☆タムちゃんキョンちゃんの青い空☆

日記を書かない間に　ほんとうにいろいろなことがありました。
私の住んでいるところは　村といっても過言ではないような準過疎地。牛がいて　豚のにおいがして　畑に囲まれているような　のどかな地域。
だけど　いじめは田舎も都会も関係なく　どこにでも起きるようで・・・・

知人の子も　例外ではありませんでした。

ある子が　クラスメート（女子）に背中を蹴られて　歯を折りました。２回目でした。本人はそれをいじめだと解釈していませんでしたが　神経までやられていたそうで　事があまりに大事なので　親は調査をはじめました。そこでわかったことが　叩かれたりつままれたりしていることは日常茶飯事だったということ。目撃談も数多くありました。

でもその子どもは　「チクったと言われてよけいいじめられるから　言わないで」と懇願したそうです。

相手の親はお見舞いを持って謝りに来たそうですが　子どもは謝らなかったといいます。しかも　歯医者の先生も相手の親に　「これぐらいで治療費は払わなくていいのよ」と言ったそうです。

我が子がいじめられているということを知ったその知人は　とても悩んでいましたが　ある日　また別の同級生が　「いじめられてるっていうけど　あなたの子も　○ちゃんをいじめてるわよ」と　打ち明けたそうです。たしかに○ちゃんも　いじめられやすい風貌です。

色々とゴチャゴチャあって　いじめた子も悪気はなかった、他の子をいじめていたという我が子もいじめてはいなかったと言う事が分かり（でも　クラス全員でシカト気味にしていた）　やや安心した様子の知人でした。知人は　「生きていてくれるだけでよかった」と　泣きながら言いました。

私は　最後に会ったとき「今夜は子どもさんとよく向き合ってあげてください。お母さんが話しきいてくれるだけでどれだけ救われるかしれないし」と言ったのですが　その夜　その知人は　ご飯をさっさと済ませた後子ども３人を家に置いて　呼ばれるままに友達とファミレスに話しに行ったと聞き　ビックリ。今は友達と喋るより　子どもと話すのが必要なのではないかと。私とは考え方が違うと思いました。友達より家族だろぉ？って　残念でした。
肝心なことを見失ってはいけないと思います。　

それに　呼ぶほうも呼ぶほうじゃないかな。一番大事な夜に　「励まそう会」を開くだなんて　そういうのって　ほんとに友達思いと言えるのかなーと。私も呼ばれて　「え？」っと思いながらも　状況を知りたかったのもあるので　家の事を済ませて　タムにばれないようにタムを寝かしつけてから　かなり遅れて行きましたが　ただのお喋りにしか　思えませんでした。

考え方はひとそれぞれ違うので　黙っていましたけれど。

私は　家庭が第一です。だから　タムをないがしろにしてまで　お付き合いはしたくないと　思います。

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また同時に　ある友達が急に怒りながら我が家を訪れました。
「タムちゃんを　あの子と付き合わせないほうがいいよ！！！」

頭から湯気が出ている彼女に何があったか聞くと　あるクラスメート（Ｍちゃん）が遠足の時　ある子を泣かせてしまいました。そこで　心優しい彼女の子ども、○ちゃんが「どうしたの？」と駆け寄ると　「○ちゃんには関係ないでしょ！」と突っぱねたそうです。　○ちゃんいわく　その子はいつもいつも　そう言って　自分だけを仲間はずれにするというのです。

そして　いつも　自分の方を見ながら　こしょこしょ話（こそこそ話）を　しているそうです。

○ちゃんいわく　「タムちゃんや　モエちゃん　アヤや　誰ちゃんは　優しい。そんなことしない」と言っているそうで　なかでも　タムのことが一番好きなのに　近くにその子がいるから　いけないんだそうです。○ちゃんがタムと遊ぼうとしても　「○ちゃんには関係ないでしょっ！」と言って　邪魔をするんだそうです。

でも　私には　なぜその子が○ちゃんを嫌うか　なんとなく分かってました。その子の親が○ちゃんをきっと好きじゃないからです。親が余計な事を言うから　子どももバカにしたような態度をとるのではと。
もちろん彼女にはそんな事は言いませんが　嫌う理由も一理あります。私は　今まで言うまいと思っていましたが　あっちだけを責めるのはどうも納得が行かないと思ったので　彼女が喋り終えるのを待って　そのことを話しました。

すると彼女は　少し冷静になりました。
「そうか　そういうことがあったんだね。もっと早く教えて欲しかった。じゃ　うちの子だけが悪いとは言えないね・・・」

だけど　だからと言って　言葉で傷つけていいとは限りません。
それに　「一緒に３人で遊ぼうよ」と言えないタムにも問題があります。これは二人だけの問題じゃないと思います。
「先生にも相談したら？」と言うと「先生は当てにならない」と言いました。それは確かにそうかも。あまり人間的にはどうかな？という感じの先生なので　片方だけを怒ったり　ヒスを起こしたり　大ごとにしそうな印象が。


