの人？」「天才秘密兵器」と慕われているにしては抜けすぎている。この人、ちゃんと仕事できるの？何なんだ？当時23歳のアタクシに「ストライクゾーン」と言うものがあれば、ざっと■　頭脳明晰■　読書家■　優しく楽しい■　正義漢■　博学■　冷静沈着■　機略豊富■　何よりも一途に情熱的だっただろう。さらに、ムーミンはずっとずっと年上。十年も。それまで三年以上年上の人と付き合った事があっただろうか。23歳で十年は大きい。まったくの対象外。友人が「ムーミンって可愛い 」「あの人独身？」なんて噂しているのを聞いて　　　　　　　　　　　はぁ？「何考えてんの？」と首を傾げるほどだった。「だってフロードそっくりじゃない！」　...そう？だがそれはある日、一変した。初めて仕事をしている姿を見た時、見間違えじゃないか、と思わず凝視してしまった。姿勢が違う。言葉遣いが違う。闘志がたぎっている積極的な眼差し。今まで、毎日バカ話をしてケラケラ笑っていたのはイッタイ ダレ？？畏敬の念にうたれ口をパクパクしていただろう。瞳の色まで変わっている気がする。こんな輝く目付きが出来る人だったんだ。道理でいつも手強い所に配置されながら毎回奇跡的な成果をあげているんだ。まるでピンチヒッターの様に。道理で皆この人に敬意をしめしてるんだ。なるほど。この日から、見直した。アタクシの見る目がなかっただけなのか。ごめんね　なので今日ちょんまげ占いをしてみて、　　　　　　　　　　「ムーミン」＝「仕事人」と出た時、大爆笑してしまった。図星もいいところ。- - -あなたの時代劇的人格は「仕事人」です。【仕事人（しごとにん）とは？】金で殺しを請け負うプロフェッショナル集団です。それぞれ、表ではまじめな職業についていますが、裏では殺しを行います。証拠は決して残しません。数人で殺し屋の組織を形成しており、鉄の掟に縛られています。依頼者はこの組織の元締めや仲介人にお金を渡して「仕事」を依頼しますが、この際に裏の事情を全て話さなくてはなりません。中村主水（なかむらもんど）などが「必殺」シリーズで一躍有名になりましたが、実際に存在したかどうかは…謎ですね。【あなたの性格】・はっきりとした二面性のある性格で、普段の顔とは別の顔を持つ・基本的に冷静沈着で、めったに取り乱さない・心が冷え切っていてもニコニコ笑える・悪人は許せないが、表立って正義面する人間も嫌い・相性が良いのは深川芸者・相性が悪いのは悪徳商人- - -残念ながらアタクシは「八丁堀の旦那」できっと愛称が良くないんだけど。因にこれも大当たり...？なはは。

  2007.07.21

  コメント(16)

• 

  カヌー・キャンプ十日目の衝撃

  釣った魚と岸で見つけた植物を漁りながらカヌー・キャンプをしようぜ、とろくに食物も持たずに男三人旅にで出かけた時の話を友人Dがしてくれた。「北米でお産」でお馴染みD氏。弁護士二人、元文部大臣一人、計三人のオジサン旅。D氏は二十年ほどカヌー暦があり、自信満々だった。三人で二週間の予定で出かける男のロマンの旅。だが、ちょっと心配でもあった。この元大臣と仕事をした事はあるものの、ひょろひょろの典型的ガリ勉・インドア派に見える彼がカヌー・キャンプでお荷物になるんじゃないか。ひょろひょろのっぽのガリ勉タイプだなんて、人の事言える立場ですか、Dおじさん？Dおじさんは自慢の釣りの腕に物を言わせ、毎日毎日大きなマスを釣り上げた。それを枝に刺して焚き火で炙ったり、捌いてバター焼きにしたり、山草を添え、木の実を添え、美味しく楽しく過ごしたらしい。七日目まではそれだけで面白く、美しい湖畔や穏やかな川を毎日ゆっくり探検した。心配だった元大臣も手にマメを作りながら朗らかに漕いでいる。「いや～、久しぶりだな～」と嬉しそう。だが、いくらなんでも一週間もたつとそろそろお風呂に入りたい、魚以外の物を食べたい、こっそり持って来たバーボンも底をついて来た、と疲れて来る。でも男同士「もう引き返そう」とはなかなか言い出せない物らしい。折角のワイルドな経験に終止符を打つのは惜しい。もう一日、もう一日、と我慢大会の様に延ばしたが、ついに十日目、明日帰ろうと言う事になった。いざ帰るとなると疲れが出て、最終晩のキャンプを設営する場所を探すのも一苦労。そんな時、トポグラフィー・マップ（？地勢図）を眺めていた元大臣が　　　　　　　　　　すっとある場所を指差し、「この茂みの向こうが沼地になってるみたいだね。ブルーベリーかなんかがあるはずだ。ちょっと君たち、コップに三杯ほど摘んで来てくれないか？」と言うのだそう。ブルーベリーだぁ？騙されたと思って行ってみると本当にあったのでびっくり。一通り食べながら摘んで帰ってみると、なんと元大臣が不思議な事をしている。焚き火を起こし、十日間バックパックの底で眠っていたキャンプ・オーブンを引きずり出し、同じく十日間内緒で持っていたパイの生地を、空になったワイン瓶でのばしている。「やぁ、あったみたいだね！口のまわりが真っ青だよ！」と笑っている。で、キャンプ十日目の夜、元大臣が焼いたブルーベリー・パイを食べながら、最後の晩を名残惜しんだという。