遠足の一緒に座る子にしたって　最初タムたちは４人ぐらいで座る約束をしていたのに　８人ぐらいに膨れ上がったそうです。でも　その「いじわるをする子」が　また別な子を　のけものにしたそうです。
それを見ていた○ちゃんが　「こっちくれば」と声を掛けたのに　その別な子は「いい」と　気を使ってどっちにも入らず　一人で食べていたそうです。
それを見た担任が　その別な子をタムたちのグループに入れてくれたそうなのですが　そういう　優しい部分を持った○ちゃんでもあります。それに　あの先生でもそれぐらいの措置はとれるのだなぁと　思いました。
「先生にも　一言相談しておいたほうがいいよ。でも　先生が勝手に　突っ走らないように　“しばらく様子を見ててください”と　お願いしておいたほうがいい」。　

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彼女はお茶を一口飲んで言いました。
「おもちゃやゲームがないから遊んでもらえないのかな・・・？」
「○ちゃんは礼儀正しいってよく言われるけど　それが行き過ぎてバカにされるのかも・・・。だから挨拶も程々にしなさいって　子どもには言ったの」。

完全に参ってます。
我が子を否定しています。
そして　私も　その気持ちはよく分かります。
私こそ　中３のころ　登校拒否してたんですもん！
私の場合は　いじめではなく　クラスメートに恵まれず　おもしろくなかっただけだったんですけどね♪

でも　○ちゃんと一緒で　こう見えて繊細なんですよ。
間違った事も嫌いです。
それがまかり通ってることも　嫌いでした。
だから　○ちゃんの気持ちよく　分かるんです。
私も○ちゃんも　すごく気を使ってました。
昔書いた日記「悪者がのさばる職場」（タイトルが不明瞭だワ）でも　分かると思います。
相手にむかついてもほっとけなくて　悩むんですよ。すごく。

それは○ちゃんママも言ってました。
「Ｋちゃんだけは助けないと　Ｍちゃんのいじめに遭ってしまう、と　○が　言っているの」と。
それは　自分の連れがいなくなるからという打算かもしれないし　とも言っていましたが　あながちそうとも言えないかもしれません。


私は　彼女に言いました。「あんなに礼儀正しく出きることは○ちゃんの財産だし　今はそういう礼儀正しいことがダサい　ドンくさいと思っても　大きくなってからきっと実に成り花が咲くよ。だから　その信念は貫いて」。

「そうかなぁ」と彼女は半信半疑で言いました。
○ちゃんは　友達を作るために媚を売って　別の子のパシリになったり　後ろばっかり着いているそうです。彼女は　「情けないよ。電話を掛けるところで　その子の傘まで学校に取りに行かされてたんだよ。いっつも○のこと無視するくせに　そんな時ばっかり寄ってきて。。」

湯気が湯気が！！！

でも　本音を言えば　最初のいじめっ子（？）とは　仲良くなりたいみたい。
○ちゃんは　他の友達がいるからそれでいいじゃないかと思った事もありますが　タム達のにぎやかメンバーに入りたいみたいで（別にタムが中心人物ではないですよ）　遠足の時　彼女いわく　我が子が「おとなしいメンバー」の一員だったのが　あまり気に入らないみたい。


タムはたまたまズンナイ（うるさい）方のメンバーにいるけど　○ちゃんは○ちゃんで優しい子だし　まじめな良い子。別にわざわざ合わない子にしがみついてまでとも思うんだけどなぁと思いながら　でも　タムメンバーに入れたい彼女の気持ちも分かる気がする。

彼女は　親に文句を言う！！！といきまいていたが　旦那さん同士が親しい仲なので　それは角が立つから止めた。

「まずは情報を仕入れないといけないけど、タムにも聞いて見るけど　あの子は鈍感だから　気づいていないかも。他に　それとなく相談ができる人は？」と聞くと　私以外に誰もいないと言う。唯一男の子の親の名前をあげ　とてもしっかりした考えを持ってはいるけど　情報を仕入れるには　男の子ではイマイチ分からない部分だと思う。


「今はまだ動かないで。下手に親に文句を言ったりすると　角が立つから　タムに聞いて見るから待ってて。だけど　間を取り持とうとしないタムも悪いんだよ。それにこれは　○ちゃんとＭちゃんだけの問題じゃないと思う。」

すると　彼女は少しだけ落ち着いて帰って行った。　

私はそれから　すぐに別の友人に電話をした。
私が困ったときにいつも助けてくれる　元クラスメート。
彼女は私にこうアドバイスをくれた。
「個人懇談も近いんだったら　先生からアンケートを取って貰ったらどうかな？去年の先生はよくしていたよね！子どもたちから　悩んでいる事やいじめられた事はないか　聞き出すの。Ｍちゃんママは我が子がそんなことしてるって多分知らないから　それを　それとなく個人懇談で話ししてもらったらいいんじゃないかな。お宅のお子さんがって言わないで　うまく　クラス全体の問題として　伝えて貰ったら　ｋ角も立たないんじゃないかしら・・・だけど　Ｍちゃんも　ほんとは可哀想なんだと思う。小さい子がいるし　お姉ちゃんだからって　お母さんに構って貰えないところが大きいと思うよ。・・・○ちゃんママに言ってて！“○ママのしつけは間違ってないよ、そのままでいってね”って！」　

この子のこういった一言が　元気をくれる。

続く