  2007.07.21

  コメント(6)

• 

  いつもアザラシ

  [画像・海に雨＝永遠？]青空の下、白頭鷲が弧を描く下漕ぐのもいいけれど、涼しい曇り空も気持ちいい。あと二時間で日没、という時にちょっぴりポツポツと雨が降った。水面に雨が降るありさまを眺めながら漕いでいたら、カヤックのまわりを一時間ほどぐるぐるぐるぐる取り巻いていたアザラシの事を忘れてしまった。雨が海に帰って来たんだ、と思ったとたん、ちょっとしんみりした。アタクシ達もいつか海に戻るんだろうか。　　　　　　　　　　ポチャッ。と静かに頭を出すアザラシと、　　　　　　　　　　ブホッ！とすぐそばで鼻息荒く上がってくるアザラシ。カヤック旅に出ると必ずアザラシがついてくる。好奇心たっぷりで可愛らしい。静かなカヤック旅でこその静かな出会い。うるさい時もある。ある初夏の遠征中、うっかりアザラシの子がいる岸に近付き過ぎて、親に　　　　　　　　　　 びーーっ！びーーっ！びーーっ！びーーっ！びーーっ！といつまでもいつまでも叱られた時がある。ごめんなさい！ごめんなさい！知らなかったんです！ 岩の上に寝転び、尻尾を掲げてポーズしているアザラシが好き。きょとん、とアタクシ達を眺める屈託のない大きな目が好き。一日中こういう岩の上でひなたぼっこしているアザラシもいる。アザラシの集会岩はそっと遠回りするに限る。風上から。だって臭いんだもん。

  2007.07.21

  コメント(0)

• 

  最終巻！harry potter and the deathly hallows

  今晩、町中大騒ぎ。仮装したファンが零時に発売の最終話を抱きしめ、臨時ハリー・ポッター歩行者天国で踊っている。嬉し泣きの男の子が可愛い。それとも、これで終わりだ、と思うと悲しいのかも。アタクシも行ってこようかな。最後だし。

  2007.07.21

  コメント(4)

• 

  カヤックに荷を詰める時

  [画像・全部入るの？]出発前、せっせと積み込んでいると時々観客が集まってしまう。「ほんとにこれ全部持ってくんですか？」と誰もが聞きたくなってしまうほど荷造りが下手なので、ビーチに山積みの荷に自分でも苦笑してしまう。船体だけで43キロもあるため、岸に置いたまま詰めてしまうと持ち上がらなくなってしまう。なのでカヤックを半分浮かせた状態で荷を積む。引き潮の時には波を追いながら、満ち潮には追われながら。せっせ、せっせ。船首・船尾のハッチには細長い物、真ん中のハッチにはその他全部。長い遠征の時には前席の足元にも随分詰められる。濡れては困る荷物は、防水シール・バッグに詰めておく。開け口を揃えて、二、三回ぐるぐるっと巻いて、両端のクリップをパチンと止めると、冒険の始まり。 ハッチ・カバーを閉めて、安全器具（？safety equipment）とデッキ・バッグを固定して、知る人ぞ知るロータス・デザインの pfd（？ライフジャケット）を着けて、最後にもう一度海図を確認して、さぁ、今は漕ぎ出でな！

  2007.07.20

  コメント(4)

全666件 (666件中 201-250件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ... 14 >